iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 SP6

リリース ノート

このリリース ノートは 2001 年 1 月 16 日に最終更新が行われました。



このリリース ノートには、iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 SP6 リリースに関する新機能、移行時の問題、判明している問題、マニュアルの変更などの情報が記載されています。

システムの必要条件や製品のインストール方法の詳細については、インストールおよび移行ガイドを参照してください。次のプラットフォームに iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 SP6 をインストールすることができます。

  • Windows NT 4.0 SP5
  • Sun Solaris 2.6、7、および 8
  • HP-UX 11.0 およびそれ以降のバイナリ互換バージョン
  • IBM AIX 4.2.1 およびそれ以降のバイナリ互換バージョンと Y2K 対応済み IBM AIX 4.3
  • Compaq Tru64 UNIX 4.0d
  • SGI IRIX 6.5 およびそれ以降のバイナリ互換バージョン
  • このリリース ノートには次の節があります。

    このリリースの最新情報

    iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 リリースでは、次の節に記載されている拡張が行われました。

    IRIX n32 バイナリ情報

    iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 は、n32 アプリケーション バイナリ インターフェイス (ABI) を使ってコンパイルされています。この ABI は IRIX 6.2 で導入されており、高性能 32 ビット アプリケーションに適した推奨 ABI です。

    旧バージョンの Netscape Enterprise Server に対してサードパーティのアプリケーションまたはプラグインを使っている場合は、n32 バージョンのバイナリおよび DSO をアプリケーション ベンダーから入手する必要があります。

    n32 バイナリを使っていることを確認するには、file(1) コマンドを発行します。すると、次のようなメッセージが返されます。

    filename:  ELF N32 MSB mips-3 dynamic lib MIPS - version 1
    または
    filename:  ELF N32 MSB mips-4 dynamic lib MIPS - version 1
    n32 の詳細については、マニュアルの ABI(5) のページを参照してください。

    サポートされていない 2.0 プラグイン

    4.x サーバとのバイナリ互換モードでは、バージョン 2.0 プラグインはサポートされていません。

    新しい管理サーバ

    以前のリリースの iPlanet Web Server (以前の名前は "Netscape Enterprise Server") および他の Netscape サーバは、管理サーバと呼ぶ 1 台のサーバによって管理されていました。4.0 リリースの管理サーバは iPlanet Web Server の追加インスタンスであり、これを Enterprise Administration Server と呼んでいます。このサーバを使って Web Server のすべてのインスタンスを管理します。他の 4.0 Netscape サーバを使っている場合は、Java アプリケーションである Netscape Console を使ってサーバを管理します。

    Enterprise Administration Server と、Web Server の 1 つのインスタンスの管理に使うサーバ マネージャの使い方の詳細については、iPlanet Web Server の管理者ガイドを参照してください。

    パフォーマンスの向上

    セキュリティの強化

    iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 では、次の領域でセキュリティが強化されています。

    PKCS #11

    iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 では、PKCS (Public Key Cryptography Standard : 公開キー暗号化規格) #11 がサポートされています。この規格は、SSL と PKCS #11 モジュール間の通信に使うインターフェイスを定義します。PKCS #11 モジュールは、規格に基づいた、SSL ハードウェア アクセラレータとの接続に使われます。PKCS #11 モジュールは .jar ファイル形式でインポートすることができます。

    FIPS-140 準拠

    現在、Web サーバを FIPS (Federal Information Processing Standards : 連邦情報処理基準)-140 準拠に設定することができます。サーバを FIPS-140 準拠に設定するには、暗号化プリファレンスの 2 つの符号化方式をオンにする必要があります。これらの符号化方式は輸出されたビルドでは使うことができません。[Preferences] タブおよび [Encryption Preferences] リンクをクリックすることによって、iPlanet Administration Server ページで管理サーバの暗号化プリファレンスを設定することができます。[Preferences] タブおよび [Encryption Preferences] リンクをクリックすることによって、サーバ マネージャで Web サーバのインスタンスの暗号化プリファレンスを設定することができます。

    128 ビットのステップアップ証明書

    現在 iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 では、クライアントの機能に従って 40 ビット、56 ビット、または 128 ビット証明書として機能する特別な証明書を使うことができます。この機能を使うために Web サーバで別の設定をする必要はありませんが、特に 128 ビット ステップアップ証明書として機能する特別な証明書を証明機関から取得する必要があります。

    JavaScript および Java の拡張

    iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 では、次の JavaScript および Java の拡張が行われています。 ノート :  iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 では、HttpApplets とも呼ばれている Java サーバサイド アプレットはサポートされていません。代わりに Java Servlet を使ってください。

    ダイナミック グループ

    iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 では、新しい種類の LDAP グループであるダイナミック グループを使うことができます。このグループは LDAP 属性のいくつかの基準をベースにしてダイナミックに生成されます。ダイナミック グループの詳細については、iPlanet Web Server の管理者ガイドを参照してください。

    ダイナミックに生成されるヘッダとフッタ

    iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 では、ダイナミックに生成されるヘッダとフッタを指定することができます。これを行うには、add-headers および add-footers ディレクティブをサービス関数として obj.conf ファイルに追加します。このディレクティブには path または uri パラメータが必要です。スタティックなファイルをヘッダまたはフッタとして指定するには、path パラメータを使います。例 :
    Service fn="add-headers" path="/export2/docs/header.html"
    Service fn="add-footer" path="/export2/docs/footer.html"
    CGI プログラムなどのダイナミックに生成されるファイルをヘッダまたはフッタとして指定するには、uri パラメータを使います。例 :
    uri="/cgi-bin/header.cgi"
    これらのサービス関数は、send-filesend-cgi などのリクエストに応答する実際のサービス関数の前に置かなければならないので注意してください。

    Quality Feedback Agent

    Quality Feedback Agent を使うと、iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 がクラッシュした場合にエラー情報 (スタックおよびレジスタのダンプ) を自動的に Netscape に送信することができます。

    Quality Feedback Agent を有効にすることによって、Netscape がサーバで発生したエラーの原因を調べるのに役立ちます。Quality Feedback Agent は、エラーの原因の解明に役立つ情報だけを Netscape に送信します。ドキュメントや他の機密情報は送信しません。

    推奨をやめた WAI

    4.0 では WAI を推奨していません。「推奨していない」とは、カスタマがこの API に新しいアプリケーションを作成することを推奨していないが、WAI が完全に削除されるまで他のリリースのために製品に残すことを意味します。WAI は、4.0、それ以降のサービス パック、および 4.x リリースでは使うことができますが、次の主要リリースでは削除される予定です。

    iPlanet Web Server で Java API、Servlet、および JavaServer Page がよりよくサポートされるように、WAI を推奨していません。これらのアプリケーション オプションには WAI と同等の機能が備わっていますが、これらの規格の方がより幅広く受け入れらています。そのため、新しいアプリケーションを Java で開発し、現在の WAI アプリケーションを Servlet API に移行することをお勧めします。


    インストールおよび移行情報

    この節には次の情報が記載されています。

    インストールの問題

    アンインストールの問題

    Enterprise Server 3.6 から iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 への移行


    Sun Solaris パッチ情報

    次の Solaris パッチ情報は、iPlanet Web Server の印刷版のインストールおよび移行ガイドより新しい情報です。

    iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 の Solaris ユーザには次のパッチをお勧めします。さらに、Sun の推奨パッチ リスト内のパッチを使う必要があります。Sun の推奨パッチ リストについては、http://sunsolve.sun.com/pubpatch を参照してください。Sun のパッチを入手するには、最寄りの Sun サービス プロバイダまでお問い合わせください。JDK を使っている場合は、追加パッチが必要な場合があります。

    各パッチには、一覧表示されたリビジョン以降のリビジョンを使います。たとえば、パッチ 111111-01 が必要な場合は、それ以降のリビジョンである 111111-03 でもかまいません。

    Solaris 2.6
    次のパッチは、Solaris 2.6 で iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 を実行するユーザのための推奨パッチです。

    Solaris 7
    次のパッチは、Solaris 7 で Enterprise Server を実行するユーザにお勧めします。Solaris 対応のコンパイラ用パッチ
    次の Solaris パッチは、コンパイラを使うユーザにお勧めします。

    AIX パッチ情報

    次の AIX パッチ情報は、iPlanet Web Server の印刷版のインストールおよび移行ガイドより新しい情報です。

    次のパッチは、iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 の AIX ユーザにお勧めします。

    AIX 4.2.1 :

    AIX 4.3.2 :

    解決された問題

    iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 SP6

    iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 SP6 では次のバグが修正されています。

    iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 SP5

    iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 SP5 では次のバグが修正されています。

    iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 SP4

    iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 SP4 では次のバグが修正されています。

    iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 SP3

    iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 SP3 では次のバグが修正されています。

    iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 SP2

    iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 SP2 では次のバグが修正されています。

    iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 SP1

    iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 SP1 では次のバグが修正されています。

    判明している制限

    iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 には次の制限があります。

    判明している問題と対処方法

    この節では、このリリースの iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 SP6 に関して判明している問題を示します。情報は次の領域から構成されています。
  • 一般的な問題
  • アクセス コントロール
  • cookie のログと緩和されたログ
  • Java と Java Servlet
  • NSAPI と WAI
  • オンライン ヘルプ マニュアル
  • セキュリティ
  • Simple Network Management Protocol (SNMP)
  • サーバサイド JavaScript (SSJS) / LiveWire
  • Web パブリッシングと検索
  • 一般的な問題

    アクセス コントロール

    cookie のログと緩和されたログ

    • 383875.

    • cookie のログ
      flexlog の機能を使って特定の cookie を簡単に記録できるようになりました。トークン "Req->headers.cookie.<name>" を使うと、リクエストのヘッダ内に存在する場合は cookie 変数 <name> の値が記録され、存在しない場合は "-" が記録されます。

      緩和されたログ
      StatusContent-LengthClient-HostFull-RequestMethodProtocolQuery-StringURIRefererUser-AgentAuthorization、および Auth-User 以外の変数のログには好ましくない副作用があります。他の変数は内部の「高速化」パスによって提供できないため、高速化パスはまったく使うことができません。したがって、スタティック ファイルやイメージなどの通常アクセラレータを活用するリクエストの場合は、パフォーマンスの数値が著しく低下します。

      iPlanet Web Server 4.0 の時点では、ログ サブシステムの必要条件を「緩和」することができます。obj.conf ファイル内で "relaxed.<logname>=<anything>" を "flex-init" 行に追加すると、サーバの動作が次のように変わります。上記の変数以外の変数が記録されることによって、高速化パスが使われなくなるわけではありません。アクセラレータを使う場合に内部で使用できなくなる他の変数 は、"-" として記録されます。サーバは CGI や SHTML などのダイナミック コンテンツにはアクセラレータを使わないため、これらのリクエストに関するすべての変数は正しく記録されます。

