C++ 移行ガイド

Rogue Wave Tools.h++

Sun C++ 4.2 コンパイラでは、バージョン 7 の Rogue Wave Tools.h++ がデフォルトで提供されていました。また、旧リリースのコンパイラとの互換性を維持するために、バージョン 6 の Tools.h++ も提供されていました。

C++ 5.0 コンパイラでは、バージョン 6 の Tools.h++ は提供されません。バージョン 7 だけが提供されます。互換および標準のどちらのモードでも、C++ 5.0 コンパイラのデフォルトはバージョン 7 の Tools.h++ です。

RogueWave Tools.h++ バージョン 7 ライブラリは、従来の入出力ストリームで構築されています。したがって、RogueWave Tools ライブラリを標準モードでインクルードする場合は、入出力ストリームもインクルードする必要があります。ただし、古い形式と新しい形式の入出力ストリーム (標準の入力ストリームと出力ストリーム cincoutcerr を含む) を同じプログラムで使用しないように注意が必要です。これらが混在していると、重大な問題を引き起こすことがあるのでお勧めできません。

RogueWave Tools.h ライブラリを標準モードで使用する場合は、次のコンパイラオプションを使用します。

RogueWave Tools.h ライブラリを互換モードで使用する場合は、次のコンパイラオプションを使用します。

Tools.h++ へのアクセス方法の詳細については、『C++ ユーザーズガイド』または CC.1 マニュアルページを参照してください。