Sun Cluster 2.2 Cluster Volume Manager ガイド

ログ書式とサイズ

CVM ダーティーリージョンログは、SSVM と同様、ミラー化ボリューム内のログサブディスクに存在します。

SSVM ダーティーリージョンログには、1 つの回復マップと 1 つのアクティブマップがあります。これに対し CVM ダーティーリージョンログには、1 つの回復マップと複数のアクティブマップ (クラスタ内のノードごとに 1 つ) があります。CVM では SSVM とは異なり、回復マップがログの先頭に配置されます。

CVM ダーティーリージョンログは、クラスタ内の全ノード用のアクティブマップに加えて回復マップを収容しなければならないため、一般的に SSVM ダーティーリージョンログよりサイズが大きくなります。ダーティーリージョンログ内の各マップのサイズは、1 つ以上の整数個ブロックです。vxassist によって自動的に十分な大きさのダーティーリージョンログが割り当てられます。

ログサイズは、ボリュームサイズとノード数によって異なります。ログは、すべてのマップ (ノードごとに 1 つのマップと、回復マップ) を収容できる十分な大きさが必要です。各マップは、ボリュームサイズ 2G バイトごとに 1 ブロックが必要です。2 ノードクラスタ内の 2G バイトボリュームの場合、ログサイズとして 5 ブロック (マップごとに 1 ブロック) あれば十分です。これが最小のログサイズです。また、4 ノードクラスタ内の 4G バイトボリュームの場合は、ログサイズとして 10 ブロックが必要です。これ以上のボリュームの場合は、これらと同様に増加します。