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iPlanet Application Server リリース ノート

バージョン 6.0 SP2

2001 年 2 月 23 日更新


このリリース ノートには、iPlanet Application Server バージョン 6.0 サービス パック 2 (SP2) のリリースに関する重要情報が含まれています。新しい機能および拡張、インストール上の注意、既知の問題、およびほかの最近見つかった問題点が記載されています。iPlanet Application Server 6.0 サービス パック 2 を使う前にこのドキュメントをお読みください。

最新のリリース ノートおよびマニュアルを入手するには、Web サイト (http://docs.iplanet.com/docs/manuals/ias.html) を定期的にご覧ください。

このリリース ノートには次の節があります。



最新情報

iPlanet Application Server 6.0 SP2 リリースでは、次の節に記載されている機能が新しく追加されました。

このリリースにおける修正の概要

iPlanet Application Server 6.0 SP2 は、合計 400 個を超えるバグおよび RFE を解決してからリリースされました。主に、次の領域が改良されています。

コア サーバ エンジン

インストールおよび運用ツール

開発者向けの拡張

詳細については、次の節を参照してください。

前リリースとの互換性

iPlanet Application Server のこのリビジョンでは、J2EE アプリケーションを再登録するか、または、Web アプリケーションを配置し直す必要があります。iPlanet Application Server 6.0 サービス パック 2 へのアップグレード手順の詳細については、インストール、アップグレード、および移行に関する情報を参照してください。このように 1 回だけでアップグレードができるのは クラス ローダの改良によるものです。クラス ローダの詳細は、クラス ローダの改良および SP2 への移行に記載されています。

製品パッケージング

iPlanet Application Server 6.0 SP2 には次の製品がパッケージ化されています。

Apache Ant

Apache Ant は、従来の make ツールとは異なり、Java ベースのビルド ツールです。 iPlanet Application Server サンプル アプリケーションには、Apache Ant をアプリケーション サーバとともに使うためのビルド機能に関する詳細なマニュアルが用意されています。これらのサンプル アプリケーション マニュアルは、次の場所で入手可能です。 また、Apache Ant の製品マニュアルは、http://jakarta.apache.org/ant/index.html で入手することもできます。

データベースのサポート

データベース サポートの詳細なリストについては、データベース コネクション サポートの表を参照してください。SP2 リリースでは、次のライブラリおよびドライバが新しく追加されています。

インストールのアップグレード

お客様からのご要望に応え、インストール プロセスが簡単になりました。このリリースでは、インストールについて次の改良がなされています。

アプリケーション サーバ実行時の改良

iPlanet Application Server 6.0 SP2 には、次の実行時の改良が追加されています。

クラス ローダの改良

クラス ローダの改良により、J2EE 仕様に準拠したモジュールおよびアプリケーションを指定できるようになりました。これらの改良点は次のとおりです。 現在、クラス ローダは、現在のアプリケーション コンテキスト情報を利用して、現在のアプリケーション内のクラスを特定します。クラス ローダは、<appName> のすべてのサブディレクトリ内の検索してこれらのクラスを見つけます。従来のように、多数の .jar および .war ファイルを検索することはありません。クラスを簡単に特定するために、iPlanet Application Server のクラス ローダは、次のディレクトリ構造をサポートしています。
2 つめのコード パスは、アプリケーションがモジュールとして登録されている場合のみ使われます。

Web サーバとアプリケーション サーバ コンポーネントの間のセキュリティ

iPlanet Application Server 6.0 SP2 を初めて使う場合は、コンポーネントごとに、Web サーバと KXS の間のトラフィックを暗号化するかどうかを選択できます。暗号化は、128 ビット キーおよび RSA BSafe 3.0 ライブラリを使って行われます。開発者の方は、クレジット カード情報収集 Servlet などの高度なセキュリティを必要とするコンポーネント (Servlet または JSP) やログイン Servlet などについて暗号化を慎重に適用するようにお勧めします。

これらのコンポーネント間のトラフィックの暗号化を有効にするには、暗号化に対応できるようにアプリケーション サーバ自体を設定する必要があります。これに必要な手順は次のとおりです。

     
  1. CCS0\\SECURITY\\EnableEncryption=D を設定します (国内 128 ビットの場合、データ タイプは文字列)。
  2. KXS ログ内の暗号化ログ メッセージを検証する場合は、 エントリまたは値 CCS0\\SECURITY\\LogEncryption=1 を作成します (データ タイプは整数)。
  3. keyCreate キーにはデータ タイプも値もないため、キー CCS0\\EXTENSIONS\\CRYPTEXT\\CRYPTSVC\\ENGINES\\0 を作成します。
  4. Web サーバと iPlanet Application Server を再起動します。
暗号化の有効化が必要なすべてのコンポーネントについて、次の作業を行ってください。
  1. 暗号化するコンポーネント (Servlet または JSP) ごとに、ias-web.xml ファイル内の <encrypt>true</encrypt> を設定します。
  2. iasdeploy を使ってアプリケーションを登録します。
  3. iPlanet Application Server を再起動します。
暗号化が有効になり、正しく機能していることを確認するには、KXS ログを開き、次のようなメッセージを探します。
[11/Jan/2001 19:58:43:0] info: CRYPT-003: Encrypting 2309 bytes, keysize = 128 bits
[11/Jan/2001 19:58:43:5] info: NSAPICLI-012: plugin reqstart, tickct: 1903570535
[11/Jan/2001 19:58:43:5] info: NSAPICLI-009: plugin reqexit: 0s+.12995s. (198114 0537)
[11/Jan/2001 19:58:52:2] info: CRYPT-004: Decrypting 1897 bytes, keysize = 128 bits

