次に、VxVM 構成で SPARCstorage Array トレーを稼動状態に戻す手順の概略を示します。
ドライブを起動する
VxVM オブジェクトを復元する
各論理ホストをそれらのデフォルトマスターにスイッチバックする
SPARCstorage Array 全体がサービスの対象となっていた場合は、これらの作業をトレーごとに行う必要があります。
次に、VxVM 構成で SPARCstorage Array トレーを稼動状態に戻す詳しい手順を示します。
SPARCstorage Array が除去されている場合は、SPARCstorage Array トレー内のドライブを起動します。除去されていない場合は、手順 2に進んでください。
SPARCstorage Array トレーの作業が完了した後、トレーをシャーシに戻してください。ディスクは、通常自動的に起動します。ディスクが起動しない場合は、luxadm(1M) start コマンドを実行し、トレー全体を手動で起動してください。SPARCstorage Array では、コマンドの呼び出しとドライブの起動の間にわずかな遅延 (数秒) があります。次の例では、c1 がコントローラ ID です。
phys-hahost1# luxadm start c1 |
ディスクが起動した後、ボリューム管理の回復を監視します。
先に影響を受けたトレー上のボリュームがオンラインに戻り始め、数分のうちにデータの再構築が自動的に始まります。必要に応じて、vxreattach と vxrecover コマンドを使用して、ディスクの再接続とエラー回復を行なってください。詳細は、それぞれのマニュアルページを参照してください。
切り離された DRL サブディスクは、手動で再接続する必要があります。
必要に応じて、各論理ホストをそのデフォルトマスターにスイッチバックします。
phys-hahost1# haswitch phys-hahost2 hahost2 |