Sun Ray Enterprise Server Software 1.0 管理マニュアル

仮想デバイスドライバ

画面表示の描画処理 (たとえば、フォント、ブレンド処理、オーバーレイ、複合化など) は、すべて Sun Ray server software が実行します。ピクセルは、アプリケーション固有の形式を用いて、Sun Ray 1 appliance に送信されます。Sun Ray server software では、API の編集および変更はしません。Sun Ray 1 appliance では、利用可能なレンダリング API (たとえば、X11 インタフェース) ごとに仮想デバイスドライバを使用します。JavaTM の描画はすべて、X サーバー (UNIX® サーバー)、または Win 32 インタフェース (Microsoft Windows NT サーバー) で処理されます。Win 32 インタフェースからの描画出力は、Solaris サーバーで稼動する Citrix クライアントを介して、ネイティブな Sun Ray プロトコルに変換されます。

Sun Ray 1 appliance では 24 ビット画像を使用しているため、内部変換プログラムによっては、8 ビットのインデックス付きカラーを必要とする古いプログラムを、Sun Ray 1 appliance が利用できる 24 ビット形式に変換します。デフォルトの画像タイプは、24 bpp (bit per pixel) です。また、Sun Ray 1 appliance のデフォルトの画面サイズは、1280 × 1024 ピクセルです。