Solaris オペレーティング環境では、いくつかのライブラリが /usr/lib にインストールされます。このライブラリのほとんどは C インタフェースを持っています。デフォルトでは libc、libm、libw ライブラリが CC ドライバによってリンクされます。ライブラリ libthread は、-mt オプションを指定した場合にのみリンクされます。それ以外のシステムライブラリをリンクするには、 -l オプションでリンク時に指定する必要があります。たとえば、libdemangle ライブラリをリンクするには、リンク時に -ldemangle を CC コマンド行に指定します。
demo% CC text.c -ldemangle
C++ 5.0 コンパイラには、独自の実行時ライブラリが複数あります。すべての C++ アプリケーションは、CC ドライバによってこれらのライブラリとリンクされます。 C++ 5.0 コンパイラには、これ以外にも便利なライブラリがいくつかあります。詳細は、詳細は、「C++ コンパイラで提供されるライブラリ」の節を参照してください。