Sun Cluster 2.2 のシステム管理

Sun StorEdge A5000 ディスクを交換するには (VxVM)

  1. 障害のあるディスクを使用しているボリュームまたはアプリケーションをすべて確認します。

    ボリュームがミラー化されているか RAID5 の場合、ボリュームを停止せずにディスクを交換できます。この条件に当てはまらない場合は、適切なコマンドを使用してディスクの I/O をすべて停止する必要があります。たとえば、ストライプまたは連結上のファイルシステムのマウントを解除するには、umount(1M) コマンドを使用します。

  2. vxdiskadm コマンドを使用し、ディスクデバイスを交換してオフラインにします。

    VxVM の場合、ディスクグループを所有している論理ホストを制御しているマシンでこのコマンドを実行してください。

    4 (交換のためにディスクを削除する) を入力し、続いて 11 (ディスクデバイスを無効 <オフライン> にする) を入力します。

    GUI を使用することもできます。

  3. luxadm コマンドを使用して、デバイスとデバイスノードを削除します。

    対話型のこのコマンドは、ディスクを実際に除去する指示を表示します。SPARCstorage Array に接続されているノードごとにコマンドを実行します。次に例を示します。

    # luxadm remove_device -F /dev/rdsk/c2t20d0s2
    
  4. 実際のディスクを交換し、luxadm コマンドを使用して新しいディスクを挿入します。

    これにより、新しいデバイスとデバイスノードが作成されます。SPARCstorage Array に接続されたノードごとにこのコマンドを繰り返します。次に例を示します。

    # luxadm insert_device ratbert,r4
    
  5. ボリュームマネージャに新しいディスクを通知します。

    # vxdctl enable
    
  6. vxdiskadm コマンドを使用して、新しいディスクを VxVM の制御下に置きます。

    5 (障害が発生したディスクまたは削除されたディスクを交換する) を入力してください。

  7. (省略可能) 必要に応じ、ボリュームを復元します。

    以上で、ディスクの交換作業が終了します。