Solaris 8 2/02 新規機能の概要

サーバーとクライアントの管理

説明  

リリース 

ダイナミックホスト構成プロトコル (DHCP)

ダイナミックホスト構成プロトコル (Dynamic Host Configuration Protocol、DHCP) サービスを使用すると、ホストシステムは、ブート時にネットワークサーバーから IP アドレスとネットワーク構成情報を受け取ることができます。Solaris DHCP サービスは、以下に示すさまざまな機能拡張により、さらに多数のクライアントをサポートできるようになりました。

  • マルチスレッド機能の導入。これにより、複数のクライアントに同時にサービスを提供できる

  • 新しいバイナリファイルベースのデータストアの採用。従来の ASCII ファイルおよび NIS+ データストアに比べて、より多くのクライアントをより高速なアクセスでサポートできる

  • サーバーのマルチスレッド機能をサポートするために、ファイルおよび NIS+ データストアへのアクセスを再設計

  • Sun 以外のベンダーがコードモジュールを作成できるように、データアクセスアーキテクチャを変更。これにより、任意のデータサービスを使用して DHCP データを保存できる

上記に加えて、Solaris DHCP サーバーでは動的な DNS 更新が可能になりました。このため DHCP サービスでは、特定のホスト名を要求する DHCP クライアントのホスト名を使用して、DNS サービスを更新できます。 

Solaris DHCP クライアントは、特定のホスト名を要求して構成できるようになりました。 

詳細については、『Solaris DHCP の管理』を参照してください。

7/01 

Diskless Client Management

Diskless Client Management がコマンド行から利用できるようになりました。ディスクレスクライアントの管理、ディスクレスクライアント用の OS サーバーのリスト表示、およびすべての既存のディスクレスクライアントについてのパッチの管理を行うことができます。 

ディスクレスクライアントの管理についての詳細は、 『Solaris 8 のシステム管理 (追補)』の「ディスクレスクライアントの管理」を参照してください。

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