Sun Cluster 2.2 のシステム管理

SunNet Manager での SNMP エージェントの使用

クラスタ SNMP エージェントは、SunNet Manager で使用できます。SunNet Manager を使用してクラスタを監視する前に、次の作業を行なってください。


注 -

これらの作業は、SNMP に UDP ポート 161 が使用されていることを想定しています。「クラスタ SNMP エージェントポートの構成」で説明しているようにポート番号を変更した場合は、そのポートを使用するために SunNet Manager SNMP プロキシエージェント na.snmp を実行する必要があります。


SunNet Manager で SNMP エージェントを使用してクラスタを監視するには

  1. SunNet Manager コンソールで、クラスタ MIB /opt/SUNWcluster/etc/sun.mib/opt/SUNWconn/snm/agents/cluster.mib にコピーします。

  2. SunNet Manager コンソールで、コピーされた cluster.mib ファイルに対して mib2schema を実行します。

    # /opt/SUNWconn/snm/bin/mib2schema cluster.mib
    
  3. Sun Cluster 管理ワークステーションで、snmpd.conf ファイルを編集し、trap キーワード内のパラメータ文字列を SunNet Manager コンソールの名前に設定します。

    snmpd.conf ファイルの編集の詳細は、snmpd.conf ファイルの変更」を参照してください。

  4. Sun Cluster 管理ワークステーションで、監視するクラスタごとに smond_conf コマンドを実行します。次に例を示します。

    # /opt/SUNWcluster/bin/smond_conf -h [clustername ...]
  5. cluster-snmp のプロキシを、SunNet Manager コンソールの名前になるように設定します。


    注 -

    クラスタを監視するには、SunNet Manager を使用して管理ワークステーションの監視も行う必要があります。


smond を再構成して別のクラスタを監視するには

smond デーモンを再構成して別のクラスタを監視できます。

  1. 次のコマンドを使用して、snmpd デーモンを停止します。

    # /opt/SUNWcluster/bin/init.snmpd stop
    
  2. 次のコマンドを使用して、smond デーモンを再構成します。

    # /opt/SUNWcluster/bin/smond_conf -h [clustername ...]
  3. 次のコマンドを使用して、snmpd デーモンを起動します。

    # /opt/SUNWcluster/bin/init.snmpd start
    
  4. 次のコマンドを使用して、smond デーモンを起動します。

    # /opt/SUNWcluster/bin/smond_ctl start