アクティブクラスタを管理するための専用の SPARCTM ワークステーション (「管理ワークステーション」と呼ぶ) を使用するかどうかを決定する必要があります。管理ワークステーションは、クラスタのノードではありません。管理ワークステーションは、端末集配信装置に対する telnet セッションを実行して、コンソールのログインを容易に行える SPARC マシンであれば何でもかまいません。また、Sun Enterprise 10000 プラットフォームでは、管理ワークステーションから netcon コマンドを使用してシステムサービスプロセッサ (SSP) にログインし、接続する必要があります。
Sun Cluster は専用の管理ワークステーションを必要としませんが、専用の管理ワークステーションを使用することには、次の利点があります。
1 台のマシンにコンソールと管理ツールをまとめられることにより、中央からのクラスタ管理が可能になります。
エンタープライズサービスによる短時間の問題の解決が可能になります。
管理ワークステーションでは、クラスタの他のノードと同じバージョンの Solaris オペレーティング環境 (Solaris 2.6 または Solaris 7) を実行する必要があります。
1 つのクラスタノードを管理ワークステーションとクラスタノードの両方の目的に使用できます。このためには、クラスタノードを「クライアント」と「サーバー」の両方としてインストールする必要があります。