scconf -T コマンドを使用して、クラスタ再構成タイムアウトを調整します。
たとえば、構成可能な遷移ステップタイムアウト値を 500 秒に変更するには、すべてのクラスタノードで次のコマンドを実行します。
# scconf clustername -T 500 |
これらのステップのデフォルト値は 720 秒です。現在のタイムアウト値を確認するには、ssconf -p コマンドを使用してください。
再構成ステップでは、単一の論理ホストをマスターするのにかかる時間は、各論理ホストに構成されているデータサービスの数によって異なります。論理ホストをマスターする十分な時間がない (つまり loghost_timeout パラメータが小さすぎる) 場合は、コンソールに次のようなメッセージが表示されます。
ID[SUNWcluster.ccd.ccdd.5001]: error freeze cmd = command /opt/SUNWcluster/bin/loghost_sync timed out. |
クラスタフレームワークは、論理ホストの放棄を試みることによって、システムを一貫した状態に戻そうと「最善の努力」をしています。この試みが失敗すると、ノードは矛盾を防ぐためにクラスタから停止することがあります。
scconf -l オプションを使用して、loghost_timeout パラメータを調整します。
デフォルトは 180 秒です。
再構成ステップのタイムアウトは、loghost_timeout 値より小さくはできません。loghost_timeout 値よりも小さい値が指定されると、エラーが発生し、クラスタ構成ファイルは変更されません。この条件は、scconf -T または scconf -l オプションで確認できます。これらのタイムアウトのどちらかが 100 秒以下に設定されると、警告が表示されます。