Sun Cluster 2.2 ご使用にあたって

Solstice HA 1.3 から Sun Cluster 2.2 へのアップグレード時のメディエータの構成

この節は、本来 Solstice DiskSuite メディエータ (dual-string 構成) を使用し、Solstice HA 1.3 下で設定されていたクラスタだけに関連します。この節では、Solstice HA 1.3 から Sun Cluster 2.2 にアップグレードするときに、メディエータの構成に自動的に行われる変更について説明します。ユーザーには直接影響しませんが、クラスタに保存されている構成情報の変更には注意が必要です。

Sun Cluster 2.2 ソフトウェアのインストール』で説明されている Solstice HA 1.3 から Sun Cluster 2.2 へのアップグレード手順を行うと、Solstice HA 1.3 メディエータの構成が変更されます。次に、元の Solstice HA 1.3 メディエータの構成の例を示します。

メディエータのホスト 

別名 

ha-red

ha-red-priv1, ha-red-priv2

ha-green

ha-green-priv1, ha-green-priv2

Sun Cluster 2.2 アップグレード手順を実行した後、上記の構成は次のように変更されます。

メディエータのホスト 

別名 

ha-red

204.152.65.34

ha-green

204.152.65.33


注 -

Solstice HA 1.3 では、ホストは物理名によるプライベートリンクを表していましたが、Sun Cluster 2.2 では、私設リンクの IP アドレスが使用されます。


Sun Cluster 2.2 用のメディエータの構成についての詳細は、『Sun Cluster 2.2 のシステム管理』を参照してください。