組み込みデバッグのサポート

iPlanet Application Server 6.0 SP2 リリースには、Sun の Java Platform Debugger Architecture (JPDA) パッケージが含まれています。このパッケージは java.sun.com からダウンロード可能です。また、このパッケージは、Java 1.2 プラットフォームのアドオンです。JPDA を使うと、Forte for Java や JBuilder などのさまざまなサードパーティ開発ツールについて、ローカルおよびリモート デバッグを行えるようになります。JPDA の詳細については、http://java.sun.com/products/jpda/ を参照してください。

NT における JPDA

JPDA は、iPlanet Application Server にバンドルされている NT 対応 Java 2 1.2 の運用バージョンでサポートされています。JDPA の例を参照するには、http://java.sun.com/products/jpda/index.html#download をご覧ください。

Solaris における JPDA

Solaris では、JPDA は、アプリケーション サーバに添付されている運用バージョンの Java 2 1.2.2_05a プラットフォームではサポートされていません。したがって、iPlanet Application Server の Solaris へのインストール時点では、JPDA は (サポートされていても) すぐには有効にはなりません。

このようおな Solaris における運用バージョンの Java 2 1.2 JDK と JPDA の問題を回避するには、Solaris 対応 Java 2 1.2 プラットフォームのリファレンス バージョンをインストールし、自分の開発環境でデバッグする際の支援として、この運用バージョンの Java 2 1.2 JDK を使用できるようにアプリケーション サーバを設定します。JDK リファレンス バージョンを Solaris で使う場合、運用のために iPlanet Application Server とともに使うことは認められていません。

JPDA と Java 2 1.3

JPDA は Java 2 1.3 に組み込まれ、次リリースのアプリケーション サーバでは Java 2 1.3 がサポートされる予定です。したがって、iPlanet Application Server の次リリースでは、JPDA が自動的にサポートされます。 このため、アプリケーション サーバの次リリース時、Solaris での JPDA のサポート対策はありません。

Administration Tool

iPlanet Application Server Administration Tool に次の拡張が追加されました。

iascontrol コマンド

Windows NT 向け iascontrol コマンドには、iPlanet Application Server の startstop、および kill オプションが含まれています。


ノート : start および stop コマンドを使う前に、iPlanet Application Server インスタンスを Administration Tool に登録する必要があります。

シンタックス
iascontrol <subcommand> [-instance <instance> |
[-user <user> -password <password>] [-host <host> -port <port>] ]
サブコマンド
オプション

Deployment Tool の拡張

iPlanet Application Server Deployment Tool に次の拡張が追加されました。

iasdeploy コマンド

j2eeappregwebappregejbregresreg、および deploycmd が廃止され、iasdeploy コマンドが追加されました。


ノート : iasdeploy ツールを使う前に、iPlanet Application Server Administration Tool にアプリケーション サーバ インスタンスを登録する必要があります。

シンタックス
iasdeploy <subcommand> [options] <operand>
サブコマンド
オプション
iasdeploy -help deployapp or iasdeploy deployapp -help

iasdeploy コマンド、サブコマンド、およびオプション コマンドのリストと使用法に関する詳細なヘルプ説明を提供します。

Servlet のダイナミック再読み込み

デフォルトでは、iPlanet Application Server における Servlet のダイナミック再読み込みは無効になっています。これを有効にする手順は次のとおりです。
     
  1. iPlanet Application Server のレジストリ エディタ kregedit を起動し、SOFTWARE\iPlanet\Application Server\6.0\CCS0\SYSTEM_JAVA\Versioning の Versioning\ 領域を変更します。
  2. 無効キーを "0" に設定します。
  3. iPlanet Application Server を再起動し、 Versioning\ の変更内容を有効にします。


この変更によって、 Servlet クラスおよび登録されている JSP のダイナミック再読み込みが有効になります。登録されている JSP は、GUID が割り当てられ、web.xml ファイル内に Servlet としてリストされている JSP です。デフォルトでは、登録されていない JSP は、アプリケーション サーバによってダイナミックに再読み込みされます。

サンプル アプリケーションの拡張

iPlanet Application Server サービス パック 2 (SP2) のサンプルには、次のような多数の拡張や追加が含まれています。
ノート : iPlanet Application Server サンプル アプリケーションは、Web サイト http://developer.iplanet.com/appserver/samples/ で入手できます。

iPlanet タイプ 2 JDBC データベース ドライバの廃止

iPlanet が提供してきたタイプ 2 JDBC ドライバが正式に廃止されました。したがって、iPlanet Application Server 7.0 リリースでは、iPlanet ドライバの提供はなくなります。RDBMS 接続には、サードパーティ JDBC ドライバを使います。グローバル トランザクションが必要な場合に、iPlanet ドライバを例外的に使います (iPlanet Application Server 6.0 SP2 のみ)。