    Java および Java Servlet

    • servlets.properties コンフィグレーション ファイルの新しいオプション :  servlet.properties コンフィグレーション ファイルに新しいオプションが追加されました。
    • servlets.config.singleClassLoader=true
      このオプションを True に設定すると、同じクラス ローダを使ってすべての Servlet をロードするように Web サーバに指示します。それによって、Servlet は互いにデータ交換を行い、互いのフィールドにアクセスすることができます。
    • Servlet のパフォーマンス :   Servlet のパフォーマンスを向上させるには、次のガイドラインを考慮してください。
      • Solaris では Sun の JVM を使ってください。最大 50% 向上します。
      • obj.conf ファイルを手作業で編集するときは、必ず Servlet の NameTrans を最初の NameTrans ディレクティブにしてください。
      • rules.properties/servlet.properties を使って定義された Servlet は、ダイナミックにロードされた Servlet より処理速度が少し向上します。
      • jvm.stickyAttach=1 と設定すると、Servlet エンジンのパフォーマンスとスケーラビリティが少し向上します。詳細については、iPlanet Web Server の管理者ガイドの第 10 章「サーバの設定によるパフォーマンス チューニング」を参照してください。
      • GC のためにヒープ サイズを大きくします。jvm.minHeapSize/maxHeapSize
      • クラスパスが短くなるようにします。例が必要ない場合は、jvm.classpath です。jvm.include.CLASSPATH=1 と設定することができるので、CLASSPATH 環境変数は継承されません。
      • JIT コンパイラが有効になっているとき、特にデフォルトのスタック サイズが小さい UNIX プラットフォームや非常に複雑な JSP ページが使われる場合にアプリケーションが帰納的処理を使うと、iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 のスタック容量が不足する場合があります。StackSize 変数を使って magnus.conf 内のフロントエンド スレッド スタックのサイズを大きくするか、あるいはプールを使っている場合は、それぞれのプール スタック サイズ パラメータを大きくします。
    • iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 での Simple1 Servlet の実行. server_root\server4\manual\https\servlets\scripts\servlet\servlet1.class にあるクラス ファイルが機能しません。この Servlet を実行するには、server_root\server4\plugins\samples\servlets\servlets\Simple1\SimpleServlet.class からコピーできる SimpleServlet.class を指定するように servform.html を編集します。
    • JVM がスレッド スタックをエラー ログに書き込まなくなりました。   問題をデバッグするためにこの動作を有効にすることができます。JVM を有効にしてスレッド スタックをエラー ログに書き込むには、jvm.conf/jvm12.conf 内で jvm.printErrors=1 に設定します。
    • Java Native Interface (JNI) を使ったコンパイル [HP-UX] :  Java Native Interface (JNI) を使ったコンパイルには次のオプションが必要です。
      • aCC の場合  -DNATIVE  -D_POSIX_C_SOURCE=199506L -D_HPUX +u4 +Z -ext
        cc の場合   -DNATIVE  -D_POSIX_C_SOURCE=199506L -D_HPUX +u4 +Z -Ae
      詳細については、HP-UX の場合は JVM/JNI のマニュアルを参照してください。さらに、HP-UX のプラグインでも、コンパイル時にこれらのオプションを使う必要があります。+u4 オプションは境界線のアライメントに影響を与えるため、64 ビット データのアクセス パフォーマンスに影響を与える場合があるので注意してください。
    • JSP runtime のコンパイラ クラス :  インストール プロセスで、あるいは Enterprise Administration Server のユーザ インターフェイスを使って、JSP runtime がコンパイラ クラスを検索するように JDK の有効なインストールを iWS に指示する必要があります。
    • Windows NT での Java アプリケーションのリモート デバッグ :  Windows NT での Java アプリケーションのリモート デバッグを有効にすると、JVM は、デバッガから JVM への接続に使う必要があるパスワードを返します。Windows NT でそのパスワードを取得するには、次の SAF を obj.conf ファイルに追加しなければならない場合があります。
    • Init fn="nt-console-init" [stderr=file_for_standard_error_output]
      [stdout=file_for_standard_out_output] EarlyInit=yes
      stderr および stdout はオプションのパラメータで、標準出力および標準エラー出力をファイルにリダイレクトするときに使うことができます。これらのパラメータを使わない場合は、標準の Windows NT コンソール ウィンドウが作成されます。標準出力にパスワードが表示されるはずです。
    • 346227.   jvm.conf 内の jvm.disableThreadRecycling の HPUX 用のデフォルト設定は変更しないでください。変更すると、単純な Servlet の実行時に JVM がクラッシュすることが明らかになっています。
    • 347359.   このリリースでは <SERVLET> タグが実装されていません。
    • 348938 (Compaq JVM 特有の問題).   Java コンパイラ クラスにはバグがあり、その結果 iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 では JSP をコンパイルすることができません。

    • この問題を回避するため、インストーラは自動的に jvm.forkjavac=1 フラグを jvm12.conf に追加し、JSP に再コンパイルが必要になるたびにサーバは外部 Javac アプリケーションを 生成します。この回避策の短所は、クラスパスが長すぎるとコマンド ラインが非常に長くなるため、Javac アプリケーションが失敗することです。それを回避するには、クラスパスを短くします。
    • 349396.   存在しない URIpath に関する ServletContext.getResource(URIpath) が、NULL ではなく file://doc/URIPath を返します (ServletContext の Sun 仕様書には、この場合に戻り値が NULL となることが示されています)。
    • 352504.   デフォルトの JVM 属性。[Servlet] 画面の [Configure JVM Attributes] をクリックして JVM 属性を表示すると、[Default] として表示される属性が複数あります。さまざまな JVM を使うことができるため、これらのデフォルト値は不明です。さらに、実際のデフォルト値を調べるために JVM のクエリを実行することはできません。「デフォルト」 とは、iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 に設定する JVM の属性のデフォルト値を意味します。デフォルト値を調べるには、JVM マニュアルを参照してください。たとえば、Sun の JVM の場合、[JIT Compiler] オプションに [Yes] を選択すると、JVM ではデフォルトで JIT が有効になるため、[Default] として示されます。この場合は、[Yes] と [Default] のどちらを選択しても違いはありません。しかし、JIT コンパイラに [No] を選択すると、"jvm.compiler=NONE" として jvm12.conf ファイルに明示的なエントリが設定されます。
    • 359676.  クライアントによって Java Servlet から渡された未処理データを読み込む方法は 2 つあります。
      1. request.getInputStream() メソッドによって InputStream を取得する (古い方法)。
      2. request.getReader() メソッドによって BufferedReader を取得する (NES 2.0 以降)。
      Content-Length ヘッダを使ったブラウザによる通信が行われるとき、request.getContentLengtch() より多くのデータを読み込まないでください。実際に物理的に読み込み可能なデータがそれ以上ない場合に、InputStream を使ってそのデータ量より多いデータを直接読み込もうとすると、Servlet がハングします。getReader() 呼び出しによって要求される BufferedReader を使う場合は、許可されたコンテンツの長さが自動的に考慮されます。
    • 360405.   MMapSessions を使っている場合は、iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 は ServletContext.getAttributeNames() を 128 文字に切り捨てます。
    • 360954.   [Servlets] タブの [Configure JRE/JDK paths] を使って JRE / JDK パスを変更する場合は、[Preferences] タブの [On/Off] オプションからサーバを再起動する必要があります。
    • 363610 (Compaq のみ).   GAT 環境の Compaq ではサーバがクラッシュします。

    • Compaq JDK 1.2.1 が動作している Compaq OSF では次の状態が発生する可能性があります。複数の Servlet および JSP のすべてが最初に同時にアクセスされるとき、Compaq JIT は過度の量のスタックを使う場合があります。その結果、スタックがオーバーフローし、サーバがクラッシュする可能性があります。この動作を確認した場合は次の行を jvm12.conf ファイルに追加することができます。
      jvm.serializeFirstRequest=1
      このディレクティブにより、アクセスされなかったすべての Servlet へのリクエストが直列化され、複数の JIT が同時に実行されなくなります。
    • 361501.  JSP ページの予期しない改行

    • [loop][includeif]、および [excludeif] タグを使うと、予期しない改行を含んでいる JSP を使った HTML ページが生成されます。
    • 353704.  JSP ページのネストにした複数値プロパティを正しくアクセスできなくてもエラー メッセージが表示されません。

    • 複数値プロパティは、別のプロパティのプロパティ、つまりネストされたプロパティにすることができます。たとえば、Market Bean が Company と呼ばれる複数値プロパティを持っているとします。 Company の各値には、Products と呼ばれる複数値プロパティがあります。 Products の各値には、Name と Price の 2 つの単一値プロパティがあります。 Product j から Company i の名前と値段のリストを取得するには、
      次のような行を記述します。

          <LOOP PROPERTY="market:company" PROPERTYELEMENT="i" >
              <LOOP PROPERTY="i:products" PROPERTYELEMENT="j" >
                  <DISPLAY PROPERTY= "j:name" > <DISPLAY PROPERTY= "j:price" >
              </LOOP>
          </LOOP>

      Company プロパティは複数値ですが、特定の値が選択されていないので、次の行は間違っています。

          <LOOP PROPERTY="market:company:products" PROPERTYELEMENT="i">
              <DISPLAY PROPERTY=" i:name" ><DISPLAY PROPERTY="i:price" >
          </LOOP>

      間違っていますが、この行によってブラウザからクライアントに、または Administration Server エラー ビューア ページ上でエラー メッセージが生成されません。

    NSAPI と WAI

  • スレッドセーフでない NSAPI アプリケーションを実行するように Web サーバを設定する

  • iPlanet Web Server 4.0 は マルチプロセス モードで実行することができますが、マルチスレッド アプリケーションとしても利用可能です。ただし、マルチスレッドは、スレッドセーフでない NSAPI アプリケーションには役立ちません。したがって、1 度に 1 つのスレッドだけを、スレッドセーフでない NSAPI アプリケーションに利用できるようにすることが重要です。これを行うには、ユーザが特定のアプリケーションのスレッド プールを確保できるようにする設定パラメータを Web サーバに指定します。このスレッドのプールを 1 に設定すると、1 度に 1 つのスレッドだけがアプリケーションに利用できるようになり、その結果、安定性の問題は発生しないはずです。ただし、このアプリケーションで高水準のパフォーマンスを達成するには、サーバをマルチプロセス モードで実行する必要があります。マルチプロセス モードではアプリケーションの同時処理が可能になり、サーバは高水準のパフォーマンスを達成することができます。
  • iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 には Visibroker (オブジェクト リクエスト ブローカ (ORB)) が搭載されていない  つまり、WAI を使う前に ORB を購入してインストールする必要があります。しかも、Common Object Request Broker Architecture (CORBA) / Internet Inter-ORB Protocol (IIOP) を使ってユーザ独自のオブジェクトの実装を書き込む場合は、適切な ORB を購入してインストールする必要があります。
  • WAI アプリケーションのコンパイル :   Visual C++ Version 6.0 for Windows NT 4.0、SparcWorks 4.2 for Solaris、または HP-UX 対応の aCC を使って、以前のリリースの iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 から WAI アプリケーションをコンパイルまたは再コンパイルする必要があります。
  • プラグイン開発コンパイラのバージョン [HP-UX]:   プラグイン開発に使うコンパイラの適切なバージョンは次のとおりです。
  • /opt/aCC/bin/aCC:
    HP aC++ B3910B A.03.13
    HP aC++ B3910B X.03.11.10 Language Support Library
    /usr/bin/cc:
    LINT A.11.01.00 CXREF A.11.01.00
    HP92453-01 A.11.01.00 HP C Compiler
    $ PATCH/11.00:PHCO_95167  Oct  1 1998 13:46:32 $
  • 344157.   WAI の後方互換性への対応 : 古いサーバ バージョンを使ってビルドされた WAI アプリケーションを新しい ORB (C++ および JDK1.1) で実行するには、コマンド ライン オプションが必要になります。Java 2 では、一部のコードを変更し、アプリケーションをリビルドする必要があります。
  • 355991.   iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 では net_isalive() の使用を推奨していないので注意してください。現在 net_isalive() は常に、ソケットが有効であることを示す 1 (TRUE) を返します。開発者はこの関数を呼び出さないでください。
  • 357561.   ほとんどのプラットフォーム (Solaris、Windows NT、および Compaq) では、iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 に JDK 1.2 を使う必要があります。しかし、WAI ORB ではこのバージョンがサポートされておらず、旧バージョン (1.1) が必要です。したがって、旧バージョンの JDK をインストールする必要があり、コマンド ラインから WAI アプリケーションを起動するとき、old_jdk/bin/java WAIApp.java のようなシンタックスを使ってこのバージョンの JDK を参照する必要があります。このシンタックスは Enterprise Server 3.6 から変更されていません。プラットフォームによっては、これらのアプリケーションを実行するために個別の JDK が必要なことを覚えておくことが重要です。
  • 364274 (AIX のみ).   iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 は、実行時リンクがネイティブでサポートされている AIX 4.2 にビルドされています。したがって、NSAPI プラグイン (ns-httpd メイン実行ファイル内のシンボルを参照する) は、実行時にシンボルを解決するように指定する "-G" オプションを使ってビルドする必要があります。

