クラスタ構成データベース (CCD) の有効で整合性のあるコピーを選択するために必要なクラスタ構成データベースのセット。
「クラスタ定足数」を参照。
メタデバイスの構成やそのメタデバイスの状態を格納するために使用される複製データベース。
Sun Cluster が最初にインストールされたときに、各論理ホスト上に作成される特殊なファイルシステム。Sun Cluster および階層化されたデータサービスによって、それらの管理データを格納するために使用される。
すべてのノードが共用ディスクに直接接続されている状態。
ある数 (N) のアクティブサーバーと、1 つ (+1) のホットスタンバイサーバーが接続されている状態。アクティブサーバーは、実行中のデータサービスを提供し、アクティブサーバーに障害が発生した場合は、ホットスタンバイサーバーがデータサービス処理を引き継ぐ。
プライベートネットワークインタフェースとして使用される高速インターコネクト。
ディスクのストライプ化、連結、ミラー化、UFS ロギング、メタデバイスやファイルシステムの動的成長、メタデバイス状態データベースの複製などにより、データの信頼性を向上させるソフトウェア製品。
複数のマシンが、互いにバックアップを行なっている間に、読み取り・書き込みデータサーバーとして機能することを可能にするソフトウェアおよびハードウェア。
UNIX ファイルシステム (UNIXTM File System) のこと。
Solstice DiskSuite の構成では、UFS ファイルシステムを含むトランスデバイスのコンポーネント。
UFS (マスターデバイス) に UFS の更新情報が適用される前に、その情報をログ (ロギングデバイス) に記録すること。
Solstice DiskSuite の構成では、UFS ログを含むトランスデバイスのコンポーネント。
高可用性データサービスを提供する Sun Cluster 構成内のノード。
パラレルデータベースソフトウェアや高可用性データサービスを実行するために同時に構成される 2 つから 4 つのノード。
クラスタ SNMP (ネットワーク管理プロトコルの一種。Simple Network Management Protocol の略) エージェントは、複数のクラスタ (最大 32 個) を同時に監視するために使用する。
クラスタノード間のプライベートネットワークインタフェース。
Sun Cluster の一部として使用される物理マシン。クラスタホストやクラスタサーバーと同義。
単一クラスタ管理フレームワーク下で動作する二対の Sun Cluster のノード。
損傷していたり一貫性のないデータがクライアントに送信されることや、データベースの破壊を防止するために、クラスタメンバーシップの一貫性を維持するソフトウェア。ノードがクラスタに結合される、あるいは切り離されるなどのメンバーシップの変化が生じると、CMM がさまざまなシステムサービスの広域的な再構成をノード上で実行する。
HA データサービスや他の Sun Cluster 構成のデータを格納するために使用できる可用性の高い複製データベース。
クラスタの状態に重要な変更 (テイクオーバー、スイッチオーバー、物理ホストの再起動など) があった場合に必ず呼び出される順序付けされた多重ステッププロセス。クラスタ再構成をしているとき、Sun Cluster ソフトウェアは、動作し通信しているすべての物理ホストと協調動作する。各物理ホストはどの論理ホストによって制御されるかを決定する。
クラスタメンバーシップに属することができるクラスタノードのセット。
Solstice DiskSuite 構成では、メディエータのデータが最後に更新された時に、特定の状況が合致すれば、メディエータホストの in-core 状態が設定される。この状態は、メディエータホストの定足数に満たない場合でも、操作を続けることを許可する。
Sun Cluster の一部として使用される物理マシン。 Sun Cluster 関連のマニュアルでは、ホストやノードと同じ意味で使用している。
ミラーの一部であるメタデバイス。「ミラー化」も参照。
1つの操作可能な HA サーバーから他のサーバへ論理ホストを同調して移動すること。haswitch(1M) コマンドを使用して管理者によって実行される。
SCI および Ethernet リンクや、スイッチのセッションを管理するソフトウェアコンポーネント。
N to N トポロジを参照。
連結と似ているが、コンポーネントブロックのアドレス指定は順次配置されるのではなく、スライス (パーティション) 上でオーバーラップされずに飛び越される。ストライプ化は、性能向上のために使用される。異なるコントローラ上のディスクにデータをストライプ化することで、複数のコントローラがデータに同時にアクセスできる。