Application Builder JSP タグ拡張パッチ

iPlanet Application Builder 6.0 サービス パック 1 と iPlanet Application Server 6.0 サービス パック 2 を併用する場合は、互換性を維持するために、iPlanet Application Builder JSP タグ拡張パッチをインストールする必要があります。

iPlanet Application Server 6.0 サービス パック 2 では、アプリケーションまたはモジュールの配置および登録時に、クラス ローダがが iPlanet Application Server ごとに変わります。 iPlanet Application Builder は、これらの変化に対応するために、iAB60SP2Patch を使い、アプリケーション保存時に EAR ファイルを作成してアプリケーションを登録します。

スタック トレース

パッチのインストール

iPlanet Application Server 6.0 サービス パック 2 を正常にインストールしたら、iPlanet Application Builder JSP タグ拡張パッチをインストールする必要があります。このパッチは、サービス パック 2 と同じ CD パッケージの iAB60SP2Patch ディレクトリに保存されています。

iAB60SP2Patch ディレクトリの内容は次のとおりです。

iAB60SP2Patch を NT プラットフォームにインストールする手順は次のとおりです。
  1. CD の iABSP2Patch.jar ファイルを iasInstallDir\iab60\lib ディレクトリにコピーします。

  2.  
  3. CD の *.jsptmpl ファイルを iasInstallDir\ias\templates ディレクトリにコピーします。

  4.  
  5. iasInstallDir\iab60\lib\IAB.ini にある IAB.ini ファイルを開きます。

  6.  
  7. CLASSPATH フィールドで、最初のエントリとして iABSP2PATCH.jar を追加します。たとえば、CLASSPATH="d:\iasInstallDir\iab60\lib\iABSP2Patch.jar と指定します。
iAB60SP2Patch を Solaris プラットフォームにインストールする手順は次のとおりです。
     
  1. CD の iABSP2Patch.jar ファイルを iasInstallDir/iab60/lib ディレクトリにコピーします。

  2.  
  3. CD の *.jsptmpl ファイルを iasInstallDir/ias/templates ディレクトリにコピーします。

  4.  
  5. iasInstallDir/iAB60/bin/IAB に保存されている IAB スクリプト ファイルを開きます。

  6.  
  7. CLASSPATH の最初のエントリとして iABSP2PATCH.jar を追加してファイルを編集します。たとえば、CLASSPATH=iasInstallDir/iab60/lib/iABSP2Patch.jar:{CLASSPATH} と指定します。

  8.  
Deployment Tool に関するオンラインヘルプの言語選択

Deployment Tool に関するオンラインヘルプの言語を日本語から
英語に変更するには次のステップで行います。

Solaris:

  1. Deployment Tool を終了する
  2. cd <server root>/ias/classes/java
  3. mv deployhelpset.jar deployhelpset_ja.jar
  4. mv deployhelpset_en.jar deployhelpset.jar
  5. Deployment Tool を再起動する
NT:
  1. Deployment Tool を終了する
  2. エクスプローラを起動し、<server root>\ias\classes\java ディレクトリを開く
  3. 'deployhelpset.jar' を 'deployhelpset_ja.jar' の名前に変更する
  4. 'deployhelpset_en.jar' を 'deployhelpset.jar' の名前に変更する
  5. Deployment Tool を再起動する
重要: CD に同梱されている Web Server に関して

このCD には iPlanet Web Server 4.1 SP5 が同梱されています。 このバージョンの Web Server において
セキュリティが問題が確認されています。最新バージョンの iPlanet Web Server へのアップグレード又は、
パッチのインストールをお勧めします。 この問題に関するパッチは http://www.iplanet.com/products/iplanet_web_enterprise/iwsalert4.16.html から入手できます。 その他最新の
パッチに関しては http://www.iplanet.com/ をご覧ください。


ハードウェアおよびソフトウェア必要条件

この節では、アプリケーションを正しくセットアップし、実行し、iPlanet Application Server にアプリケーションを配置するために必要なソフトウェアおよびハードウェアについて説明します。
 
デバイス 必要条件
コンピュータ/オペレーティング システム
  • Solaris 2.6 (Solaris パッチがインストールされていること) または Solaris 8 が動作する Sun UltraSPARC 
  • Windows NT 4.0 SP5 または SP6 
メモリ 1 CPU あたり 256 MB 以上。512 MB を推奨。
空きディスク容量 総ディスク容量
     
  • 250 MB、NT (FAT ではなく NTFS ) 
  • 400 MB、Solaris 
  • NetDynamics および iPlanet Application Server 6.0  の両方をインストールする場合は 800 MB (Solaris) が必要です。
CD-ROM ドライブ 
必要なソフトウェア 次のいずれかの Web サーバ
     
  • iPlanet Web Server 4.1 Enterprise Edition (SP5) 
  • Microsoft Internet Information Server 4.0 (NT のみ) 
次のいずれかの Web ブラウザ 
  • Netscape Communicator 4.5 以降 
  • Microsoft Internet Explorer 4.0 (NT のみ) または 4.0 以降 