  •  

     
     
     
     
     
     
     

    しかし、旧バージョンの Netscape Enterprise Server は、ネイティブ実行時リンクがサポートされていない AIX 4.1 にビルドされていました。IBM AIX 開発部門から Netscape に提供された特別な補足ソフトウェアを使って iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 をビルドすることによって、プラグインを機能させることができました。プラグインをビルドするために特別な実行時リンク ディレクティブは必要ありませんでした。このため、AIX で旧バージョンの Enterprise Server 用にビルドされたプラグインは、iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 と連動しません。ただし、これらのプラグインは、iWS 4.0 と連動するように簡単に再リンクすることができます。当社は既存のプラグインを再リンクするためのスクリプトを提供しています。スクリプトには既存のプラグインだけが必要です。元のソース ファイルや .o ファイルは必要ありません。スクリプト自体にはより固有のコメントがあります。4.2 以降の全バージョンの AIX に機能し、ネイティブな実行時リンクがサポートされるため、AIX にビルドされる iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 の今後のリリースでは、これが再び問題とならないと予測しています。

    再リンク スクリプト

    NES 3.X 用にビルドされたプラグインを iWS 4.X と連動するように変更するための再リンク スクリプト relink_36plugin は、ディレクトリ server_root/plugins/nsapi/examples/ にも追加されました (使い方については、relink_36plugin を参照)。

    #!/bin/ksh
    #
    # script to modify a plugin built for NES3.X to work with iWS4.X
    #
    # usage: relink_plugin <plugin.so>
    #
    # Script will create <plugin.so>.new that will work with iWS4.X.
    #
    # If your <plugin.so> was built with a specific default LIBPATH, then
    # you must modify the DEF_LIBPATH variable below. Run the command
    # "dump -H <plugin.so>" and your existing default LIBPATH will be listed
    # as the PATH information by INDEX 0 under the ***Import File Strings***
    # section.

    DEF_LIBPATH=/usr/lib/threads:/usr/ibmcxx/lib:/usr/lib:/lib

    # If your <plugin.so> has dependencies on other shared objects, then you
    # must modify the LIB variable below to include those dependencies
    # (e.g.
    # if you need symbols from shared objects libusra.so, libusrb.so, & libusrc.so;
    # you would specify LIBS="-lusra -lusrb -lusrc")
    # Run the command "dump -H <plugin.so>" to see if your <plugin.so> has
    # any dependencies; they will be listed under the ***Import File Strings***
    # section (Note: you don't have to specify system library dependencies
    # such as libc.a, libc_r.a, etc.)

    LIBS=

    # Note: the following warnings may appear, but you can ignore them:
    # ld: 0711-415 WARNING: Symbol __priority0x80000000 is already exported.
    # ld: 0711-224 WARNING: Duplicate symbol: __priority0x80000000
    # ld: 0711-224 WARNING: Duplicate symbol: .__priority0x80000000
    # ld: 0711-345 Use the -bloadmap or -bnoquiet option to obtain more information.

    # Note: If you are running with the AIX CSet++ 3.1.4 compiler instead of
    # the CSet++ 3.6.4 compiler, then replace all references in this script
    # to "ibmcxx" with "lpp/xlC".

    /usr/bin/ld -bnso -r -o /tmp/obj.o $1
    /usr/ibmcxx/bin/makeC++SharedLib_r -p 0 -G -blibpath:$DEF_LIBPATH $LIBS \
    /tmp/obj.o -o $1.new

  • 364553 (AIX のみ).   AIX プラットフォームの 4.0 インスタンスで WAI を起動することができません。

  • WAI が 4.0 サーバ インスタンスで有効になっている場合は、インスタンスが起動せず、エラー メッセージが表示されます。

    WAI のインストール時に必ず、orb/liborb/bin ではなく、orb がインストールされている場所へのパスを指定してください。

  • 395452.  不明の PathCheck エラー

  • SSL を起動して obj.conf ファイルのデフォルト オブジェクトに「PathCheck fn="get-client-cert" dorequest="1"」と入力し、サーバの設定を表示すると、無視できる不明の PathCheck に関するエラー メッセージが表示されます。

    オンライン ヘルプ マニュアル

  • 361418.   「Manage Certificates」ページのオンライン マニュアルがありません。

  • 「Manage Certificates」の下の [Help] ボタンをクリックすると、"Error - Help information for this topic was not found" エラー メッセージが表示されます。このトピックのオンライン マニュアルを表示するには、次の手順に従ってください。
     
     
    • オンライン ドキュメントを表示します。
    • 「付録 E Enterprise Server のユーザ インターフェイス」に進みます。
    • [Server Manager] リンクをクリックします。
    • [Manage Server Certificates Page] リンクをクリックします。
  • 363876.   「Search Confirmation」ページのオンライン ヘルプ :  「Search Confirmation」ページのオンライン ヘルプの [Check Access Permissions on Collection Root before Doing a Search] セクションは次のように訂正する必要があります。
    • 選択したコレクションで検索を行う前にサーバ ユーザのアクセス パーミッションを確認します。正しい認証を入力しないと、要求した検索が行われません。
  • 363879.   「Edit Access」ページのオンライン ヘルプ :   [Global Settings] タブから Enterprise Administration Server の [Restrict Access] を選択したときに表示される「Edit Access」ページのオンライン ヘルプの [Programs] セクションには次の情報が表示される必要があります。
    • [All Programs]. ユーザまたはグループによる Enterprise Administration Server のすべてのタブへのアクセスを許可します。

      [Only the Following]. ユーザまたはグループによる特定のタブまたは特定のページへのアクセスを許可します。Control キーを押しながらタブをクリックすることによって、複数のタブを選択することができます。

      [Update]. 入力内容を保存します。

      [Reset]. 変更を消去し、ページ内の要素を変更前の値にリセットします。

      [Help]. オンライン ヘルプを表示します。

    セキュリティ

  • Web サイト間でのスクリプト作成の弱点 :

  • HTTP エラー 404 "File not found" へのデフォルトのレスポンスを、CERT(C) 注意書 CA-2000-02 に記載されている開発のメカニズムとして使用できることが確認されています。iPlanet では、このような攻撃を防ぐために次のいずれかの Web サーバの設定を変更することをお勧めします。
    • Netscape Enterprise Server 2.x
    • Netscape Enterprise Server 3.x
    • Netscape Enterprise Server 4.0 (iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0)
    サーバが提供するデフォルトのレスポンスをユーザ指定のレスポンスにオーバーライドするようにサーバの設定を変更する必要があります。主な違いは、デフォルトのレスポンスには、クライアントへのレスポンス内に HTTP 参照ヘッダの値が含まれていることです。この値は不要で、エラーの原因になります。Web サーバの将来のバージョンでは、デフォルトのレスポンスの保護機能が搭載される予定です。

    サーバを変更するには、Administration Server を使うか、あるいは設定を直接変更することができます。それぞれの方法の概要は次のとおりです。

    Administration Server のユーザ インターフェイスの使い方
    次の手順に従ってください。

    • 管理するサーバ インスタンスを選択します。
    • 左側のパネルから [Error Responses] を選択します。
    • [Editing : The entire server] を選択します。
    • エラー コード : Not Found に関して、適切なレスポンスが含まれているスタティックな html ファイルを指定するように "File:" を設定します。
    手作業での設定変更
    次の行をデフォルトのオブジェクトに追加し、エラー レスポンス ファイルの絶対パスに置き換えます。
      Error fn="send-error" reason="Not Found" path="c:/netscape/server4/docs/errors/notfound.html"
    この問題の詳細については、CA-2000-02 CERT(C) 注意書を参照してください。
  • 380430.   MaxProcs=#CPU を使わなくても、マルチプロセッサ システムで動作する SSL のパフォーマンスが最大になります。
  • HP-UX で SSL を実行するときにパフォーマンスを最大にするには、MaxProcs をサーバ上のプロセッサの数と同数に設定します。MaxProcs は、magnus.conf ファイルを手作業で編集することによって設定することができます。
  • 391160.   CPU の使い方に関する Rainbow パフォーマンス

  • Rainbow CryptoSwift ボードを使うと、iPlanet Web Server のパフォーマンスに影響があります。

    Simple Network Management Protocol (SNMP)

  • 367391 (Compaq のみ).   SNMP が Compaq プラットフォーム上のシステムの IPAddress を逆さに出力します。

  • SNMP クライアントが Netscape mib を使って Compaq 上のサーバの IPAddressを要求すると、n1.n2.n3.n4 ではなく n4.n3.n2.n1 を受け取ります。正しい情報を得るには、system mib を使って IPAddress を要求します。

    サーバサイド JavaScript (SSJS) / LiveWire

  • registerCFunction に対してエラーが返される :  C 共有ライブラリが正しく登録されている場合は、registerCFunction() 関数は true を返します。この関数は次の 2 つの場合に false を返す可能性があります。まず、アプリケーションが追加されてサーバが再起動されていない場合に、registerCFunction() を呼び出すアプリケーションをユーザが起動しようとする場合です。この動作は、共有ライブラリがロードされていないために発生します。共有ライブラリはサーバの起動時にロードされます。registerCFunction() が false を返す可能性のある 2 番めの場合は、registerCFunction() 呼び出しに指定された共有ライブラリが、そのアプリケーションを appmgr に追加するときに指定した「外部ライブラリ」と一致しない場合です。

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    登録されている関数名が共有オブジェクト内に存在しない場合でも、registerCFunction() は関数名が共有オブジェクト内に存在するかどうかを確認しないため、true が返されます。ただし、その関数を呼び出すと、"undefined" が返されます。

  • データベース コネクションの最大数の設定 (Sybase のみ) :  新しい環境変数 MAX_LW_SYBS_CONN が追加され、この制限を設定できるようになりました。デフォルトでは、制限は 100 です。この制限を 100 より大きい値に設定すると、Web サーバはより大きい値を使います。この「より大きい」数値は、100 〜 50000 の範囲内の数値が有効です。それによって、ユーザに必要な拡張が実現されます。