1 つの HA 構成の中で、2 つのサーバー間を 1 つの単位として移動する多重ホストディスクの明確に定義されたグループ。Solstice DiskSuite ディスクセットや Sun StorEdge Volume Manager ディスクグループのこと。
「ディスクグループ」を参照。
多重ホストディスクを格納する物理記憶装置。SPARCstorage Array、SPARCstorage Array、Sun StorEdge A3000、Sun StorEdge A5000 などのこと。
障害が検出された後に、ある HA サーバーから他のサーバーに論理ホストを自動的に移動すること。障害が発生した HA サーバーは、論理ホストをマスターする権利を強制的に放棄することになる。
ネットワーク上のクライアントから、ディスクベースのデータに読み取り・書き込みアクセスを実装するネットワークサービス。NFS はデータサービスの一種。 データサービスは、共に動作する多重プロセスから構成されている場合がある。
論理ホストの構成時、ディスクグループを制御するのに構成されるノード。
Solstice DiskSuite の構成で、UFS ログの内容を管理する責任がある疑似デバイス。
Sun Cluster の一部として使用される物理マシン。Sun Cluster 関連のマニュアルでは、ホストと同じ意味で使用している。
障害のあるノードからの影響を防ぐために、Cluster Volume Manager や Sun StorEdge Volume Manager を使用する 2 ノードを超えるクラスタで使用される機構。
複数のメンバーシップモニター間に互いに定期的に送信されるメッセージ。指定された間隔の後のハートビートの欠如、および再試行の数によって、テークオーバーが発生する場合がある。
ネットワークアダプタフェイルオーバー (NAFO) で使用される。同じサブネット上のネットワークアダプタのセット。セット内のアダプタは、互いにバックアップを行うことができる。
ファイバチャネル接続は、ノードと SPARCstorage Array とを接続する。
サーバーセットのメンバー間でハートビートを送受信するために使用されるノード間のプライベートネットワーク。
Sun Cluster の一部として使用される物理マシン。 Sun Cluster 関連のマニュアルでは、ノードと同じ意味で使用している。
N+1 構成内で、クラスタ内のすべての多重ホストディスクに接続されているノード。ホットスタンバイは管理ノードでもある。1 つまたは複数のアクティブノードに障害が発生した場合、データサービスは障害が発生したノードからホットスタンバイに移動される。ただし、+1 ノードは通常の操作でデータサービスを実行できないという制約はない。
ディスクセットに対して排他的な読み取り・書き込みアクセスを行えるサーバー。ディスクセットに対する現在のマスターホストはデータサービスを実行し、自身の Ethernet アドレスにマップされた論理 IP アドレスを持つ。
読み取り操作の分散中に、単一の論理デバイス (ミラー) のすべての書き込みを複数のデバイス (サブミラー) に複写すること。 障害発生時でもデータの冗長性を確保できる。
連結、ストライプ化、ミラー化、物理デバイスのログ取得によって、単一の論理デバイスとしてアクセスされるコンポーネントのグループ。擬似デバイスと呼ばれることもある。
メタデバイスを保持するために、(ディスク上の) 非揮発性の記憶装置に格納されている情報。
状態データベースのコピー。状態データベースのコピーを複数保持することで、状態や構成の情報が損失するのを防ぐ。この情報はすべてのメタデバイスの操作にとって重要である。
dual-string 構成で、メタデバイス状態データベースの複製へのアクセスを決定する際に、アクセスを許可できるか許可しないべきかの「第 3 の投票」を行う。メタデバイス状態データベースの複製のうち、厳密に半分がアクセス可能な場合にのみ使用される。
rpc.metamed(1M) デーモンを実行することで「第 3 の投票」の機能の役割を持っているホストのことで、ディスクセットに追加されている。
メディエータホストの過半数がアクセス可能な状態。
サーバーを監視するすべての HA サーバー上で動作するプロセス。メンバーシップモニターは、ハートビートをその兄弟ホストと送受信する。ハートビートが停止した場合、モニターはテイクオーバーを初期化することができる。また、アクティブなサーバーを追跡し続ける。
1 つの主サーバーと 1 つのバックアップサーバーが、データサービスの各セットに指定されている接続形態。
HA サーバーに接続されているディスク。ただしディスクセットは含まれない。ローカルディスクには Solaris、Sun Cluster、ボリューム管理ソフトウェアパッケージが含まれる。Sun Cluster データサービスによってエクスポートされたデータを含んではならない。
