表 8-5 で説明しているオプションを指定することによって、hadsconfig(1M) 入力書式に列挙されている Sun Cluster HA for Netscape HTTP 用のパラメータを設定してください。
表 8-5 Sun Cluster HA for Netscape HTTP に対する構成パラメータ (Netscape Mail の場合)
パラメータ |
説明 |
---|---|
インスタンス名 |
インスタンスの識別子として使用される名前タグ。Sun Cluster が生成するログメッセージでは、この名前タグが参照される。hadsconfig(1M) コマンドは、ここで指定された値の前にパッケージ名を付ける。たとえば nshttp_80 を指定すると、SUNWschtt_nshttp_80 が生成される。 |
論理ホスト |
Sun Cluster HA for Netscape HTTP のこのインスタンスにサービスを提供する論理ホスト名 |
製品をインストールしたベースディレクトリ |
製品をインストールしたベースディレクトリに、サーバーの種類とサーバーポート番号を加えたもの (例: /hahost1/https-hahost)。 |
検証間隔 |
障害検証を行う時間間隔 (秒単位)。デフォルトの間隔は 60 秒。 |
検証タイムアウト |
障害検証をタイムアウトにする時間 (秒単位)。デフォルトのタイムアウト値は 20 秒。 |
サーバーポート番号 |
Sun Cluster HA for Netscape HTTP のこのインスタンス専用のポート。ns-setup コマンドに指定した「Server Port」値を指定する。 |
テイクオーバーフラグ |
このデータサービスインスタンスで障害が発生した場合に、関連付けられている論理ホストのテイクオーバーまたはフェイルオーバーのどちらを行うかを指定する。指定できる値は、y (yes) または n (no) のいずれかである。 |
Sun Cluster HA for Netscape HTTP のインストール先のベースディレクトリに HA 管理ファイルシステムを使用しないでください。vfstab.logicalhost ファイルを参照して、選択したベースディレクトリが HA 管理ファイルシステムではないことを確認してください。