ディスク構成の設定と関係する md.tab ファイルの設定にあたっては、次のガイドラインに従ってください。
管理しやすいよう、クラスタ内のすべてのノードに同じ内容の md.tab ファイルを保持することを推奨します。
多重ホストディスクおよびそのディスク上のパーティションを、複数のディスクセットに含めることはできません。
ディスクセットが使用するすべてのメタデバイスを完全にミラー化する必要があります。2 方向ミラーを推奨しますが、3 方向ミラーも使用できます。
ミラー用のサブミラーのコンポーネントが、そのミラーの定義に使用されている別のサブミラーの別のコンポーネントと同じコントローラ上に存在していてはいけません。
3 つ以上のディスクストリングを使用する場合、各ディスクセットは、少なくとも 3 つの異なるコントローラのディスクで構成する必要があります。ディスク 2 つだけのストリングを使用する場合は、ディスクセットをその 2 つのコントローラのディスクで構成して、メディエータを設定します。dual-string メディエータの使用についての詳細は、『Sun Cluster 2.2 のシステム管理』を参照してください。
ホットスペアの使用を推奨しますが、必須ではありません。ホットスペアを使用する場合は、ホットスペアドライブを起動することによって、メタミラー用のサブミラーのコンポーネントがそのメタミラーの定義に使用されている別のサブミラーの別のコンポーネントとコントローラを共有しないようにホットスペアを構成してください。
SolsticeDiskSuite の UFS ロギングを使用する場合は、md.tab ファイルにミラー化メタデバイスを設定する必要があるだけです。トランスデバイスを設定する必要はありません。
Solstice DiskSuite ロギングを使用する場合は、トランスメタデバイス上にのみ多重ホストファイルシステムを作成してください。すべてのトランスメタデバイスのロギングとマスターデバイスコンポーネントの両方をミラー化する必要があります。
Solstice DiskSuite ロギングを使用する場合は、性能の観点から、複数のドライブにまたがってロギングおよびマスターデバイスをストライプ化していない場合は、同じトランスメタデバイスのロギングデバイスとマスターデバイス間でスピンドルを共有しないでください。
各ディスクセットには、小さな管理ファイルシステムが関係付けられます。このファイルシステムは、NFS 共有されません。このファイルシステムは、データサービスに固有の状態または構成情報用に使用されます。