クラスタの外部にあるか、クラスタノードの 1 つであるワークステーションのことで、クラスタ管理ソフトウェアを実行する。
対称 HA 構成内の物理サーバー。
サーバーのハードウェアやソフトウェアコンポーネントの一部に障害が発生した場合でも絶え間なく使用可能なように見えるデータサービス。
最初のパブリックネットワークを認識するために使用される名前。
パブリックネットワーク上で認識されている物理ホストの名前。
パブリックネットワーク上で認識されている論理ホストの名前。
データサービスのさまざまな部分を検証するために使用される障害デーモンとプログラム。
Sun Cluster プログラムでは 2 種類の障害を検出する。1 つは、システム障害やハードウェア障害といった低レベルの障害 (すなわち、サーバー全体が操作不可能になるような障害) で、これらは直ちに検出される。もう 1 つは、データサービスに関連する障害で、これらは検出するのに時間がかかる。
特定の論理ホストをマスターする機能を潜在的に持っている物理ホストのこと。
複数のパブリックネットワーク上にあるホスト。
複数のサーバーからアクセスできるように構成されたディスク。Sun Cluster ソフトウェアでは、多重ホストのディスク上のデータを、高可用性データサービスを介してネットワーククライアントにエクスポートすることができる。
「ディスク拡張装置」を参照。
あるサーバーが他のサーバーのホットスタンバイサーバーとして動作している 2 ノード構成のこと。
管理ワークステーションが Sun Cluster 内のすべてのノードと安全に通信できるように使用されるデバイス。
クラスタ内のすべてのノードに物理的に接続されているディスク記憶装置。
SSVM または CVM 構成で、システムは、ネットワークのパーティション分割を妨げるために過半数の定足数で決められる。2 ノードの場合は、過半数の定足数で決めることが不可能なので定足数デバイスがこの決定に含まれる。定足数デバイスは、コントローラかディスクのいずれかである。
2 番目または後続のパブリックネットワークを認識するために使用される名前。
二次パブリックネットワーク上で認識されている物理ホストの名前。
二次パブリックネットワーク上で認識されている論理ホストの名前。
単一の物理ホストによってマスターされた、複数の論理ホストのサブセットの処理を継続すること。
「メタデバイス状態データベースの複製」を参照。
Solstice DiskSuite の概念: メタデバイス状態データベースの複製の過半数がアクセス可能な状態。
ディスク共用 Oracle 7 や Oracle 8 パラレルサーバー (OPS) 環境で使用されるロックソフトウェア。異なるノード上で実行されている Oracle プロセスのデータベースへのアクセスの同期をとることができる。DLM は高い可用性を実現するように設計されており、プロセスやノードで障害が発生した場合でも、残りのノードを停止して再起動する必要はない。このような障害が発生した場合は、DLM が直ちに再構成されて障害から復旧する。
複数のユーザーから複数のホストを介して同時にアクセスすることができる、単一のデータベースイメージ。
複数の物理スライス (パーティション) 上から 1 つの論理デバイスへ順次マップされたブロックによって作成されるメタデバイス。2 つ以上の物理コンポーネントは連結することができる。スライスはストライプのような飛び越しアクセスではなく順次アクセスされる。
インターネット構造の中では、ホストは 1 つまたは複数の IP アドレスを持つ。HA では、複数の論理ネットワークインタフェースと単一の物理ネットワークインタフェースとの間にマッピングを確立するために、さらに論理ネットワークインタフェースを構成する。これにより、単一の物理ネットワークインタフェースが複数の論理ネットワークインタフェースに応答することができる。また、テイクオーバーや haswitch(1M) のイベント中であっても、特別なハードウェアインタフェースを必要とせずに、ある HA サーバーから他のサーバーにIP アドレスを移動することができる。
HA サーバー間を 1 つの単位として移動するリソースのセット。現在の製品では、ネットワークホスト名とそれに関連付けられている IP アドレス、および 1 つのディスクグループ (ディスクセット) がリソースに含まれる。各論理ホストは、1 回につき 1 つの物理ホストにマスターされる。
論理ネットワークインタフェースのいずれかに割り当てられる名前。論理ホスト名は、データやデータサービスの場所を参照するために、ネットワーク上のクライアントによって使用される。論理ホスト名は論理ホストへのパスを示す。ホストは複数のネットワーク上にある場合があるため、単一の論理ホストに対して複数の論理ホスト名が存在することがある。