C ユーザーズガイド

-errchk=l(, l)

値渡しされた構造体引数 structarg を検査します。ロング整数、およびポインタのサイズが 64 ビットの環境への移植性を検査します。

l には、次に示す 1 つまたは複数の項目をコンマで区切って指定します。

%all

errchk による検査をすべて実行します。

%none

errchk による検査を行いません。これはデフォルトです。

longptr64

ロング整数、およびポインタのサイズが 64 ビットと標準整数のサイズが 32 ビットの環境への移植性を検査します。明示的なキャストが使用されている場合でも、ポインタ式とロング整数式の標準整数への代入を検査します。

no%longptr64

errchk による longptr64 の検査を行いません。

値は、コンマを用いて組み合わせることができます。 -errchk=longptr64,structarg

デフォルトは、-errchk=%none です。-errchk だけを指定すると、 -errchk=%all を指定するのと同じことになります。

no%structarg

errchk による structarg の検査を行いません。

33

parentheses

コードの保守性を高めます。-errchk=parentheses で警告が返された場合は、さらに括弧を使用して、コード内の演算の優先順位を明確に指示することを検討してください。

sizematch

小さな整数に大きな整数が代入された場合に警告を発行します。この警告は、サイズが同じであっても、符号が異なる整数間の代入 (unsigned int = signed int) についても発行されます。

structarg

値渡しされた構造体引数 structarg を検査します。仮引数の型が不明の場合は、その旨が報告されます。