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    データベース コネクションの最大数を設定するには、次の手順に従ってください。

    • 起動スクリプトを変更して、環境変数を設定します (たとえば、MAX_LW_SYBS_CONN=1000; export MAX_LW_SYBS_CONN )。
    • Web サーバを再起動します。
  • JavaScript のデフォルトのバージョン :   このリリースでサポートされている JavaScript のデフォルトのバージョンは JavaScript 1.4 です。Netscape は 1.4 へのアプリケーションの移行をお勧めします。しかし、JavaScript 1.2 は後方互換性を維持するためだけにサポートされており、推奨しません。JavaScript 1.2 を使うには、jsac -a 1.2 を使ってアプリケーションをコンパイルする必要があります。
  • 推奨をやめた SSJS データベース オブジェクト :   SSJS データベース オブジェクトは推奨していません。代わりに DbPool オブジェクトを使う必要があります。
  • 4.0 以前の SSJS アプリケーションの再コンパイル :   旧バージョンの iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 の SSJS アプリケーションを iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 で実行するには、新しい JSAC (24.13 版以降) を使って再コンパイルする必要があります。
  • 4.0 で変更された SSJS 関数 write() および flush() の動作 :  Enterprise Server 3.6 では、アプリケーションによる write() または flush() 関数の実行中または実行前にユーザがブラウザで [Stop] ボタンをクリックすると、そのリクエストの実行が中断されます。iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 SP2 では、アプリケーションによる write() または flush() 関数の実行中または実行前にユーザがブラウザで [Stop] ボタンをクリックしても、そのリクエストの実行は中断されません。さらに、関数がブラウザへのデータの送信に成功した場合は write() および flush()TRUE を返し、失敗した場合は FALSE を返します。
  • HP-UX 11.0 での DB2 の使用 :   HP-UX 11.0 で DB2 を使う場合は、追加の OS パッチをインストールし、特定の HP-UX システム パラメータを変更する必要があります。この情報は、IBM の Web サイトから入手できるリリース ノートおよびマニュアル『Quick Beginnings for UNIX』の第 22 章にあります。
  • 正規式の修飾演算子 :   修飾演算子を使って 1 つの値を指定する場合は、次のようになります。
    • /a{2}/
    この修飾演算子は 2 つの "a" の文字を照合するはずです。たとえば、/a{2}/("baaab") は "aa" を返すはずです。しかし、実際はこの正規式は "aaa" を返します。
    それを回避するには、この値を次のように指定します。
      /aa/
    さらに、/\11/ はタブ文字を照合するはずですが、照合しません。それを回避するには、代わりに /\011/ を使います。
  • Informix のトランザクションとカーソルが複数のページにわたることができない :  複数のページにわたるトランザクションやカーソルがアプリケーションに含まれている場合、エラー メッセージ "1802 - Connection name in use" が表示される場合があります。トランザクションが未知の状態になっている可能性があり、エラーをクリアするためにサーバの再起動が必要な場合があります。
  • DB2 データ タイプの使い方   DB2 データ タイプ BLOBCLOB、または DBLOB を使う場合は、db2 クライアント インストール ディレクトリにある db2cli.ini ファイルに次のステートメントが必要です。
    • [<database name>]
      longdatacompat=1
  • カーソル、リザルト セット、およびストアド プロシージャ オブジェクトの閉鎖 :   3.x 以前のバージョンとは異なり、このリリースの iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 では、カーソル、リザルト セット、およびストアド プロシージャ オブジェクトを明示的に閉じる必要があります。そのとき、コネクションを明示的に解除し、データベースから接続を解除する必要もあります。
  • 42484.   Web サーバのインストール直後にデータベースに接続することができません。サーバを停止し、必要なすべての環境変数を設定し、コマンド ラインからサーバを再起動します。
  • 43695.   Informix MODE_ANSI データベースへの接続時に、varchar または char カラムが含まれているカーソルを介して insertRow() または updateRow() を使うと、Informix error -766, "String must be null terminated." が表示されます (これは Informix のバグ #68872 です)。代わりに execute() を使ってこの問題を回避することができます。
  • 43714.   テーブルを変更するためのメソッド execute() を使う SQL ステートメントは、MS SQL Server で更新不可能なカーソルを開いた後、正しく動作しません。この問題を回避するには、代わりに更新可能なカーソルを開きます。
  • 45155.   Sybase への接続時に、26K より大きいイメージを更新するためにカーソル内で updateRow() を使っても、機能しない場合があります。
  • 48546.   DB2 ストアド プロシージャの IN パラメータが整数タイプを要求している場合、DB2 ストアド プロシージャは整数値を確実に処理できるように、入力された変数を double として定義する必要があります。ユーザが JavaScript オブジェクトを使ってデータ タイプ列を更新すると、DB2 は JavaScript オブジェクトの日付の部分だけを認識して、日付が切り捨てられていることを示す警告を出します。
  • 48886.   アプリケーションが DbPool() に接続しようとしているとき (つまり、タイムアウト時間内) にアプリケーションを停止すると、Web サーバがクラッシュする可能性があります。コネクションが通常どおりタイムアウトになるまで待つことによってこの問題を回避することができます。
  • 51326.   Informix への接続時に、BLOB が含まれているカラムを変更するためにカーソルを介して updateRow() または deleteRow() を使うと、Informix Server がクラッシュする可能性があります (これは Informix のバグ #59162 です)。この問題を回避するには、カーソルを beginTransaction() および commitTransaction() で囲みます。
  • 64327.   MS SQLServer と DB2 の場合、大きい BLOB を表示することができません (.gif ファイルの限界は 70 〜 75 K です。.jpg ファイルの限界は 60 K です)。
  • 65668.   MS SQL Server のストアド プロシージャに NULL を挿入するには、"/Null/" ディレクティブを使う必要があります。NULL を渡すと、空白が挿入されます。
  • 68834.   サーバサイド JavaScript では、BLOB データタイプを DB2 ストアド プロシージャに渡す機能がサポートされていません。
  • 69391.   カーソルを使って 256 文字より多い char または varchar カラムを更新すると、Informix サーバがクラッシュする可能性があります。majorErrorCode() に Informix エラー "-22582" および "-1803" が表示される場合があります。
  • 74813.   iPlanet Web Server Enterprise Edition を Informix サーバと同じマシンにインストールする場合 (ローカル インストール) は、Informix クライアントと Informix サーバの両方をインストールする必要があります。さらに、まず I-Connect クライアントをインストールしてから Informix サーバをインストールする必要があります。iPlanet Web Server Enterprise Edition と Informix サーバを別々のマシンにインストールする場合 (リモート イントール) は、iPlanet Web Server Enterprise Edition をインストールしたマシンに Informix クライアントだけをインストールします。
  • 82538.   カーソルと共に write() または debug() メソッドを使うとき、索引ではなくカーソルのカラム名 (cursor.colName) を使ってカーソルを識別します。たとえば、cursor[0] ではなく cursor.fld1 を使います。
  • 87084、94314.   Oracle データベースの使用時に、大きい整数を伴う SQLTable() メソッドで問題が発生する可能性があります。Oracle は内部では整数を float として保存するため、容量が 32 ビットを超える大きな整数を渡すことができません。この切り捨て (またはオーバーフロー) やエラー メッセージを回避するため、大きな整数には integer ではなく float データタイプを使います。
  • 98272.   1 度に複数のクライアントで DB2 を使うには、DB2 クライアント インストール ディレクトリにある db2cli.ini ファイルに次のステートメントを追加する必要があります。
    • [common]
      disablemultithread=0
  • 113281.  DbPool.connection() は、タイムアウトになる前に DbPool に接続できない場合でも、有効なオブジェクトを返します。
  • 315321.   Sybase で更新のためにカーソルを獲得しようとするとき、カーソルはページ上の更新ロックを獲得しません。獲得されるロックは、選択のための共有目的のロックと更新のための排他的ページ ロックだけです。更新ロックが許可されないため、他のコネクションは同じページで排他的ロックを獲得することができ、デッドロック状態の原因となります。
  • 344652.   iWS 4.0 では JSAC コンパイラの使い方が変更されました。
    • Windows NT プラットフォームでは、jsac コンパイラを <server-root>/bin/https/bin ディレクトリから移動した場合に、jsac が依存する dll を検索できるように、PATH に <server_root>/bin/https/bin を追加する必要があります。
    • Unix プラットフォームでは、依存する共有オブジェクトが見つかるように、プラットフォームに従って LD_LIBRARY_PATH、SHLIB_PATH、または LIBPATH に <server_root>/bin/https/lib を追加する必要があります。-shell オプションを伴うサーバの起動スクリプト、すなわち start -shell を実行することによって、これを行うことができます。このスクリプトを実行すると、適切な環境変数を伴うシェルが作成され、そこから jsac を実行することができます。
  • 344698 (Solaris のみ).   Solaris で LiveWire による Informix データベースとのデータベース コネクションを確立するには、LD_LIBRARY_PATH 環境変数を $INFORMIXDIR/lib:$INFORMIXDIR/lib/esql に追加設定する必要があります。
  • 346158.   旧バージョンの Enterprise Server (3.x または Web Server 4.0) を使ってコンパイルしたアプリケーションは再コンパイルする必要があります。新しいコンパイラのバージョンは 24.13 です。
  • 346246. [HP-UX]   データベース ライブラリ パスを SHLIB_PATH 環境変数に追加する必要があります。例 :
    • SHLIB_PATH=/export2/hpux/oracle8.0.5/lib:/opt/IBMdb2/V5.0/lib:/export2/hpux/informix-csdk2.1 /lib/esql:/export2/hpux/informix-csdk2.1/lib:/export2/hpux/sybase11.1.1/lib;export
      SHLIB_PATH
  • 348674.   JavaScript 1.4 では DategetYear() 関数の定義が変更されました。旧バージョンの JavaScript では、この関数を使うと、20 世紀の年の場合は 1900 を引いた年が返され、それ以外の年の場合はその年が返されました。JavaScript 1.4 では、この関数は常に 1900 を引いた年を返します。JavaScript 1.4 では、getFullYear() メソッドは常に年を 4 桁の数値として返します。年が 2000 以降の年に準拠するには、getFullYear() を使います。

