OPS などの一部アプリケーションでは、/etc/system ファイルを編集して、要求される共有メモリーの最小サイズを非常に大きくしなければならないことがあります。しかし、たとえば、/etc/system ファイル内の shmsys:shminfo_shmmin フィールドに 200 バイトより大きな値を設定した場合、sm_config(1M) コマンドは共有メモリーを取得できません。これは、システムが割り当て可能な最小サイズより少ないバイト数が最終的に要求されることになるためです。この結果、sm_config(1M) による shmget(2) システムコールで問題が発生し、sm_config(1M) は異常終了します。
この問題を回避するには、/etc/system をエディタで開いて、shmsys:shminfo_shmmin に 200 を設定し、shmsys:shminfo_shmmax に 200 より大きな値を設定してください。新しい値を有効にするには、マシンを再起動します。
semsys 警告メッセージが表示され、コアダンプが発生した場合は、/etc/system ファイル内の semsys:seminfo_* フィールドに含まれているセマフォ値がマシンの実際の物理的な制限に一致していないことを意味します。