C ユーザーズガイド

-Zlp

(SPARC) ループプロファイラであるループツール用にオブジェクトファイルを準備します。その後 looptool(1) ユーティリティを実行して、プログラムに関するループ統計を生成することができます。このオプションは -xdepend とともに使用してください。 -xdepend が明示的または暗黙的に指定されていない場合は、-xdepend を有効にして警告を出します。最適化が -xO3 以上でない場合は -xO3 に上げられ、警告が出されます。通常、このオプションは、ループ並列化オプション、-xexplicitpar、 -xautopar、-xparallel のうちの 1 つと組み合わせて使用します。

Sun WorkShop には、MPC オプションを使用するために必要なライセンスが含まれます。コードの実行速度を高めたければ、このオプションにはマルチプロセッサシステムが必要です。シングルプロセッサシステムでは、通常、生成されたコードの実行速度は低下します。

コンパイルとリンクを別々に実行し、コンパイルに -Zlp を指定する場合は、リンクにも必ず -Zlp を指定してください。

1 つのサブプログラムを -Zlp を用いてコンパイルする場合、そのプログラムのすべてのサブプログラムを -Zlp を用いてコンパイルする必要はありません。ただしループ情報が得られるのは -Zlp を用いてコンパイルしたファイルだけで、プログラムに他のファイルが入っているかどうかの通知はありません。