C++ ユーザーズガイド

-fround=r

起動時に IEEE 丸めモードを有効にします。

このオプションは、次に示す IEEE 754 丸めモードを設定します。

内容は、ieee_flags サブルーチンと同じです。これは実行時のモードを変更するために使用します。

r には次のいずれかを指定します。

r の値

意味 

nearest

tozero

negative

positive

最も近い数値に丸め、中間値の場合は偶数にします。 

ゼロに丸めます。 

負の無限大に丸めます。 

正の無限大に丸めます。 

デフォルト

-fround オプションを指定しないと、丸めモードは -fround=nearest になります。

警告

1 つのルーチンを -fround=r でコンパイルした場合は、そのプログラムのすべてのルーチンを同じ -fround=r オプションでコンパイルする必要があります。そうしないと、予期しない結果が生じることがあります。

このオプションは、メインプログラムをコンパイルするときにだけ有効です。