Solaris 8 10/01 新規機能の概要

言語サポート

説明  

リリース 

Unicode サポートの拡張

File System Safe Universal Transformation Format (UTF-8) は、X/Open によって Unicode の複数バイト表現として定義されているエンコード方式です。UTF-8 は、ヨーロッパおよびアジア言語に対応する、従来の Solaris のシングルバイトおよび複数バイトロケールで使用できた文字をほぼ網羅します。Solaris 8 10/00 リリースでは、 ロシア語およびポーランド語対応の UTF-8 ロケールと、カタロニア語対応の 2 つの新しいロケールが追加されました。Solaris 8 4/01 リリースでは、トルコ語の UTF-8 コードセットとロシア語の UTF-8 コードセットが、既存の東ヨーロッパのロケールの表に追加されました。 

詳細は、『Solaris 8 のソフトウェア開発 (追補)』の「ヨーロッパ言語版 Solaris ソフトウェア用に追加された部分ロケール」を参照してください。

10/00。 

4/01 で更新。  

プリントフィルタ拡張機能 : mp プログラム

mp プログラムは、さまざまな Solaris ロケールの国際テキストファイルを受け付け、指定されたロケールに合った出力を行います。出力には、双方向のテキストレンダリングなどの正確なテキストレイアウトも含まれます。また、mp では複合テキストレイアウト (CTL) としてのレイアウトもサポートされています。各ロケールの mp に対するシステムフォント構成によっては、PostScriptTM の出力ファイルに、Solaris システム上のスケーラブルフォントやビットマップフォントのグリフイメージを組み込めます。

詳細は、『Solaris 8 のソフトウェア開発 (追補)』の「プリントフィルタ mp(1) の拡張」を参照してください。

4/01 

タイ語境界解析

アジア言語用のテキスト境界解析フレームワークが Solaris 8 1/01 のリリースに追加されました。このフレームワークにより、CDE アプリケーションおよび Motif ライブラリは、すべてのロケールで正しくロケール固有のテキスト境界を解析できるようになりました。この機能が実装された CDE ライブラリと Motif のライブラリは、libXm.so.4 に含まれています。テキスト境界解析モジュールとは、タイ言語の文章内で、単語と単語の区切りを正しく認識できるようにするための新しい機能です。タイ語ロケールでは、単語間の境界の識別を行う Motif ウィジェットがサポートされるようになりました。

1/01