cscope は、画面指向ツールです。使用できる端末は、端末情報ユーティリティ (terminfo) データベースに書かれているものに限られます。TERM 環境変数を自分の端末タイプ <端末名> に設定してあることを確認してください。cscope は TERM 環境変数の値を見て、それが terminfo データベースに存在するか確認します。まだ設定していない場合は、次のようにして TERM に値を設定し、それをシェルに伝えます。
$ TERM= <端末名>; export TERM
% setenv TERM <端末名>
次に、EDITOR 環境変数に値を設定します。デフォルトでは、cscope は vi エディタを起動します (本章の例も vi を使用して説明しています)。vi を使用したくない場合は、EDITOR 環境変数を任意のエディタ名に変更して、EDITOR をエクスポートします。
$ EDITOR=emacs; export EDITOR
% setenv EDITOR emacs
cscope とエディタ間のインタフェースを設定しなければなりません。詳細は、「エディタのコマンド行構文」を参照してください。
cscope を表示するためだけに使用したい (編集は使用しない) 場合は、VIEWER 環境変数を pg に設定して VIEWER をエクスポートします。cscope は vi の代わりに pg を起動します。
環境変数 VPATH には、ソースファイルの検索対象ディレクトリを指定します。「ビューパス (Viewpath) 」を参照してください。