Solaris_NamespaceAcl は、Solaris_Acl 基底クラスを拡張したサブクラスです。Solaris_NamespaceAcl は、この基底クラスからデフォルト値 r (GUEST およびすべてのユーザーの読み取り権) を持つ文字列プロパティ capability を継承します。Solaris_NamespaceAcl クラスは、次の重要なプロパティを定義します。
プロパティ | データ型 | 目的 |
---|---|---|
nspace |
文字列 |
このアクセス制御リストが適用されるネームスペースを識別する。ネームスペースに存在できるのは、ネームスペース ACL のインスタンス 1 つだけである |
Solaris_namespaceAcl クラスのインスタンスを作成します。次に例を示します。
// Solaris_namespaceAcl クラスを取得 cimclass = cc.getClass(newCIMObjectPath("Solaris_namespaceAcl"); // Solaris_namespaceAcl クラスの新しいインスタンスを作成 ci = cimclass.newInstance();
capability プロパティに目的のアクセス権を設定します。次に例を示します。
/* root¥molly ネームスペースに対するアクセス権 (capability) を rw (読み取り権と書き込み権) に変更 */ ci.updatePropertyValue("capability",new CIMValue("rw")); ci.updatePropertyValue("nspace",new CIMValue("root¥molly"));
インスタンスを更新します。次に例を示します。
// 更新されたインスタンスを CIM Object Manager に渡す。 cc.setInstance(new CIMObjectPath(),ci);