データベース接続のサポート

iPlanet Application Server SP1 から、新機能としてサードパーティ JDBC ドライバのサポートが追加されました。この新機能によって、iPlanet Application Server ネイティブ タイプ 2 JDBC データベース ドライバの旧データベースサポートが強化されます。

iPlanet Application Server は、iPlanet Application Server バージョン 7.0 がリリースされるまでは、引き続き iPlanet Application Server ネイティブ タイプ 2 JDBC データベース ドライバをサポートしていく予定です。iPlanet Application Server バージョン 7.0 がリリースされた時点で、それらのサポートは廃止されます。将来の iPlanet Application Server アプリケーションには、JDBC データベース ドライバを使います。

iPlanet Application Server バージョン 6.0 SP2 には、次の表に示すドライバのデータベース サポートが用意されています。

認定されている JDBC ドライバ

iPlanet Application Server バージョン 6.0 SP2 は、次の表の JDBC データベース ドライバについて認定されています。
 
データベースのベンダー JDBC ドライバ
Oracle Oracle8i 8.1.6.0.1 (タイプ 4 およびタイプ 2 ドライバ)
Merant (Intersolv) SequeLink Java Edition バージョン 5.0 (Oracle および MSSQL についてのみ)
Sybase jConnect 5.2 (タイプ 4 ドライバ)
IBM DB2 IBM DB2 7.1 JDBC Client
Informix Informix JDBC バージョン 2.1 (タイプ 4 ドライバ)

廃止された iPlanet タイプ 2 JDBC データベース ドライバ

iPlanet Application Server 6.0 SP2 は、次の表にリストされている iPlanet Application Server タイプ 2 JDBC データベース ドライバのデータベース クライアントおよびサーバを引き続きサポートしていきますが、これらは正式には廃止されており、次のメジャー バージョン iPlanet Application Server 7.0 のリリース以降はサポートは提供されません
 
データベース クライアント データベース サーバ
Oracle 8.1.6 Oracle 8.0.5, 8i (8.1.5 および 8.1.6)1、7.3.4
Sybase 11.1.1 Sybase 11.9.2、12
DB2 6.1 DB2 6.1, 7.1
ODBC 3.51 Microsoft SQL Server 7
Informix 2.4 Informix Server 7.3、9.1.4、IDS2000

Solaris パッチの必要条件

iPlanet Application Server 6.0 には、SPARC 用 Solaris 運用バージョン JDK 1.2.2_05a がバンドルされています。iPlanet Application Server 6.0 SP2 を Solaris 2.6 上で正しく動作させるには、JDK 1.2.2_05a 用の次のパッチを Solaris 2.6 に適用する必要があります。Solaris 8 には、これらの JDK 1.2.2_05a パッチは必要ありません。
 
パッチ ID パッチの説明
105490-07 Linker パッチ
105568-14 Libthread パッチ
105210-25 LibC パッチ
106040-13 X Input & Output Method パッチ
105633-30 OpenWindows 3.6: Xsun パッチ
106409-01 漢字 TrueType フォントの修正
108091-01 SunOS 5.6: ISO8859-01 ロケールでの重大なエラーによって ssJDK1.2.1_03 が失敗する。
105181-17 カーネルの更新 (ソケットのクローズ/ハング)
105669-09 CDE 1.2: libDTSvc パッチ (dtmail)
105284-31 Motif 1.2.7: ランタイム ライブラリ パッチ



インストール、アップグレード、および移行に関する情報

この節には、次のトピックに関する情報が含まれています。


iPlanet Application Server 6.0 SP2 のインストール

始める前に、次のガイドラインをお読みください。

iPlanet Application Server 6.0 SP2 へのアップグレード

次の節では、Windows NT および Solaris プラットフォーム上で iPlanet Application Server 6.0 サービス パック 2 にアップグレードする方法について説明します。iPlanet Application Server 6.0 サービス パック 1 リビジョン B からアップグレードする場合は、次に説明する手順に従います。そうでない場合は、再インストールを行う必要があります。

ノート : このリリースのクラス ローダに変更があったため、インストール後はすべてのアプリケーションを配置し直す必要があります。 

 
Solaris 上で iPlanet Application Server 6.0 SP2 にアップグレードするには

Solaris 上で iPlanet Application Server 6.0 SP2 にアップグレードする手順は次のとおりです。

  1. 始める前にチェックリストを確認します。

  2.  

     


    ノート :  必ず、iPlanet Application Server を停止してからアップグレード プロセスを開始してください。 
  3. セットアップを実行します。iPlanet Application Server インストール画面が表示されます。
  4. インストール タイプとして [カスタム] を選択します。
  5. どのコンポーネントをインストールするかを尋ねる画面が表示されたら、iPlanet Application Server 一式のみ選択します。
  6. インストーラの指示に従って、通常のインストールを行います。
詳細については、『iPlanet Application Server インストール ガイド』を参照してください。
 

Windows NT 上で iPlanet Application Server 6.0 SP2 にアップグレードするには

Windows NT 上で iPlanet Application Server 6.0 SP2 にアップグレードする手順は次のとおりです。

  1. 始める前にチェックリストを確認します。
  2. setup.exe をダブルクリックします。 インストール ウィザードが表示されます。
  3. [インストールのタイプ] 画面が表示されたら、高速、通常、カスタムのいずれかのインストール タイプを選択します。

  4.  

     


    ノート : カスタム インストールを選択する場合は、ウィザードのポート選択パネルの管理サーバ、実行サーバ、Java サーバ、および C++ サーバのポート番号を変更しないでください。インストーラが表示するポート番号は、管理サーバ、実行サーバ、Java サーバ、および C++ サーバによって現在使われています。 
  5. ウィザードのコンポーネント選択画面で、アップグレードするコンポーネントを選択します。

  6.  

