この章では、Solaris Easy Access Server 製品の文書の誤りについて説明します。さらに、『Solaris Easy Access Server 3.0 のインストール』の「SEAS 3.0 文書のインストール」に記載されている AnswerBook 文書コレクション以外で、本書の「はじめに」の「構成要素製品の最新情報」に記載されていない日本語の文書について説明します。
この現象は Netscape を利用している環境では発生しません。
回避方法 : この場合 AB2 server を ja locale で起動し直してください。
sun# /usr/lib/ab2/bin/ab2admin -o stop sun# LANG=ja sun# export LANG sun# /usr/lib/ab2/bin/ab2admin -o start |
「第 6 章 SEAS 製品の構成方法」で、WBEM の構成方法のページに、以下のような記述がありますが誤りです。 (バグ ID : 4266237)
「インストールでは、SDS のパスワードを入力するプロンプトは表示されず、SDS は起動しません。」
インストール時に、SDS のパスワードは要求されます。パスワードを入力するとWBEM が構成されて SDS が起動します。パスワードを入力しない場合には、WBEM は構成されず、SDS も起動しません。この場合は記述にあるように wbemconfig スクリプトを使用してWBEM の構成を行なってください。
対象となる文書 : 『Solstice Internet Mail 2.0 のインストール』
『Solstice Internet Mail 2.0 のインストール』の 9-10 ページ に /etc/service と /etc/inetd.conf のインターネットサービス名が pop-3 とありますが、これは pop3 の誤りです。
対象となる文書 : 『Solaris PC NetLink 1.1 ご使用にあたって』
「WINS サーバーを WINS クライアントとして構成する」では、回避方法としてコマンド winsadm -p ipaddress を使用するように記述されていますが、これは間違いです。正しいコマンドは、 winsconf -p ipaddress です。
C ロケール上でオンラインヘルプを表示した場合、以下の誤りがあります。
対象となる文書 : 『Solaris Management Console オンラインヘルプ』 (バグ ID : 4168337)
「Solaris Management Console Overview」の「To View the Server Audit Log」で監視ログファイルを /usr/adm/messagesとしていますが、これは誤りです。正しい監視ログファイルは /var/adm/messages です。
対象となる文書 : 『Solaris Management Console オンラインヘルプ』
「CD Installation Procedure」の節にある次の記述は誤りです。
# cd /cdrom/cdrom0/products/Solaris_Management_Console_1.0/Solaris_2.6正しい記述は次のようになります。
# cd /cdrom/cdrom0/products/Solaris_Management_Console_1.0
対象となる文書 : 『Solaris Management Console オンラインヘルプ』 (バグ ID : 4178308)
「Solaris Management Console Troubleshooting」という見出しのヘルプに、「SMC Server: No Applications Shown」という項目があり、この項目に次のような記述があります。「jar -cf コマンドを使用して、問題の jar ファイルの内容を一覧表示することができます。」
正しいコマンドは、jar -tf /usr/sadm/smc/beans/SMC.jar です。jar -cf コマンドを使用すると、バックアップファイル (SMC.jar.bak) が壊れてしまいます。
対象となる文書 : 『Solstice DiskSuite 4.2 ご使用にあたって』
『Solstice DiskSuite 4.2 ご使用にあたって』の 34 ページに、チャネルの異なる 2 つの EIDE ドライブをミラー化することができるという意味の説明があります。これは、事実ではありません。同ページの表 1-3 で示される構成だけサポート対象となります。
対象となる文書 :『Sun Directory Services 3.1 README』
「ライセンスパスワードの入手」という見出しで始まる文章の中に次の記述があります。 「Sun Directory Services 3.1 には、5,000 エントリのライセンス証書が添付されています。」 SEAS3.0 に含まれる Sun Directory Services 3.1 では、5,000 エントリのライセンス証書は添付されておりませんので、この記述は間違いです。
対象となる文書 : 『Sun WBEM 開発ガイド』
パート II Sun WBEM SDK の第 3 章から MOF コンパイラについての記述がありますが、Sun WBEM 1.0 では、MOF コンパイラは Sun WBEM SDK には入っていません。MOF コンパイラは Solaris WBEM Services に入っているので、この章は本来 Solaris WBEM Services のパートに入るべきものです。
AnswerBook 文書コレクション以外で、「はじめに」の「構成要素製品の最新情報」に記載されていない日本語の SEAS 3.0 文書は次のとおりです。
表 7-1 その他の SEAS 3.0 日本語文書