ヘッダーファイル中の宣言の対応とマクロの検査を行います。c には、検査項目である macro、extern、%all、%none、no%macro、no%extern の 1 つまたは複数をコンマで区切って指定します。
表 5-4 -Ncheck の値
値 |
意味 |
---|---|
macro |
ファイル間でのマクロ定義の一貫性を検査します。 |
extern |
ソースファイルとそれに関連するヘッダーファイルとの間の宣言の 1 対 1 対応を検査します (たとえば <ファイル 1>.c と <ファイル 1>.h )。ヘッダーファイルの extern 宣言に余分も不足もないことを確認します。 |
%all |
-Ncheck のすべての検査を実行します。 |
%none |
-Ncheck の検査を実行しません。これがデフォルトです。 |
no%macro |
-Ncheck のマクロ検査を実行しません。 |
no%extern |
-Ncheck の extern 検査を実行しません。 |
デフォルトは -Ncheck=%none です。-Ncheck だけを指定すると、-Ncheck=%all を指定するのと同じことになります。
値はコンマを用いて組み合わせることができます (例 : -Ncheck=extern,macro)。
次に例を示します。
% lint -Ncheck=%all,no%macro
この例はマクロ以外のすべての検査項目を実行します。