     


    ノート : コンポーネント Netscape Directory Server 4.1 Synch Service は選択しないでください。 
  7. インストーラの指示に従って、通常のインストールを行います。
詳細については、『iPlanet Application Server インストール ガイド』を参照してください。

SP2 への移行

iPlanet Application Server SP2 にいくつかの改良が加えられました。これにより、iPlanet Application Server の旧リリースの J2EE アプリケーションおよびスタンドアロン モジュールを移行する必要があります。次の節で、これらについて説明します。

新しいクラス ローダについて J2EE アプリケーションおよびモジュールを再登録する

J2EE アプリケーションを SP2 で正しく実行するには、アプリケーションを再登録する必要があります。この再登録は、SP2 に導入されたクラス ローダの拡張により必要になりました。

新しいクラス ローダは、新しいディレクトリ構造レイアウトからアプリケーション クラスを読み込みます。デフォルトでは、このディレクトリ構造は、<iPlanetInstallDir>/ias/APPS/ の下に実装されます。

EAR およびモジュール ファイルは、Deployment Tool によって自動的に <iPlanetInstallDir>/ias/JAR/ にコピーされているため、JAR ディレクトリのこのコピーを単に再登録し、アプリケーションを再実行するだけで済みます。


ノート : データソースを再登録する必要はありません。

Web および EJB JAR モジュールは、それらが配置されているアプリケーションに従い、新しい配置構造によって分離されます。SP2 以前、Web アプリケーション内のクラスは APPS ディレクトリから直接配置されていました。その手法に従い、別の Web アプリケーションからの共通クラスが互いに上書きされる場合があります。SP2 では、Web および EJB JAR モジュールのクラスは、次の命名規約を利用して APPS ディレクトリに配置されます。

リソース読み込みの修正

SP1 以前、Web アプリケーションから読み込むリソースは、APPS ディレクトリのルートを基準にした場所から読み込まれていました。この動作は、Sun Servlet 2.2 仕様に準拠しないバグでした。SP2 では、リソースは正しい場所から読み込まれます。この場所は、Web アプリケーション配置ディレクトリのルートを基準にした位置です。SP2 以前にリソース ファイルを直接 APPS ディレクトリに手作業でコピーし、リソースのパス内に WAR 名を含めるように JSP や Java ソースを変更することによってすでに回避策を実行している場合は、SP2 でこの手作業による回避策を繰り返す必要はありません。WAR 名は、アプリケーションのソース コード内のリソース参照から削除する必要があります。

たとえば、SP1 では、iPlanet RDBMStage 拡張機能のクエリ ファイルにアクセスする JSP は、. gxq リソース ファイルを参照していました。その WARiastags-rdbms は、次のパスの一部です。
 

<rdbm:useQuery id="c" queryFile="iastags-rdbms/query/queries.gxq
dataSourceName ="jdbc/iastags/TagsRdbmsDB">

SP2 では、次の改訂された例のように、パスから WAR 名を削除する必要があります。
<rdbm:useQuery id="c" queryFile="query/queries.gxq" dataSourceName ="jdbc/iastags/TagsRdbmsDB">

この問題は、リソース ファイルを参照する JSP だけでなく、Web アプリケーション内の Java ソース コードにも影響を与えてきました。

iPlanet Application Builder

iPlanet Application Builder は、RDBMS タグ拡張子の使用を有効にするため、.gxq リソースについて例外が作成されました。サーバは、正しい位置を調べた後にこれらのファイルがないか古い位置を調べます。これは、iPlanet Application Builder で開発したアプリケーションを変更する必要がないように行われます。iAB60SP2Patch がインストールされると、iPlanet Application Builder は、新しいリソース参照を使用して後続のすべてのアプリケーションを作成します。



解決された問題と既知の問題

この節には次のトピックが含まれています。

解決された問題

iPlanet Application Server 6.0 SP2 リリースでは、次の問題が解決されました。

Administration Tool

iPlanet Application Server 6.0 SP2 では、Administration Tool に関する次の問題が解決されています。
 
ID 要約
527310 サードパーティ JDBC データソース ドライバおよびデータソースを追加するための新しい機能が組み込まれた。

コア サーバ

iPlanet Application Server 6.0 SP2 では、コア サーバに関する次の問題が解決されています。
 
ID 要約
397208 フォーム認証セキュリティが強化された。コンテナによって強制される URL パターンにロールを割り当てることができる。
398582 iasdeploy が導入され、アプリケーションに登録に長時間かかっていた j2eeappreg が廃止された。
387913 カスタム ヘッダーが Web コネクタ プラグインに問題の原因になることがなくなった。
404585 JSP リザルト キャッシュ : OR 演算による正論理キャッシュが機能しない。
451529 HttpServletRequest.getParameter() のバグが修正された。このメソッドは、iPlanet Application Server 6.0 入力テキスト文字列 "a&b" を間違って "a;b" に変換していた。
453650 com.netscape.server.nas.BaseLogic.setTemplate() メソッドが DataSet データをブラウザに表示しない。
469009 フィールドを空白にして POST/GET 要求を行っても、Applogic に正しくデータが渡されるようになった。
472409 EJB セッションのタイムアウト後、ステートフル セッション ビーンは ClassCastException を返さなくなった。
531691 セッションが Applogic と Servlet 間で共有されるようになった。
513902 contextPathservletPath、および pathInfo にエラーがあったが、修正された。
512423 アプリケーションの実行速度低下の原因となっていた多くの余分な "nameStr=" メッセージの KJS ログが出力されなくなった。
514477 J2EE 仕様では、EJB 参照は、現在のアプリケーション内で解決されなければならないと規定されている。これにより、EAR 相互アクセスが阻害される。EAR 間アクセスが必要な場合は、モジュール登録を行う必要がある。
514959 Web コネクタおよび KXS 間の暗号化が修正された。
518249 コンテナ管理ローカル トランザクションのロールバックが機能するようになった。
525339 ITemplateData および ITemplateMap の単純実装によって引き起こされていたメモリ リークが修正された。