  • getYear() は、定義が紛らわしく、間違えやすいため、推奨していません。getFullYear() の使用をお勧めします。getYear() の古いセマンティックスが必要なユーザは JavaScript 1.2 互換性モード、すなわち jsac -a 1.2.... でアプリケーションをコンパイルする必要があります。ただし、これは推奨していません。
  • 349802.   0 から始まる数値は 8 進数と見なされるため、JavaScript 1.4 では 08 および 09 は有効な 10 進数の定数ではなくなりました。後方互換性を維持するため、JavaScript 1.4 ではこれらの数値を使うことができます。これらの数値はそれぞれ、10 進数の 8 および 9 と見なされます。ただし、これらの数値を使うと、コンパイラは警告を生成します。これらの定数は、Date コンストラクタ内で最も頻繁に発生します。日付に使う他の 2 桁の数値 (01、02 など) は、これらの定数と同様にまだ機能します。
  • 349828.   LiveConnect アプリケーションが netscape.javascript.JSObject を使うと、このクラス内のバグのためにサーバが不安定になります。JSObject を使わないと、LiveConnect の安定性がかなり向上します。安定性をさらに向上させ、サーバのクラッシュを防ぐには、JIT をオフにします。さらに、次のプラットフォーム固有の情報を参照してください。
    • Windows NT および Solaris では、config/jvm12.conf を編集し、行 java.compiler=NONE を追加します (あるいは、この行が既にある場合はこの行のコメントを削除します)。
    • HP-UX では、config/jvm.conf を編集して、jvm.hpuxJIT を 0 に変更し、行から # コメント文字を削除します。このリリースでサポートされている JavaScript のデフォルトのバージョンは JavaScript 1.4 です。Netscape は 1.4 へのアプリケーションの移行をお勧めします。ただし、JavaScript 1.2 は後方互換性を維持するためだけにサポートされており、推奨はしていないので注意してください。JavaScript 1.2 を使うには、jsac -a 1.2 を使ってアプリケーションをコンパイルする必要があります。
  • 351407.   Oracle ストアド プロシージャのリザルトセットは 98 より多いカラムを返すことができません。この問題は iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 で解決されています。現在、最大 510 のカラムのリザルトセットを返す Oracle ストアド プロシージャのリザルトセットを使うことができます。510 より多いカラムを使う必要がある場合は、次の回避策を試すことができます。
    • 回避策 #1: ストアド プロシージャを実行し、出力パラメータとして SQL 文字列を返します。SQL 文字列を使ってカーソルを作成して、クエリを実行し、結果をフェッチします。
    • 回避策 #2: 非常に多数のカラムがあるテーブルを渡す場合は、通常のカーソルを使ってローをフェッチします (推奨方法)。あるいは、カラムを基準にしてテーブルをより小さいサイズに分割します。
  • 351433.   ユーザ インターフェイスを使って Servlet / LiveWire を無効にし、再び有効にした後、Servlet / LiveWire が機能しなくなる場合があります。ユーザ インターフェイスは obj.conf 内でドキュメントルートの NameTrans ディレクティブの後に Servlet / LiveWire の NameTrans を置く場合があるため、Servlet / LiveWire が実行されなくなります。それを回避するには、obj.conf を手作業で編集し、Servlet や LiveWire の NameTrans ディレクティブがリストの最初にくるように順番を入れ替えます。
  • 352074.   JavaScript コンパイラでは、比較 (等号) 演算子として "=" を使うことができなくなりました。"==" を等号演算子として使う必要があります。さもないと、コンパイル時にエラー メッセージが表示されます。
  • 359738.   SSJS およびアプリケーション マネージャをオンにして、アプリケーションを保護するためにコンフィグレーション スタイルと ACL をセットアップする場合、obj.conf 内の行の順番によっては ACL が実行されない場合があります。この動作を防ぐには、obj.conf ファイル内で SSJS を定義する前にコンフィグレーション スタイルの ACL を定義します。
  • 364066.   ORA8 が SELECT FOR UPDATE を実行することができません。カーソルを使って Oracle 8 Server に接続しようとすると、iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 でエラー "Can't execute 'SELECT FOR UPDATE' for Oracle 8 sever with ORA-01002 fetch out of sequence." が表示される場合があります。このエラーが発生した場合は、更新コードに明示的なトランザクションを追加する必要があります。database.beginTransaction() および database.commitTransaction() がその例です。Oracle 7 データベースに接続する場合は、iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 でこのエラーが生成されません。
  • 364224 (AIX のみ).   DB2 への接続時に libdtcp.a をロードすることができませんでした。

  • Informix に接続するように環境変数を設定していると、DB2 データベースに接続することができません。したがって、ユーザは同じサーバ上で同時に Informix、Oracle、および DB2 データベース、あるいは Informix および DB2 データベースに接続することができません。

    推奨する回避策は次のとおりです。

    AIX の場合、データベース コネクションを確立するには、起動スクリプト内の LIBPATH が次の例のようでなければなりません。

    LIBPATH=${LD_LIBRARY_PATH}:${LIBPATH}:${ORACLE_HOME}/lib:${INFORMIXDIR}/lib:${IN
    FORMIXDIR}/lib/esql:${SYBASE}/lib:${DB2PATH}/lib:/usr/threads/lib:/usr/ibmcxx/li
    b:/usr/lib:/lib; export LIBPATH

    AIX ライブラリを指定する前にデータベース クライアント ライブラリを指定することが重要です。注意してください。

  • 390159.  SSJS からの Calling Sybase ストアド プロシージャが機能しません。
  • 386552.  SSJS リクエスト オブジェクト問題

  • リクエスト オブジェクトは、iPlanet Web Server 4.0 のユーザ定義メソッドからアクセスすることができません。 リクエスト オブジェクトにアクセスしようとすると、次のエラーが返されます。
      JSError: Request has no properties.
  • 357239.  同じページに SSI exec コマンドがあると、JavaScript LastModified の日付が正しく表示されません。 ファイルでは、最後に変更した日付が、その日の日付と時刻の代わりに、Wed Dec 31 16:00:00 1969 と表示されます。
  • Web パブリッシングと検索

  • 322138.   Netscape Composer で html ファイルを編集すると、その結果、ファイル上にロックが生成されます (鍵の記号)。

  • このようなファイルがロックされたファイルとして現れないようにするには、Composer からパブリッシュする必要があります。現在、Composer プラグインをインストールしており、Composer でファイルを開いて変更を行わないと、ファイルはロックされます。ファイルをパブリッシュすると、ファイルのロックがクリアされます。
  • 349914.   UNIX プラットフォームでの Netscape Communicator による WebPub アプレットの起動および停止に関して一時的な問題があります。
  • 360457.   プラットフォーム固有の Navigator/Communicator Web パブリッシング システムのプロパティ シートでは Created: がサポートされなくなりました。iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 では CM_CDATE 変数の正確さが保証されません。
  • 361905.   HP 11.0 では Enterprise Administration Server の [New Collection] 画面から PDF コレクションを作成することができません。エラー メッセージは表示されませんが、ドキュメントの内容の索引は作成されません。
  • 370197.   検索カタログの更新は、ns-cron を介して失敗します。ns-cron runs が更新を処理しようとすると、cron.error ファイルで "Invalid wildcard pattern" エラーが発生します。regexp が 190 文字より長いと、このエラーが発生します。回避策は、ワイルドカードを使って短い正規表現にします。

  •  

    プラットフォーム固有の情報

    この節では、次のプラットフォームに関するプラットフォーム固有の判明している問題と回避策について説明します。
  • Windows NT プラットフォーム
  • Compaq プラットフォーム
  • Unix プラットフォーム
  • HP プラットフォーム
  • AIX プラットフォーム
  • Windows NT プラットフォーム

  • Windows NT ネットワーク共有リソースと ns-httpd プロセスの併用 :   ns-httpd プロセスは Windows NT プロセスとして実行されるため、ファイルへのアクセス パーミッションがなく、失敗します。これは Windows NT サービスの制限です。

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     それを回避するには、Windows NT ネットワーク共有リソースへのアクセス パーミッションを持つ別のユーザにサービス オーナーを変更します。

  • 344652.   iWS 4.0 では jsac コンパイラの使い方が変更されました。

  • Windows NT プラットフォームでは、jsac コンパイラを <server-root>/bin/https/bin ディレクトリから移動した場合、jsac が依存する dll を検索できるように、PATH に <server_root>/bin/https/bin を追加する必要があります。

     Unix プラットフォームでは、依存する共有オブジェクトが見つかるように、プラットフォームに従って LD_LIBRARY_PATHSHLIB_PATH、または LIBPATH<server_root>/bin/https/lib を追加する必要があります。-shell オプションを伴うサーバの起動スクリプト、すなわち [start -shell] を実行することによって、これを行うことができます。このスクリプトを実行すると、適切な環境変数を伴うシェルが作成され、そこから JSAC を実行することができます。

  • 349828.   LiveConnect アプリケーションが netscape.javascript.JSObject を使うと、このクラス内のバグのためにサーバが不安定になります。JSObject を使わないと、LiveConnect の安定性がかなり向上します。安定性をさらに向上させ、サーバのクラッシュを防ぐには、JIT をオフにします。さらに、次のプラットフォーム固有の情報を参照してください。
    • Windows NT および Solaris では、config/jvm12.conf を編集し、行 java.compiler=NONE を追加します (あるいは、この行が既にある場合はこの行のコメントを削除します)。
    • HP-UX では、config/jvm.conf を編集して、jvm.hpuxJIT を 0 に変更し、行から # コメント文字を削除します。このリリースでサポートされている JavaScript のデフォルトのバージョンは JavaScript 1.4 です。Netscape は 1.4 へのアプリケーションの移行をお勧めします。ただし、JavaScript 1.2 は後方互換性を維持するためだけにサポートされており、推奨はしていないので注意してください。JavaScript 1.2 を使うには、jsac -a 1.2 を使ってアプリケーションをコンパイルする必要があります。
  • 358429.   iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 は TEMP 環境変数によって指定されているドライブにアンパックされます。インストールを開始する前に TEMP によって指定されているデバイスに十分な空き容量があることを確認してください。
  • 360361.   Unix Netscape Navigator または Windows NT プラットフォームの IE4.0 でサイズ変更ツールが機能しないことがあります。

  • iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 のブラウザ画面のサイズを変更するときに再描画ツールを使っても、拡張矢印が追加のタブに追加されないことがあります。[Apply] ボタンの位置が画面からはみ出る場合もあります。この動作は、Unix Netscape Navigator (4.51) または Windows NT プラットフォームの IE4.0 を使うときに頻繁に発生するので注意してください。
  • 362306. (Windows NT のみ)  Directory Server 4.1 と iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 を同じ Windows NT ホスト マシンにインストールすることができます。インストール時に、インストールするライブラリのバージョンを尋ねるプロンプトが表示された場合は、必ずリリース日が最も新しいバージョンを選択してください。製品をアンインストールする必要がある場合は、アンインストール プロセスでアンインストール プログラム (uninst.exe) が削除されるため、まずそのコピーを作成する必要があります。また、Directory Server 4.1 をアンインストールする前に、iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 をアンインストールしてください

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    iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 と Directory Server 4.0 をアンインストールするには、次の手順に従ってください。

    • uninst.exe を他のファイルにコピーします。uninst_slapd.exe がその例です。
    • uninst.exe を使って iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 をアンインストールします。
    • uninst_slapd.exe の名前を uninst.exe に変更します。
    • uninst.exe を使って Directory Server 4.1 をアンインストールします。
  • 362248.   Windows NT での .htaccess ファイルの作成

  • Windows NT で .htaccess ファイルを作成するとき、必ずファイルの最後の行の末尾で Enter キーを押してください。この「ハード リターン」によって最後の行の末尾に行の終了文字が追加され、エラー メッセージが表示されなくなります。

    Compaq プラットフォーム

  • 363682 (Compaq および AIX のみ).   DB に接続するには、iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 で追加の変数を指定する必要があります。

  • この 4.0 リリースでデータベースに接続するには、LD_LIBRARY_PATH および LIBPATH 環境変数にデータベース クライアント ライブラリを指定する必要があります。

    Compaq プラットフォーム :

     LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/lib:$SYBASE/lib:$INFORMIXDIR/lib:
    $INFORMIXDIR/lib/e sql:$SERVER_ROOT/bin/https/lib

