次に、NVRAM を有効または無効にする手順の概略を示します。
すべてのデータの現在のバックアップが存在することを確認する
root 特権があることを確認する
NVRAM を有効または無効にするコントローラまたはディスクを確認する
デバイスのすべての I/O を停止する
NVRAM を有効または無効にする
デバイスを稼動状態に戻し、データの同期を取り直す
次に、NVRAM を有効または無効にする詳しい手順を示します。
NVRAM を有効または無効にするコントローラ、トレー、個々のディスクを確認します。
luxadm(1M) コマンドを使用して、特定のコントローラ、トレー、個々のディスクの情報を表示できます。たとえば、次のコマンドは、コントローラ c2 上のすべてのディスク情報を表示します。
phys-hahost1# luxadm display c2 SPARCstorage Array Configuration Controller path: /devices/iommu@f,e0000000/sbus@f,e0001000/SUNW,soc@0,0/SUNW,pln@a0000000,779a16:ctlr DEVICE STATUS TRAY 1 TRAY 2 TRAY 3 slot 1 Drive: 0,0 Drive: 2,0 Drive: 4,0 2 Drive: 0,1 Drive: 2,1 Drive: 4,1 3 NO SELECT NO SELECT NO SELECT 4 NO SELECT NO SELECT NO SELECT 5 NO SELECT NO SELECT NO SELECT 6 Drive: 1,0 Drive: 3,0 Drive: 5,0 7 Drive: 1,1 NO SELECT NO SELECT 8 NO SELECT NO SELECT NO SELECT 9 NO SELECT NO SELECT NO SELECT 10 NO SELECT NO SELECT NO SELECT CONTROLLER STATUS ... |
影響を受けるデバイスの I/O をすべて停止します。
Solstice DiskSuite の場合:
コントローラまたはトレーについては、 「SPARCstorage Array トレーを取り外すには (Solstice DiskSuite)」の該当する手順を参照してください。
ディスクについては、「SPARCstorage Array ディスクを交換するには (Solstice DiskSuite)」の該当する手順を参照してください。
VxVM の場合:
コントローラまたはトレーについては、「SPARCstorage Array トレーを取り外すには (VxVM)」の該当する手順を参照してください。
ディスクについては、「SPARCstorage Array ディスクを交換するには (VxVM)」の該当する手順を参照してください。
コントローラまたは個々のディスクの高速書き込み権を有効または無効にします。
luxadm(1M) コマンド以下の 3 つのオプションのうちの 1 つを指定して実行してください。
-e は、すべての書き込みに対して高速書き込みを有効にします
-c は、同期書き込みにだけ高速書き込みを有効にします
-d は、高速書き込みを無効にします
次の例は、電源をオフにするまで NVRAM 構成を保存し、すべての書き込みに対して高速書き込みを有効にします。これらのオプションの詳細は、luxadm(1M) のマニュアルページを参照してください。
phys-hahost# luxadm fast_write -s -e pathname |
高速書き込みが有効になったことを示す確認メッセージが表示されます。
コンポーネントを Sun Cluster の通常の制御下に戻すために必要な手順を実行します。
Solstice DiskSuite の場合:
コントローラまたはトレーについては、「SPARCstorage Array トレーを稼動状態に戻すには (Solstice DiskSuite)」の該当する手順を参照してください。
ディスクについては、「SPARCstorage Array ディスクを交換するには (Solstice DiskSuite)」の該当する手順を参照してください。
VxVM の場合:
コントローラまたはトレーについては、「SPARCstorage Array トレーを稼動状態に戻すには (VxVM)」の該当する手順を参照してください。
ディスクについては、「SPARCstorage Array ディスクを交換するには (VxVM)」の該当する手順を参照してください。