throw 文は、次の例外ハンドラに例外とその値を送出するために使用されます。通常のthrow ブロックは、キーワード throw と式から構成されます。式の結果の型によって、どの catch ブロックに制御が移るかが決まります。catch ブロック内では、現在の例外と値は throw キーワードだけ (式は不要) で再送出できます。
この例では、try ブロック中の関数呼び出しは f() に制御を渡します。f() は Overflow 型の例外を送出します。この例外は、Overflow 型の例外を処理する catch ブロックによって処理されます。
class Overflow { // ... public: Overflow(char,double,double); }; void f(double x) { // ... throw Overflow('+',x,3.45e107); } int main() { try { // ... f(1.2); //... } catch(Overflow& oo) { // Overflow 型の例外をここで処理する } }