  • 367391 (Compaq のみ).   SNMP が Compaq プラットフォーム上のシステムの IPAddress を逆さに出力します。

  • SNMP クライアントが Netscape mib を使って Compaq 上のサーバの IPAddress を要求すると、n1.n2.n3.n4 ではなく n4.n3.n2.n1 を受け取ります。正しい情報を得るには、system mib を使って IPAddress を要求します。
  • 367654 (Compaq のみ).   sizefmt=bytes の場合、仮想ファイルまたは実在のファイルに関して fsize が機能しません。shtml ファイルにおいて sizefmt="bytes" の場合、fsize コマンドは仮想ファイルまたは実在のファイルに関して NULL のレスポンスを返します。代わりに sizefmt="abbrev" を使ってください。KB 単位のファイル サイズが返されます。
  • Unix プラットフォーム

  • 既に AnswerBook Server がインストールされている場合は [Express Installation] オプションを使わないでください (Solaris 8 のみ)。:  Solaris 8 を実行しており、AnswerBook Server がインストールされている場合は、[Express Installation] オプションを使って iPlanet Web Server 4.0 をインストールしないでください。代わりに [Typical Install] オプションを選択してください。
  • インストール時のファイル パーミッション :

  •   インストール時に .tar ファイルをアンパックすると、アプリケーションがファイルを書き込めないようにインストール先ディレクトリのパーミッションが変更されます。この問題を回避するには、ディレクトリのパーミッションを変更できるディレクトリにファイルをダウンロードする必要があります。/tmp ディレクトリをインストールに使う場合は、/tmp の下のサブディレクトリ (たとえば、/tmp/nes40install) を使います。
  • カーネルをクラッシュさせる Digital Unix 4.0d カーネルのバグ :  Digital Unix 4.0d カーネルにはバグがあり、Web Server のファイル キャッシュへの負荷が大きくなると、カーネルがクラッシュします。この問題は今後の OS パッチ キットによって修正される予定です。しばらくの間この問題を回避するには、/etc/sysconfigtab ファイルに次のエントリを追加し、システムを再起動します。
    • vm:
      vm-map-index-enabled=0
  • 330884 (Unix のみ).   ACL は名前によってディレクトリまたはファイルに添付されます。

  • 複数の名前を使ってファイルまたはディレクトリにアクセスできるとき、Unix でシンボリック リンクを使うときと同様に、ファイルまたはディレクトリの代替パスに適用された ACL が正しく適用されない場合があり、制限するファイルへのアクセスが許可される可能性があります。この問題を回避するには、[Server Preferences] > [Symbolic Links] を選択し、シンボリック リンクおよびハード リンクを禁止します。
  • 344652.   iWS 4.0 では jsac コンパイラの使い方が変更されました。

  • Unix プラットフォームでは、依存する共有オブジェクトが見つかるように、プラットフォームに従って LD_LIBRARY_PATH、SHLIB_PATH、または LIBPATH に <server_root>/bin/https/lib を追加する必要があります。-shell オプションを伴うサーバの起動スクリプト、すなわち start -shell を実行することによって、これを行うことができます。このスクリプトを実行すると、適切な環境変数を伴うシェルが作成され、そこから jsac を実行することができます。
  • 344698.   Solaris で LiveWire による Informix データベースとの データベース コネクションを確立するには、LD_LIBRARY_PATH 環境変数を $INFORMIXDIR/lib:$INFORMIXDIR/lib/esql に追加設定する必要があります。
  • 346227.   jvm.conf 内の jvm.disableThreadRecycling の HPUX 用のデフォルト設定は変更しないでください。変更すると、単純な Servlet の実行時に JVM がクラッシュすることが明らかになっています。
  • 349457.   エラーで終了すると、X-term ウィンドウは入力されたコマンドをエコーすることができません。

  • インストール時にエラーで終了すると、X-term ウィンドウは入力されたコマンドに応答しますが、ディスプレイにコマンドをエコーしません。「リセット」すると、問題が解決します。
  • 349914.   UNIX プラットフォームでの Netscape Communicator による WebPub アプレットの起動および停止に関して一時的な問題があります。
  • HP のみのプラットフォーム

  • HP-UX 11.0 での DB2 の使用 :   HP-UX 11.0 で DB2 を使う場合は、追加の OS パッチをインストールし、特定の HP-UX システム パラメータを変更する必要があります。この情報は、IBM の Web サイトから入手できるリリース ノートおよびマニュアル『Quick Beginnings for UNIX』の第 22 章にあります。
  • Java Native Interface (JNI) を使ったコンパイル (HP-UX) :  Java Native Interface (JNI) を使ったコンパイルには次のオプションが必要です。
    • aCC の場合  -DNATIVE  -D_POSIX_C_SOURCE=199506L -D_HPUX +u4 +Z -ext
      cc の場合   -DNATIVE  -D_POSIX_C_SOURCE=199506L -D_HPUX +u4 +Z -Ae
     詳細については、HP-UX 用の JVM/JNI マニュアルを参照してください。

    さらに、HP-UX のプラグインでも、コンパイル時にこれらのオプションを使う必要があります。+u4 オプションは境界線のアライメントに影響を与えるため、64 ビット データのアクセス パフォーマンスに影響を与える場合があるので注意してください。

  • プラグイン開発コンパイラのバージョン (HP-UX):   プラグイン開発に使うコンパイラの適切なバージョンは次のとおりです。
    • /opt/aCC/bin/aCC:
      HP aC++ B3910B A.03.13
      HP aC++ B3910B X.03.11.10 Language Support Library
      /usr/bin/cc:
      LINT A.11.01.00 CXREF A.11.01.00
      HP92453-01 A.11.01.00 HP C Compiler
      $ PATCH/11.00:PHCO_95167  Oct  1 1998 13:46:32 $
  • 346246. (HP-UX)   データベース ライブラリ パスを SHLIB_PATH 環境変数に追加する必要があります。例 :
    • SHLIB_PATH=/export2/hpux/oracle8.0.5/lib:/opt/IBMdb2/V5.0/lib:/export2/hpux/informix-csdk2.1 /lib/esql:/export2/hpux/informix-csdk2.1/lib:/export2/hpux/sybase11.1.1/lib;export
      SHLIB_PATH
  • 362462 (HP-UX).   HP プラットフォームで Enterprise Server 3.6 から iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 への移行時にローカル ユーザを LDIF ファイルにエクスポートするように選択すると、失敗します。ローカル ユーザを iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 の LDIF ファイルに正しく移行するには、Enterprise Server 3.6 の Admininstration Server のインターフェイスを使って ([Users and Group] タブの [Export] オプションを使って) ユーザ データベースを LDIF ファイルにエクスポートします。

  •  

     
     
     
     
     
     
     

    さらに、同じ手順に従って、Directory Server に搭載されている ldif2ldap スクリプトを使って [base DN] フィールドをユーザ情報に追加することができます。

  • 380430 (HP-UX).   MaxProcs=#CPU を使わなくても、マルチプロセッサ システムで動作する SSL のパフォーマンスが最大になります。

  • HP-UX で SSL を実行するときにパフォーマンスを最大にするには、MaxProcs をサーバ上のプロセッサの数と同数に設定します。MaxProcs は、magnus.conf ファイルを手作業で編集することによって設定することができます。

    AIX のみのプラットフォーム

  • 推奨 JDK バージョン   AIX の場合、iPlanet Web Server 4.0 SP5 の JDK 1.1.6_10 を使うことを推奨します。
  • 363186.  AIX で /usr/lib/threads の後ろにデータベース ライブラリが続くように環境変数 LIBPATH をセットアップしていると、サーバがクラッシュします。IBM 標準ライブラリは、常に LIBPATH の最後にくる必要があります。この問題を防ぐには、次のどのパスも LIBPATH 環境変数に追加しないでください。
    • /usr/lib/threads:/usr/ibmcxx/lib:/usr/lib:/lib
    iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 はこれらのパスを自動的に LIBPATH 環境変数に追加します。
  • 363682 (AIX および Compaq のみ).   DB に接続するには、iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 で追加の変数を指定する必要があります。

  • この 4.0 リリースでデータベースに接続するには、LD_LIBRARY_PATH および LIBPATH 環境変数にデータベース クライアント ライブラリを指定する必要があります。

    AIX プラットフォームの場合 :

    LIBPATH=$ORACLE_HOME/lib:$SYBASE/lib:$INFORMIXDIR/lib:$INFORMIXDIR/lib/esql:$DB2 PATH/lib:$SERVER_ROOT/bin/https/lib

  • 364064 (AIX および IRIX).   信頼性の問題のために AIX が Informix に接続することができません。

  • IRIX または AIX サーバから INFORMIX データベースに接続するのが難しい場合は、次の手順に従ってください。
    • これは「信頼性」の問題なので、他のマシンの /etc/hosts.equiv ファイルに各マシンの名前を登録します。
    • O/S によっては、sqlhosts ファイルを NFS マウント ディレクトリではなくローカル マシンに置く必要があります。
    • まだ機能しない場合は、sqlhosts ファイル内でホスト名を IP アドレスに、サービス名をポート番号に置き換えます。例 :

    •  

       
       
       
       
       
       
       

       ifmx_online onsoctcp 203.12.52.104 2055

  • 364224.   DB2 への接続時に libdtcp.a をロードすることができませんでした。

  • Informix に接続するように環境変数を設定していると、DB2 データベースに接続することができません。したがって、ユーザは同じサーバ上で同時に Informix、Oracle、および DB2 データベース、あるいは Informix および DB2 データベースに接続することができません。

    推奨する回避策は次のとおりです。

    AIX の場合、データベース コネクションを確立するには、起動スクリプト内の LIBPATH が次の例のようでなければなりません。

    LIBPATH=${LD_LIBRARY_PATH}:${LIBPATH}:${ORACLE_HOME}/lib:${INFORMIXDIR}/lib:${IN
    FORMIXDIR}/lib/esql:${SYBASE}/lib:${DB2PATH}/lib:/usr/threads/lib:/usr/ibmcxx/li
    b:/usr/lib:/lib; export LIBPATH

    AIX ライブラリを指定する前にデータベース クライアント ライブラリを指定することが重要です。注意してください。

  • 364274 (AIX のみ).   iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 は、実行時リンクがネイティブにサポートされている AIX 4.2 にビルドされています。したがって、NSAPI プラグイン (ns-httpd メイン実行ファイル内のシンボルを参照する) は、実行時にシンボルを変換するように指定する "-G" オプションを使ってビルドする必要があります。

  •  

     
     
     
     
     
     
     

    しかし、旧バージョンの Netscape Enterprise Server は、ネイティブ実行時リンクがサポートされていない AIX 4.1 にビルドされていました。IBM AIX 開発部門から Netscape に提供された特別な補足ソフトウェアを使って iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 をビルドすることによって、プラグインを機能させることができました。プラグインをビルドするために特別な実行時リンク ディレクティブは必要ありませんでした。このため、AIX で旧バージョンの Enterprise Server 用にビルドされたプラグインは、iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 と連動しません。ただし、これらのプラグインは、iWS 4.0 と連動するように簡単に再リンクすることができます。当社は既存のプラグインを再リンクするためのスクリプトを提供しています。スクリプトには既存のプラグインだけが必要です。元のソース ファイルや .o ファイルは必要ありません。スクリプト自体にはより固有のコメントがあります。4.2 以降の全バージョンの AIX に機能し、ネイティブな実行時リンクがサポートされるため、AIX にビルドされる iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 の今後のリリースでは、これが再び問題とならないと予測しています。

