Solaris 8 2/02 新規機能の概要

デバイスドライバの作成

説明  

リリース 

フレームバッファ電源管理

テープドライブやフレームバッファなどのデバイスの中には、ドライバが切り離されたときに電力供給が低下しないように設定しなければならないものがあります。新しいインタフェース ddi_removing_power(9F) は、ある処理が中断された場合に、デバイスへの電力供給が失われるかどうかを検査します。また、デバイスに新しいプロパティ no-involuntary-power-cycles を指定すると、 そのデバイスへの電力供給が突然止まってしまわないように設定できます。

電源管理に関する詳細は、ddi_removing_power(9F) および no-involuntary-power-cycles(9P) のマニュアルページを参照してください。

10/01 

SPARC: ドライバ強化テストハーネス

ドライバ強化テストハーネスは、Solaris デバイスドライバの開発ツールです。開発中のドライバがハードウェアにアクセスするときに、テストハーネスによってハードウェア障害のさまざまなシミュレーションが投入されます。この障害投入テストハーネスは、SPARC ベースのデバイスドライバの耐性をテストします。 

詳細は、『Solaris 8 のソフトウェア開発 (追補)』の「ドライバ強化のテストハーネス」を参照してください。

4/01 

高可用性ドライバの記述

「高可用性ドライバ」の節では、ドライバの強化およびサービス利用可能性の確保によって高可用性をサポートするドライバの設計方法について、詳しく説明しています。これは、Solaris 8 の『Writing Device Drivers』の内容を補足するものです。

詳細は、『Solaris 8 のソフトウェア開発 (追補)』 の「高可用性ドライバ」を参照してください。

10/00 

Generic LAN ドライバ (GLD)

Generic LAN ドライバ (GLD) を使用すると、Solaris ネットワークドライバに必要な STREAMS および Data Link Provider Interface (DLPI) 機能の大部分を実装できます。Solaris 8 10/00 より前のリリースでは、GLD モジュールを利用できるのは、Solaris の Intel 版ネットワークドライバに限定されていました。Solaris 8 10/00 からは、Solaris の SPARC 版ネットワークドライバでも GLD を利用できます。

Solaris 8 4/01 リリースで、GLD はバグ修正により更新されました。 

詳細は、『Solaris 8 のソフトウェア開発 (追補)』の「ネットワークデバイス用のドライバ」を参照してください。

10/00。 

4/01 で更新。