ロギングサービスは、Solaris WBEM Services または Sun WBEM SDK のコンポーネントによるすべてのアクションを記録します。このサービスでは、通知用のメッセージとエラーメッセージがログに記録されます。たとえば、ユーザーがシリアルポートを無効にすると、シリアルポートプロバイダによってこの情報が自動的に記録されます。システムエラーなどの障害が発生すると、WBEM 管理者はログ記録を検査して発生原因を調べることができます。
Sun WBEM SDK と Solaris WBEM Services のコンポーネント、アプリケーション、およびプロバイダはすべて、イベントに応答してロギングを自動的に開始します。たとえば、CIM Object Manager は、インストールと起動が終わると自動的にイベントを記録します。
WBEM 環境向けに開発されるアプリケーションとプロバイダには、ロギングを設定できます。詳細は、「API によるロギングの有効化」を参照してください。ログデータは、通常の管理や、アプリケーション用に開発するロギング機能のデバッグのために、CIM WorkShop で表示することもできます。