Sun Cluster 2.2 のシステム管理

NVRAM を有効または無効にするには

次に、NVRAM を有効または無効にする手順の概略を示します。

次に、NVRAM を有効または無効にする詳しい手順を示します。

  1. NVRAM を有効または無効にするコントローラ、トレー、個々のディスクを確認します。

    luxadm(1M) コマンドを使用して、特定のコントローラ、トレー、個々のディスクの情報を表示できます。たとえば、次のコマンドは、コントローラ c2 上のすべてのディスク情報を表示します。

    phys-hahost1# luxadm display c2
                         SPARCstorage Array Configuration
     
     Controller path:
     /devices/iommu@f,e0000000/sbus@f,e0001000/SUNW,soc@0,0/SUNW,pln@a0000000,779a16:ctlr
                               DEVICE STATUS
           TRAY 1                 TRAY 2                 TRAY 3
     slot
     1     Drive: 0,0             Drive: 2,0             Drive: 4,0
     2     Drive: 0,1             Drive: 2,1             Drive: 4,1
     3     NO SELECT              NO SELECT              NO SELECT
     4     NO SELECT              NO SELECT              NO SELECT
     5     NO SELECT              NO SELECT              NO SELECT
     6     Drive: 1,0             Drive: 3,0             Drive: 5,0
     7     Drive: 1,1             NO SELECT              NO SELECT
     8     NO SELECT              NO SELECT              NO SELECT
     9     NO SELECT              NO SELECT              NO SELECT
     10    NO SELECT              NO SELECT              NO SELECT
                              CONTROLLER STATUS
     ...
  2. 影響を受けるデバイスの I/O をすべて停止します。

    Solstice DiskSuite の場合:

    VxVM の場合:

  3. コントローラまたは個々のディスクの高速書き込み権を有効または無効にします。

    luxadm(1M) コマンド以下の 3 つのオプションのうちの 1 つを指定して実行してください。

    • -e は、すべての書き込みに対して高速書き込みを有効にします

    • -c は、同期書き込みにだけ高速書き込みを有効にします

    • -d は、高速書き込みを無効にします

    次の例は、電源をオフにするまで NVRAM 構成を保存し、すべての書き込みに対して高速書き込みを有効にします。これらのオプションの詳細は、luxadm(1M) のマニュアルページを参照してください。

    phys-hahost# luxadm fast_write -s -e pathname
    

    高速書き込みが有効になったことを示す確認メッセージが表示されます。

  4. コンポーネントを Sun Cluster の通常の制御下に戻すために必要な手順を実行します。

    Solstice DiskSuite の場合:

    VxVM の場合: