ロギングサービスは、一般的なログファイルとして、アプリケーションログ、システムログ、およびセキュリティログの 3 種類を提供しています。ログ記録は、通知用のメッセージであることも、エラーまたは警告を記述したデータであることもあります。ログに表示できる標準のフィールドがデータに定義されていますが、ログはすべてのフィールドを使用するとは限りません。たとえば、通知用のログではイベントについて説明した簡単なメッセージが示され、エラーログでは詳細なメッセージが示される場合があります。
ログデータフィールドの中には、CIM Repository 内のデータを識別するものがあります。これらのフィールドは、Solaris_LogRecord クラス内の読み取り専用のキー修飾子が付けられたプロパティです。これらのフィールドの値は設定できません。ログファイル内の次のフィールドの値は設定できます。
Category - ログファイルの種類
Severity - ログファイルへのデータ記録の原因となった状況の重大度
AppName - データを出したアプリケーションの名前
UserName - ログデータが生成された時にそのアプリケーションを使用していたユーザーの名前
ClientMachineName - ログデータを生成した状況が起きたコンピュータの名前
ServerMachineName - ログデータを生成した状況が起きたサーバーの名前
SummaryMessage - 状況を説明する簡単なメッセージ
DetailedMessage - 状況を説明する詳しいメッセージ
Data - ログメッセージの解釈のためにアプリケーションとプロバイダが提示できる背景情報