    NES 3.X 用にビルドされたプラグインを、iWS 4.X と連動するように変更するための再リンク スクリプト relink_36plugin は、ディレクトリ server_root/plugins/nsapi/examples/ にも追加されました (使い方については、relink_36plugin を参照)。

  • 364933 (AIX 4.3.2 のみ).   AIX 4.3.2 に ES40 をインストールするとき、"Do you want to use your own JDK?" という質問にユーザが答えた後、メッセージが表示されなくなります。この問題は、IBM のパッチ U463922 を AIX 4.3.2 に適用することによって解決されます。
  • 366982.   アンインストールには管理者のユーザ ID とパスワードが必要です。AIX でアンインストール プログラムを使ってアンインストールするとき、エラー メッセージ "ERROR: please specify admin user id and password." が表示されます。このメッセージが表示されても、コマンド ./uninstall -u <userid> -p <password> を使ってアンインストールすることができます。以前のようにすべての追加ファイルを削除する必要があります。

  • 国際化の情報

    この節には国際化の問題に関する情報が記載されています。
  • 359636.   [Bind DN] テキスト フィールド内の 2 バイト文字に関する表示の問題

  • インストール プロセスで [Using LDAP for User and Group Administration] ウィンドウの [Bind DN] テキスト フィールドを使うと、日本語のテキストを入力できるはずですが、iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 では実際のテキストが読み取り不可能な形式で表示されます。Enterprise Administration Server の UI の [Global Settings] > [Configure Directory Service] を使って、インストール後にこの問題を修正します。
  • 359683.   [Display preferred language] を設定した状態で新しいユーザを作成し、[Pronounciation] フィールドにデータを入力すると、希望の言語を選択したにもかかわらず、これらの [Pronounciation] フィールドのデータが Netscape Console LDAP サーバのユーザ インターフェイスの [Pronounciation] フィールドに表示されません。Enterprise Administration Server 4.0 に入力した発音データは、Netscape Console LDAP サーバの [Users and Groups] 検索で使うことができます。

  •  

     
     
     
     
     
     
     

    Enterprise Administration Server のユーザ インターフェイスによって作成したユーザに関して入力した発音データを表示するには、Enterprise Administration Server の [Users and Groups] タブから [Manage Users] オプションを使います。

  • 359714.   Enterprise Administration Server と Netscape Console ではユーザ編集テキスト フィールドが異なります。Netscape Console では、タグが付いていない [cn] フィールドだけでなく [Preferred language cn] フィールドがありますが、これらは Enterprise Administration Server にはありません。
  • 381384.   パラメータ内の I18N

  • Web サーバは、Servlet にパラメータとして渡された英語以外の文字を正しくパースしません。

    iPlanet Web Server Enterprise Edition 対応の ValiCert Web Server Validator 2.5

    ValiCert Web Server Validator は、CRL チェックなどの自動証明書確認機能を iPlanet Web Server Enterprise Edition に追加する NSAPI プラグインです。この製品は iPlanet Web Server Enterprise Edition にプラグインされ、主なすべての CA によって発行されたデジタル証明書の破棄ステータスを確認することが可能になります。この追加機能により、ユーザの証明書が紛失したり、盗まれたりした場合に発生する可能性のある責任や詐欺の危険性に対してユーザを保護することができます。Netscape Enterprise Server 対応の ValiCert Web Server Validator には次のような特長があります。
  • Web ベースのエンタープライズ、エクストラネット、およびオンライン販売用アプリケーションの信頼性とセキュリティを向上させます。
  • 破棄証明書リスト (CRL)、オンライン証明書ステータス プロトコル (OCSP)、破棄証明書ツリー (CRT) メソッドなどの複数の証明書確認プロトコルがサポートされています。
  • CA の完全な相互利用が可能で、Netscape CMS、Baltimore、Entegrity、Entrust、GTE、Microsoft、Thawte、VeriSign との統合に重点を置いています。
  • LDAP ディレクトリ サーバの完全な相互利用が可能で、Netscape Directory Server 3.x/4.0 との統合に重点を置いています。
  • ローカルなディレクトリ / 確認サーバと ValiCert Global VA Service などの公開確認サービスの両方がサポートされています。
  • インストールと設定が簡単です。
  • ValiCert Web Server Validator は Netscape Certificate Management System (CMS) 4.1 および iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 を使って完全にテスト済みです。Netscape Enterprise Server 4.0 の CD-ROM の /valicert というラベルの付いたディレクトリの下からダウンロードすることによって入手可能です。Web Server Validator の詳細について参照し、最新バージョンをダウンロードするには、http://www.valicert.net/netscape に接続してください。

     ご質問については、ValiCert テクニカル サポート support@valicert.com までお問い合わせください。


    LiveWire データベース クライアントのバージョン

    次の表は、各プラットフォームで iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 にサポートされているデータベース ベンダー クライアント ライブラリを示しています。
     
     
    データベース / プラットフォーム Windows NT 4.0 w/SP5 SOLARIS 2.6 / 2.7 HP-UX 11.0 Compaq Tru64 UNIX AIX
    Oracle 8.0.5 8.0.5 8.0.5 8.0.5 8.0.5
    Informix SDK 2.10 TC1 (ESQL 9.16) SDK 2.10 (ESQL 9.16) SDK 2.10 (ESQL 9.16) SDK 2.10 (ESQL 9.16) SDK 2.10 (ESQL 9.16)
    Sybase 11.1.1 11.1.1 11.1.1 11.1.1 11.1.1
    DB2 V5.2 V5.2 V5.2 サポートされていません。 V5.2
    ODBC Manager 3.51
    MCAD 2.0 SP2
    MS SQL Server 6.5 (3.60 ドライバ)
    SQL Anywhere 5.5 (5.00 ドライバ)
    MS Access 7.0 (3.51.171300 ドライバ)
    サポートされていません。 サポートされていません。 サポートされていません。 サポートされていません。



    マニュアルの訂正

    次の iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 マニュアルの変更点に注意してください。
  • database オブジェクトは推奨されておらず、サポートされなくなる予定です。

  • iPlanet Web Server 4.0 以降は、database オブジェクトは推奨されておらず、サポートされなくなります。iPlanet Web Server マニュアル内の database オブジェクトに関するすべての参照を無視してください。
  • Sun Solaris パッチ

  • iPlanet Web Server の印刷版のインストールおよび移行ガイドの Sun Solaris パッチ情報が更新されました。最新情報については、このドキュメントの Sun Solaris パッチ情報を参照してください。
  • Netscape Console のサポート

  • Netscape Console は iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 ではサポートされていません。iPlanet Web Server 管理者ガイドの第 1 章「Enterprise Server の基礎知識」の「Enterprise Servers の管理」にある説明 (35 〜 36 ページ) は、次のように訂正する必要があります。
      次のユーザ インターフェイスを使って Enterprise Server を管理することができます。
    • Enterprise Administration Server
    • サーバ マネージャ
    この節の最後のパラグラフは削除する必要があるので注意してください。

    さらに、『管理者ガイド』の「Netscape Console」というタイトルの節 (50 〜 51 ページ) を削除してください。

  • iPlanet Web Server『管理者ガイド』の第 10 章「サーバの設定によるパフォーマンス チューニング」の「Cache-init」にある誤り

  • 管理者ガイドcache-init ユーティリティの説明 (251 〜 253 ページ) は、次のように訂正する必要があります (変更箇所はボールド テキスト スタイルで強調してあります)。

    パラメータ :

       
       
      cache-size (オプション) キャッシュのサイズをバイト単位で指定します。キャッシュ内の要素数の有効な値は 32 〜 32768 で、デフォルトは 512 です。cache-size の値は、サーバ上のすべてのドキュメントよりも大きくする必要があります。HTML、テキスト、イメージ、サウンドなどのスタティックなファイルと、その他の変化しないデータを考慮する必要があります。ダイナミックな URL (CGI や NSAPI のルーチン) は、呼び出し元によって異なるデータを返すので考慮しません。
      mmap-max (オプション) サーバで常に開いておくメモリ割り当て (mmap) ファイル用に確保しておくメモリの最大量を指定します。有効な値は 512K 〜 (512*1024)KB で、デフォルトは 10000KB (10MB) です。最高速度を実現するために、キャッシュでは多数の mmap ファイルが開かれます。システムの mmap-max に最適な値を見積もるには、システム上の「スタティック」 データのおおよその合計バイト数を計算します。たとえば、10K のファイルが 200 個ある場合は、mmax-map は 2MB で十分です。
      disable (オプション) ファイル キャッシュが無効かどうかを示します。"false" 以外に設定されている場合、キャッシュは無効です。デフォルトでキャッシュは有効です。
      PollInterval (オプション) ファイル キャッシュ内のファイルの変更を確認する頻度。デフォルトは 5 秒です。Web Server 4.0 では、このパラメータは無視されます。代わりに nsfc.conf ファイルの MaxAge パラメータを使います。
      MaxNumberOfCachedFiles (オプション) アクセラレータ キャッシュ内のエントリの最大数。デフォルトは 4096、最小値は 32、最大値は 32K です。
      MaxNumberOfOpenCachedFiles (オプション) file_cache エントリのある accel_file_cache エントリの最大数。
      デフォルトは 512、最小値は 32、最大値は 32K です。
      MaxCachedFileSize (オプション) キャッシュ可能な最大ファイルサイズ。このサイズを超えるファイルはキャッシュされません。
      デフォルトは 525K です。
      Web Server 4.0 では、このパラメータは無視されます。代わりに nsfc.conf 内の MediumFileSizeLimit パラメータを使います。
      MaxTotalCachedFileSize (オプション) キャッシュ内の全ファイルの合計サイズ。デフォルトは 10K、最小値は 1K、最大値は 16M です。
      Web Server 4.0 では、このパラメータは Unix で無視されます。代わりに nsfc.conf 内の MediumFileSpace パラメータを使います。
      Web Server 4.0 でこのパラメータが無視されるのは、プラットフォームに適応しなくなったためです。
      MaxNumberOfOpenCachedFiles (オプション) 同時に開くことができるキャッシュ内のファイルの最大数。
      CacheHashSize (オプション) ファイル キャッシュ アクセラレータのハッシュ テーブルのサイズ。デフォルトは 8192、最小値は 32、最大値は 32K です。
      NoOverflow (オプション) IRIX のみ。
      IsGlobal (オプション) IRIX のみ。
  • iPlanet Web Server『管理者ガイド』の第 10 章「サーバの設定によるパフォーマンス チューニング」の「perfdump ユーティリティ」にある誤り :

  • perfdump ユーティリティのインストール方法について説明している管理者ガイドの節 (231 ページ) は次のように訂正する必要があります。
      1. obj.conf ファイルに次のオブジェクトを追加します (デフォルトのオブジェクトの後ろ)。
      <Object ppath="/usr/netscape/server4/docs/.perf">
      Service fn="service-dump"
      </Object>
  • iPlanet Web Server『管理者ガイド』の第 10 章「サーバの設定によるパフォーマンス チューニング」の「ファイル キャッシュのダイナミックな制御とモニタ」にある誤り :

