SCI に問題が発生した場合は、次の点を確認してください。
sm_config(1M) 一時ファイルがハードウェア構成 (SCI リンクとスイッチ) およびクラスタトポロジと一致していること。
sm_config(1M) コマンドが、クラスタノードの 1 つから正常に実行できること。
再構成されたノードはすべて、sm_config(1M) コマンドの実行後再起動されたこと。
次に示す問題とその解決方法も参考にしてください。
Oracle Parallel Server (OPS) などの一部のアプリケーションは、非常に多くの共有メモリーを必要とします (最小サイズは /etc/system ファイルに指定されています)。/etc/system ファイル内のフィールド shmsys:shminfo_shmmin が 200 バイトを超える値に設定される場合、sm_config(1M) コマンドは共有メモリーを取得できません。これは、sm_config(1M) コマンドは、システムが割り当てることができる最小サイズよりも小さいバイトを要求するためです。その結果、sm_config(1M) コマンドによるシステムコールは失敗し、このコマンドはアボートします。
この問題を解決するには、/etc/system ファイルを編集し、shmsys:shminfo_shmmin の値を 200 未満に設定します。その後で、新しい値が有効になるようにマシンを再起動します。
semsys 警告とコアダンプが発生する場合は、/etc/system ファイルの semsys:seminfo_* フィールドに入ったセマフォ値が、マシンの実際の物理的な制限に一致しているかどうかを確認してください。
SCI 構成要素については、『Sun Cluster 2.2 Hardware Site Preparation, Planning, and Installation Guide』の付録 B を参照してください。