Deployment Tool

iPlanet Application Server 6.0 SP2 では、Deployment Tool に関する次の問題が解決されています。
 
ID 要約
401447 アプリケーションの既存の .jar/.war/.ear ファイルを取って更新したり、リフレッシュしたりできる機能が有効になった。
521343 EJB 記述子の一般画面が修正され、ホーム インターフェイスのクラス名フィールドおよびリモート インターフェイスのクラス名フィールドが、編集可能なテキスト フィールドになった。
516330 新しいユーザ設定が作成され、JSP の記述子を自動生成できるようになった。
513618 EAR ファイル内の Web アプリケーション記述子のコンテキスト ルート フィールドを編集する機能が有効になった。
518449 cache-option というオプションのパラメータが、iPlanet Application Server XML キャッシュ セクションに追加され、作成時刻を基準にしてタイムアウトを指定できるようになった。cache-option は次の値を持つ。
TIMEOUT_CREATE: 作成時刻からキャッシュ タイムアウト値を取る。
TIMEOUT_LASTACCESS: 直前のアクセス時刻を基準にタイムアウト値を取る。
デフォルトでは、キャッシュ タイムアウトは、直前のアクセス時間が基準になる。
527396 IASParamsGroupPanel 記述子情報が保存されるようになった。
529156 EAR 記述子内の新しいコンテキスト ルート パネルが追加された。
529162 1) カスタム ファインダと呼ばれる新しいテーブルが追加された。
2) 'Shift + 上矢印' および 'Shift + 下矢印' キーを '属性およびデータベース カラム間マッピング' テーブル内で押すことによって行を上下に移動する新しい機能が追加された。
516330 JSP 記述子の自動生成をユーザがオン/オフできるユーザ設定機能が追加された。
  クラスタへの配置が改良され、Deployment Tool は、クラスタ内の複数のインスタンスがターゲットとなるタイミングを認識できるようになり、これらへのサーバへの順次配置が行えるようになった。SP1 リリースでは、クラスタ内の複数のサーバ インスタンスをターゲットとする場合に同時配置がトリガされていた。これにより、共有 Directory Server クラスタ内で、アプリケーションの登録に保全性の問題が発生する場合があった。

マニュアル

iPlanet Application Server 6.0 サービス パック 2 では、マニュアルに関する次の問題が解決されています。
 
ID 要約
530986 iPlanet Application Server インストール ガイド』に、自動インストールに関する説明が記載されている。

インストール

iPlanet Application Server 6.0 サービス パック 2 では、インストールに関する次の問題が解決されています。
 
ID 要約
519860 解決された問題点
     
  • 既存の Directory Server について、指定された新しい iPlanet Application Server 管理者ユーザがインストーラによって作成されるようになった。
  • 指定されたユーザが Directory Server 内にすでに存在する場合は、インストーラはこれを報告する。
519944 アンインストーラが修正され、アンインストール手順を 2 段階で行う必要がなくなった。

既知の問題

次の節では、iPlanet Application Server 6.0 サービス パック 2 リリースで既知の問題について説明します。

Administration Tool

iPlanet Application Server 6.0 サービス パック 2 の Administration Tool では、次の問題点が判明しています。
 
ID 要約
495501 Solaris のみ : Administration Tool でサードパーティ ドライバ プール情報を表示する必要がある。
対処方法 : THIRD_PARTY_JDBC_CLASSPATH で、ドライバのクラスパス位置を指定するように KJS スクリプトを手作業で編集する。また、ネイティブ ドライバを使う場合は、ネイティブ ドライバのディレクトリを指定するように THIRD_PARTY_NATIVE_DRIVER_DIR_PATH を設定する。
527332 Administration Tool 実行時に iascontrol を使って KAS を再起動するときの問題。
対処方法 : Administration Tool 実行時は、iascontrol kill コマンドを使わないでください。Administration Tool 実行時、iascontrol start|stop は正常に動作するが、iascontrol kill を使う場合は、Administration Tool を実行しないようにする必要がある。
525372 [アプリケーション] タブの Java コンポーネント パスの問題。 
対処方法 : Administration Tool の [アプリケーション] タブの Java コンポーネント パスは AppLogic 専用である。iPlanet Application Server の KJS または KAS に使わないでください。
529224 Administration Tool と Deployment Tool では、JNDI データソースの表現に違いがある。 Administration Tool 内にデータソースを設定する場合、このツールにおける形式は "jdbc\application\datasource" として説明されているが、実際に使われるのは "Application\datasource という形式である。"
529446 Kivaes.sh stop および iascontrolkill コマンドは、9 文字以上のユーザ ID とともに使うと正常に機能しない。
対処方法 : ユーザ ID を 8 文字以下にしてください。