  • obj.conf にオブジェクトを追加して、NSFC ファイル キャッシュのダイナミックなモニタおよび制御を可能にする方法が記載されている管理者ガイドの節 (250 ページ) は次のように訂正する必要があります。
      次に、新しいオブジェクト定義を追加します。
      <Object ppath="{SR}/docs/nsfc">
      Service fn="service-nsfc-dump"
      </Object>
  • iPlanet Web Server『管理者ガイド』の第 5 章「サーバ セキュリティ」の「PKCS#11 モジュールのインストール ガイドライン」にある誤り :

  • 管理者ガイドの第 5 章「サーバ セキュリティ」で PKCS#11 モジュールのインストール方法が記載されている節 (131 ページ) は次のように訂正する必要があります。
      サーバをその証明書で起動させるには、magnus.conf を編集して、次の行をファイル内のどこかに追加する必要があります。
      CERTDefaultNickname $TOKENNAME:Server-Cert
  • ファイル キャッシュのチューニング

  • iPlanet Web Server『管理者ガイド』の第 10 章「サーバの設定によるパフォーマンス チューニング」に記載されているファイル キャッシュのチューニングの説明が更新されました。ファイル キャッシュをチューニングするには、nsfc.conf と呼ばれるファイルを作成して、パラメータ情報を追加する必要があります。最新の情報については、iPlanet Web Server 4.0 Performance Tuning, Sizing, and Scaling Guide を参照してください。
  • FlushInterval

  • iPlanet Web Server 管理者ガイドの「Enterprise Server 4.0 のファイル キャッシュ」の節にある FlushInterval の説明 (248 ページ) は次のように訂正する必要があります。
      リーパスレッドが MaxAge を経過したキャッシュ エントリを検索し、削除する間隔 (秒単位) です。
  • .nsconfig ファイルの 1 行の長さ制限

  • 管理者ガイドの第 7 章「サーバのプリファレンスの設定」の「.nsconfig ファイルの作成」の節にある .nsconfig ファイルの説明は次のように訂正する必要があります。
      1 行に入力できる文字数は 1024 文字に制限されています。
  • リモート Servlet デバッグの設定

  • リモート Servlet デバッグの設定方法に関する Programmer's Guide for Servlets のオンライン マニュアルでは、手順に次の必要な設定が記載されています。
      jvm.enableDebug=1
      java.compiler=DISABLED
    このマニュアルは次のように訂正する必要があります。
      jvm.enableDebug=1
      java.compiler=NONE
    さらに Java 1.2 の場合、プラットフォームによっては bootclasspath を指定しなければならない場合があります。たとえば、Solaris プラットフォームでは次のように設定します。
      jvm.option=-Xbootclasspath/a:/usr/java/lib/tools.jar
    (Java 1.2 が /usr/java にあることを前提としています。)
  • iPlanet Web Server『NSAPI Programmer's Guide』の「NSAPI への CGI の変換」にある誤り :

  • NSAPI Programmer's Guide の第 4 章「カスタム SAF の作成」にある、NSAPI を使って CGI を SAF に変換する方法について説明している節には、CONTENT_LENGTH および CONTENT_TYPE の NSAPI バージョンが間違って示されています。正しい NSAPI バージョンは次のとおりです。
      CONTENT_LENGTH pblock_findval("content-length", rq->headers);
      CONTENT_TYPE pblock_findval("content-type", rq->headers);
  • CGIWaitPid

  • NSAPI Programmer's Guide for Enterprise Server 4.0 の「付録 B magnus.conf 内の変数」にある CGIWaitPid の説明は、次のように訂正する必要があります。
      UNIX プラットフォームでは、CGIWaitPid をオンに設定すると、SIGCHLD 信号の動作がシステム信号のデフォルトの動作になります。NSAPI プラグインが子プロセスに分岐して実行される場合、CGIWaitPid が有効になっているときは、その子プロセス pid を使って waitpid を呼び出し、その子プロセスの終了時に「消滅した」プロセスが残されないようにする必要があります。CGIWaitPid が有効になっていると、SHTML エンジンはその exec cmd 子プロセスで明示的に待ちます。このディレクティブは CGI には機能しないので注意してください。
  • NSAPI Programmer's Guide obj.conf の例

  • NSAPI Programmer's Guide for Enterprise Server 4.0 マニュアルでは、多くの例が間違った行で終了しています。たとえば、flex-rotate-init の説明では、たとえば次のようになっていますが、
      Init fn=flex-rotate-init rotate-start=2400
      rotate-intervals=60
    次のように 1 行でなければなりません。
      Init fn=flex-rotate-init rotate-start=2400 rotate-intervals=60
    obj.conf ファイルのすべての行は、次のキーワードで始まります。
      Init
      AuthTrans
      NameTrans
      PathCheck
      ObjectType
      Service
      AddLog
      Error
      <Object
      </Object>
      <Client
      </Client>
    マニュアルで任意の例の任意の行が異なる単語で始まると、実際のファイルとは異なって折り返します。これはマニュアルの PDF および THML フォーマットによって決められる行の長さ制限による場合があります。
  • CGIExpirationTimeout

  • NSAPI Programmer's Guide for Enterprise Server 4.0 オンライン ドキュメントの CGIExpirationTimeout に関する説明は、次のように訂正する必要があります。
      このディレクティブは、CGI プロセスが無効になる前に実行を許可されている最大時間 (秒単位) を指定します。
    init-cgi タイムアウトは Unix だけで機能し、Windows NT プラットフォームでは機能しないので注意してください。したがって、CGIExpirationTimeout を使う必要があります。
  • スレッド プール

  • NSAPI Programmer's Guide for Enterprise Server 4.0 の第 3 章「リクエスト処理プロセスの各段階にあらかじめ定義されている SAFS」の「Init Stage」の説明は、次のように訂正する必要があります。
      Unix プラットフォームでは、各 Init ディレクティブはオプションの LateInit パラメータを伴います。このパラメータを "yes" に設定するか、値を指定しないと、この関数は子プロセスが親プロセスから分岐した後で子プロセスによって実行されます。"no" に設定すると、関数は分岐前に親プロセスによって実行されます。ユーザ ルートとして実行すべき動作 (ルート所有のファイルへの書き込みなど) は、分岐前に実行する必要があります。スレッドの作成などの動作は分岐後に実行する必要があります。ただし、オプションの EarlyInit パラメータを使い、"yes" に設定する必要がある thread-pool-init は除きます。
  • データベース カーソルとコネクションの閉鎖 (Server-Side JavaScript Guide を参照) :

  • カーソル、ストアド プロシージャ、およびリザルト セットを使ったデータベース トランザクションを実行するとき、アプリケーション内でこれらのオブジェクトを明示的に閉じる必要があります。また、他のリクエスト / ユーザが使用できるように、データベース コネクション (コネクション オブジェクトによって表される) を解放してデータベース コネクション プール (DbPool オブジェクトによって表される) に戻す必要があります。これらのデータベース関連オブジェクトの閉鎖および解除は、リクエストまたは解除コードで行うことができます。孤立したデータベース カーソル、ストアド プロシージャ、リザルト セット、およびコネクションがあると、ハングやクラッシュなどの予想外のサーバの動作が発生する可能性があります。
  • iPlanet Web Server『Server-Side JavaScript Guide』の第 9 章「Working with a Database」の「Calling Stored Procedures」にある誤り :

  • 「Working with Results Sets」の節に記載されている、DB2 および Oracle データベースのストアド プロシージャの生成に使うコード例が間違っています。正しいコード例を次に示します。

    DB2 ストアド プロシージャを作成するための正しい SQL コードは次のとおりです。

      create proc getcusts as
      begin
      select id, name, city from custinfo where id < 200
      end
    Oracle ストアド プロシージャを作成するための正しい SQL コードは次のとおりです。
      create or replace package orapack as
      type custcurtype is ref cursor return custinfo%rowtype;
      end orapack;

      create or replace procedure custresultset ( custcursor OUT orapack.custcurtype)
      AS
      begin
      open custcursor for select id, name, city from custinfo where id < 200;
      end;

  • サーバパース HTML タグ : shtml_init および shtml-send

  • Programmer's Guide for Enterprise Server 4.0 の第 3 章「サーバパース HTML タグ」にあるこれらのサーバパース HTML タグの説明は、次のように訂正する必要があります。
      パースをアクティブにするときは、次のディレクティブが obj.conf ファイルに追加されていることを確認する必要があります (ネイティブ スレッドはオフなので注意してください)。

         Init funcs="shtml_init,shtml_send" shlib="H:/es40tip/WINNT4.0_DBG.OBJ/bin/https/bin/Shtml.dll"
       NativeThread="no" fn="load-modules"

      Enterprise 4.0 サーバには NativeThread=no に設定する必要があるので注意してください。さらに、これらの関数は現在、Shtml.dll (または Unix では libShtml.so) から生成されます。このファイルは、Windows NT では /bin/https/bin に、Unix では /bin/https/lib にあります。

  • SSLCacheEntries

  • NSAPI Programmer's Guide付録 B にmagnus.conf にある SSLCacheEntries パラメータ のシンタックスを追加する必要があります。
      SSLCacheEntries number_of_SSLCacheEntries
    number_of_SSLCacheEntries が '0' の場合は、デフォルトのキャッシュ サイズ 10000 が使われます。
  • KeepAliveTimeout

  • developer.iplanet.com/docs/manuals/enterprise/40/nsapi/contents.htm">NSAPI Programmer's Guide の付録 B にある KeepAliveTimeout ディレクティブの説明に、デフォルトおよび許される値に関する次の情報を追加する必要があります。
       
      デフォルト値は 30 秒です。最大値は300 秒 (5 分) です。
  • iPlanet Web Server の 『管理者ガイド』の第 9 章「SNMP によるサーバのモニタ」の「Enterprise Server と MIB」にある誤り

  • 次のオブジェクトはサポートされていません。

       httpEntityMaxProcess
       httpEntityMinProcess
       httpEntityMaxThread
       httpEntityMinThread
       httpStatisticsInUnknowns
       httpStatisticsInBytes
       httpStatistcisOutBytes
       httpStatisticsTmeOut

    マニュアルでは、NT、Unix、または両方で有効なオブジェクトを識別することはできません。 次のオブジェクトは Windows NT でのみ有効です。

       httpStatisticsNumBytes
       httpStatisticsNum3xx
       httpStatisticsNum5xx
       httpStatisticsNum302
       httpStatisticsNum401
       httpStatisticsNum2xx
       httpStatisticsNum4xx
       httpStatisticsNum200
       httpStatisticsNum304
       httpStatisticsNum403

    次のオブジェクトは Unix でのみ有効です。

       httpStatisticsThreadNum
       httpStatisticsNumProcessDns
       httpStatisticsNumProcessIdle
       httpStatisticsProcessNum
       httpStatisticsNumProcessProc


    問題の報告方法

    iPlanet テクニカル サポート サイト http://www.iplanet.com/support を参照してください。


    詳細について

    iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 のインストール手順については、インストールおよび移行ガイドを参照してください。

    iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.0 の管理者マニュアルについては、製品に組み込まれているオンライン ヘルプを参照してください。管理者ガイドと関連ドキュメントは次の場所にもあります。http://developer.iplanet.com/docs/manuals/enterprise.html

    必要な情報が見つからない場合は、iPlanet テクニカル サポートまでお問い合わせください。
     


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