この手順では、コマンドを実行するノード上のディスクセットの所有権を持っていることが前提になります。また、クラスタ内のすべてのノード上に同じ内容の md.tab ファイルが存在する必要もあります。md.tab ファイルは、/etc/opt/SUNWmd ディレクトリに存在している必要があります。
スーパーユーザーで metainit(1M) コマンドを実行することによって、md.tab ファイルを初期化します。
ディスクセットの制御権を取得します。
phys-hahost1# metaset -s hahost1 -t |
md.tab ファイルを初期化します。-a オプションは、md.tab ファイルに定義されている全メタデバイスを起動します。たとえば、次のコマンドは、md.tab ファイルをディスクセット hahost1 用に初期化します。
phys-hahost1# metainit -s hahost1 -a |
クラスタ内の各ディスクセットに対して上記の手順を繰り返します。
必要ならば、ディスクに接続できる別のノードから metainit(1M) コマンドを実行してください。すべてのノードがディスクにアクセスできるわけではないクラスタ化ペアおよびリングトポロジでは、この操作が必要になります。
metastat(1M) コマンドを使用して、メタデバイスの状態を確認します。
phys-hahost1# metastat -s hahost1 |