コア サーバのサポート

iPlanet Application Server 6.0 サービス パック 2 のコア サーバでは、次の問題が判明しています。
 
ID 要約
413948 アプリケーション サーバ内の JSP とともにフォーム ベース認証を使い、ブラウザではなくサーバを再起動すると、ログインが常に失敗する。
対処方法 : ブラウザとアプリケーション サーバ両方を再起動する。
526799 Web コネクタの NASApp プレフィックスの変更 : セキュリティ上の理由から、Web サイトの運用に使うインフラに広告を出す顧客はあまり多くない。NASApp は、iPlanet Application Server に配置された Web アプリケーションに関連付けられている URL に配置される。
対処方法 : 次の手順に従って、iPlanet Application Server 6.0 の "NASApp" プレフィックスを変更する。
     
  1. 各 Web サーバ上で、iPlanet レジストリ エディタを開き、次のキーを変更する。

  2. SOFTWARE\iPlanet\Application Server\6.0\CCS0\HTTAPI\SSPL_APP_PREFIX
  3. 各 Web サーバ インスタンスを再起動する。
404721 Solaris のみ。NAS 2 および 4 から iPlanet Application Server 6.x にアップグレードした時点では、NAB 3 または 4 で開発されたすべてのアプリケーションが実行時に必要とする nab25.jar が存在しない。
対処方法 : nab25.jar をクラスパスに手作業で追加する必要がある。

データベースのサポート

iPlanet Application Server 6.0 サービス パック 2 のデータベース サポートには、次の問題が判明しています。
 
ID 要約
369014 このリリースでは、escapeSyntax が Oracle でしかサポートされていない。
384721 Solaris および NT 上では、callableStatement getString( ) を使うと正しい文字列が返されるが、LONG データタイプにネイティブ ドライバを使うと不正な文字列長さが表示される。
387419 iPlanet Application Server JDBC ドライバは、Sybase データベースの行キーの重複挿入を検出できない。
対処方法 : Sybase JConnect 5.2 を使うと、行が重複挿入されない。
402289 JDBC prepareStatement.getMetaData() がサポートされていない。
412428 Solaris にインストールした Informix について、プロシージャ preparedStatement.setByte が失敗する。
412888 Informix、Sybase、および DB2 ではコンパイル済みステートメントのテキスト データタイプがサポートされていない。
427569 Informix の場合、getMetaData() によって KJS がクラッシュする場合がある。
428609 DB2 ストアド プロシージャ jdbcSimpleCallStmt2 が不正な値を返す。
Solaris では、ネイティブ JDBC ドライバを使うと、getDate(2) を持つストアド プロシージャ SPDate が不正な日付値を返す。
対処方法 : 問題を修正するには、DB2 にサードパーティ ドライバを使う。
428729 ネイティブ JDBC ドライバを使うと、DB2 ストアド プロシージャ getTimestamp() が不正な値を返す。
対処方法 : 問題を修正するには、DB2 にサードパーティ ドライバを使う。
441410 複数の Oracle クライアントがインストールされている場合、Oracle 8.1.6 データベース接続が失敗する。
NT 上では、サービスから iPlanet Application Server を起動すると、エラー "指定したドライバを使ったデータ コネクションの作成に失敗しました" が発生する。
対処方法 : Oracle クライアントの前バージョンがインストールされていないかどうかを調べ、そのホーム ディレクトリの名前を変更する。また、データベース接続について、1 台の NT マシン上に 1 台の Oracle クライアントがインストールされていることを確認する。
なし J2EE アプリケーション EAR ファイルの登録削除が正しく動作していないように見える。
対処方法 : J2EE アプリケーションの EAR ファイルの登録を解除するには、J2eeappreg -remove 実行時、ias/JAR/ ディレクトリに配置された EAR ファイルを指定する必要がある。この EAR ファイルは、サーバ インスタンスに最後に配置されたファイルを表している必要がある。
なし 呼び出し可能な getString() ステートメントを使うと正しい文字列を返すが、ネイティブ ドライバを使っていると不正な文字列長が表示される。

マニュアル

iPlanet Application Server 6.0 サービス パック 2 のマニュアルでは、次の問題が判明しています。
 
ID 要約
529897 JavaMail の使用法が記載されていない。
対処方法 : ias/ias-samples/j2eeguide/confirmer/ の iPlanet Application Server サンプル集に、JavaMail を使った例がある。付属ドキュメントは、ias/ias-samples/j2eeguide/docs/confirmer.html で入手可能である。
  iPlanet Application Server プログラマ ガイド』 で、アプリケーションを登録するには j2eeappreg を使うと説明されているが、これは誤りである。このコマンドは廃止されている。代わりに iasdeploy を使う。
  プログラマ ガイド』の 22 ページに、JDK1.2.2_07 について言及されているが、これは JDK1.2.2_05a の間違いである。

