C++ ユーザーズガイド

-Dname[=def]

プリプロセッサに対してマクロシンボル名 name を def と定義します。

このオプションは、ソースファイルの先頭に #define 指令を記述するのと同じです。-D オプションは複数指定できます。

次の値は SPARC と x86 用に事前定義されています。

_ _BUILTIN_VA_ARG_INCR (varargs.hstdarg.h および sys/varargs.h 内のキーワード _ _builtin_alloca_ _builtin_va_alist、および _ _builtin_va_arg_incr で使用)

_ _cplusplus

_ _DATE_ _

_ _ FILE_ _

_ _LINE_ _

_ _STDC_ _

_ _TIME_ _

_ _sun

sun については、次の値があらかじめ定義されています。

_ _SUNPRO_CC=0x500 (__SUNPRO_CC の値はコンパイラのリリース番号です)

_ _SUNPRO_CC_COMPAT=(4|5)

_ _SVR4

_ _'uname -s' 'uname-r'の結果_ (unameuname -s の結果であり、無効な文字は下線で置き換えられます。たとえば、-D__SunOS_5_3-D_SunOS_5_4 のようになります。)

_ _unix

次の値は UNIX 用に事前定義されています。

_WCHAR_T

次の値は SPARC 用にのみ定義されています。

_ _sparc (32 ビットコンパイルモードのみ)

次の値は SPARC v9 用にのみ定義されています。

__sparcv9 (64 ビットコンパイルモードのみ)

次の値は x86 用にのみ定義されています。

_ _i386

これらの値は、#ifdef のようなプリプロセッサに対する条件式の中で使用できます。

デフォルト

=def を使用しないと、name は 1 になります。

関連項目

-U