Sun Cluster 2.2 ソフトウェアのインストール

Informix-Online XPS のインストール

Informix-Online XPS のインストールについては、『Installation Notes INFORMIX-OnLine XPS』を参照してください。Informix-Online XPS をサポートするための /etc/system ファイルに対する変更は、Informix のマニュアルに含まれている情報に基づいて行う必要があります。


注 -

Informix-Online XPS のマニュアルの説明は、常にこの節の情報よりも優先します。


Informix-Online XPS をインストールするには

Sun Cluster 構成では、次の手順で Informix-Online XPS をインストールします。

  1. vi などのエディタを使用して、/etc/hosts ファイルを編集します。たとえば、次のようにします。

    # vi /etc/hosts
    
  2. /etc/hosts ファイルに次のような行を追加します。

    204.152.65.1    ssa28-scid0
     204.152.65.17   ssa28-scid1
     204.152.65.2    ssa28a-scid0
     204.152.65.18   ssa28a-scid1

    この例の 204.152.65.1 と 204.152.65.17 は、Sun Cluster システムによって主ノード上の SCI カードに割り当てられた IP アドレスです。204.152.65.2 と 204.152.65.18 は、二次ノード上の SCI カードに割り当てられた IP アドレスです。

    ノード 1 の場合は、ssa28a-scid0 または ssa28a-scid1 を使用して、クラスタ内のノード 2 と通信できます。2 つの SCI があることにより、メッセージの伝達に使用する接続 (SCI 0 または 1) を選択できます。

    Informix の onconfig 構成ファイルは、これらの名前を使用して 2 つのノード間の通信設定をします。


    注 -

    ネットワークセキュリティ - Informix では、インストール中にクラスタノードのプライベートインターコネクト IP アドレスが /etc/hosts ファイル内に存在する必要があります。クラスタのノードのいずれかを NIS または DNS ネームサーバーとして動作するように構成した場合は、ネームサーバーによって、そのプライベートアドレスが権限のないホストからも利用できるようになるため、セキュリティ上、問題になることがあります。クラスタに Informix をインストールした場合は、セキュリティの観点から、ノードを NIS や DNS ネームサーバーとして構成しないことを推奨します。