Deployment Tool

iPlanet Application Server 6.0 サービス パック 2 の Deployment Tool では、次の問題が判明しています。
 
ID 要約
450689 コンポーネント ビューでドラッグ アンド ドロップできない。
対処方法 : コンポーネント ビューではドラッグ アンド ドロップを使わないでください。
516228 [ファイル] --> [開く] ダイアログでファイル名を変更できない。
対処方法 : このメニュー項目は使わないでください。
516392 EJB/WAR コンポーネントの名前を変更しても、WAR ファイル内の EJB への参照が変更されない。
対処方法 : Servlet、JSP、および EJB コンポーネントの名前を古い名前より長い名前に変更した場合、更新された名前はツリービュー内に表示されない。この問題を解決するには、新しい名前のファイルを閉じて再び開き、ツリービュー内で有効にする。これは、ツリービューについてのみ当てはまる。名前が正しく保存される記述子画面には当てはまらない。
522619 Servlet を複数回マッピングすると、XML ファイルは変更されないが、URL が機能しない。
対処方法 : URL を手作業で変更する。
528074 Deployment Tool のモジュール名の問題。
対処方法 : 正しい実行のため、固有のモジュール名を維持して J2EE EAR ファイルに準拠させる必要がある。
528848 アーカイブ内にアーカイブを挿入する場合は、J2EE 階層に従う。
1. EAR への EAR の挿入が有効でない。
2. WAR への EAR/WAR の挿入が有効でない。
3. JAR へのアーカイブの挿入が有効でない。
4. EAR への JAR/WAR の挿入が有効である。
5. WAR への JAR の挿入が有効である。

インストール

iPlanet Application Server 6.0 サービス パック 2 では、インストールに関する次の問題が判明しています。
 
ID 要約
524125 カスタム インストール モードで、Directory Server にエントリを代入するかどうか尋ねられる箇所で [なし] を選択すると、エントリは作成されない。したがって、インストール後、LDAP 情報内にユーザが存在しないため、サーバへの接続が失敗する。
対処方法 : [なし] を選択せず、[推奨] オプションを選択する。
523532 アプリケーション サーバの管理サーバを、アプリケーション サーバに対してリモートに位置している Directory Server マシン上にインストールすると、インストールが停止する (Solaris のみ)。インストーラ時、アプリケーション サーバの管理サーバに関する情報を求める箇所で、ユーザ名およびパスワードがすでに使われているということを警告し、インストールが停止する。
対処方法 : アプリケーション サーバの管理サーバを Directory Server マシンにインストールしないでください。デフォルト インストールに従ってください。デフォルト インストールでは、管理サーバはアプリケーション サーバと同じマシン上にインストールされる。
530989 iPlanet Application Server 6.0 SP1 または iPlanet Application Server 6.0 から iPlanet Application Server 6.0 SP2 にアップグレードする場合は、ポート番号を変えないでください。
531624 Administration Tool または Deployment Tool を個別にインストールできない。
対処方法 : Web コネクタ プラグイン コンポーネントを含めずに、アプリケーション サーバ、Netscape サーバ ファミリのコア コンポーネント、Netscape 管理サービスをインストールする。

サンプル アプリケーションの問題

Ant 実行可能ファイルは、Windows .bat ファイルを .exe ファイルと同じように処理することはできません。したがって、Windows NT 上で、サンプル アプリケーションで build install_ear および build deploy コマンドを使い、install_ear ターゲットを変更する必要があります。

サンプル アプリケーションの src/ ディレクトリの下の build.xml ファイルを編集し、既存の install_ear ターゲットを次のように置き換えます。

編集前 :

<target name="install_ear">
<copy file="${assemble.ear}/${ear}" tofile="../${ear}"/>
<echo message="Copied ${ear} to sample root directory." />

<echo message="Executing iasdeploy to register ${ear}."/>
<exec executable="${ias.bin}/iasdeploy">
<arg line="deployapp -verbose ../${ear}"/>
</exec>
</target>

編集後 :
<target name="install_ear">
<copy file="${assemble.ear}/${ear}" tofile="../${ear}"/>
<echo message="Copied ${ear} to sample root directory." />

<echo message="Executing iasdeploy to register ${ear}."/>
<exec executable="${ias.bin}/iasdeploy" os="SunOS">
<arg line="deployapp -verbose ../${ear}"/>
</exec>
<exec executable="${ias.bin}/iasdeploy.bat" os="Windows NT">
<arg line="deployapp -verbose ../${ear}"/>
</exec>
</target>

この拡張によって、install_ear ターゲットを Windows NT で実行すると、iasdeploy.bat コマンドが実行され、 SunOS (Solaris) で実行すると、iasdeploy コマンドが実行されます。ユーザは、
build.xml ファイル内のターゲットに次のラインを追加することによって、0S の名前を表示できます。
<echo message="My operating system is identified by the string: ${os.name}" />

Web コネクタ プラグインによる IIS のクラッシュ (#528287)

IIS4.0 とともに iPlanet Application Server 6.0 SP2 一式をインストールした後、または、IIS4.0 とともに Web コネクタ プラグインだけをインストールした後、Web コネクタ プラグインによって IIS がクラッシュするという問題が判明しています。これは、インストールおよび再起動後にのみ発生します。対処方法 : IIS を再起動します。


問題の報告方法

iPlanet Application Server に問題が発生した場合は、次のいずれかの方法で iPlanet カスタマ サポートにお問い合わせください。 問題解決を迅速に進められるように、サポートにお問い合わせの際は次の情報をお手元にご用意ください。 iPlanet Application Server に関するトピックを論じた次のニュース グループもご利用ください。iPlanet Application Server に関するニュースグループ トピックは次のとおりです。

詳細事項

次のサイトにも、iPlanet に関する有益な情報が掲載されています。

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Last Updated February 23, 2001




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