C++ プログラミングガイド

例外を無効にする

プログラム内で例外を使用しないことがわかっている場合は、コンパイラオプション -features=no%except を使用して、例外処理を行うためのコードが生成されないように設定できます。このオプションを使用すると、コードのサイズが幾分小さくてすむほか、コードの実行が速くなります。しかし、例外を無効にしてコンパイルされたファイルが例外を使用するファイルにリンクされる場合は、例外を無効にしてコンパイルされたファイル内の一部の局所的なオブジェクトは例外発生時に破壊されません。デフォルトでは、コンパイラは例外処理を行うためのコードを生成します。時間と容量のオーバーヘッドが重要でないかぎり、例外を有効にすることをお勧めします。