iPlanet TM Application Server Enterprise Edition リリースノート

バージョン 6.5

更新日 : 4 月 30 日

このリリースノートには iPlanet Application Server Enterprise Edition バージョン 6.5 のリリース時点で利用可能な重要な情報が含まれています。新しい機能および拡張機能、インストール時の注意、既知の問題、および最近見つかったその他の問題点が記載されています。iPlanet Application Server Enterprise Edition をご使用になる前に、このドキュメントをお読みください。

このリリースノートには次の節があります。


iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 の新機能

iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 で拡張された機能は次のとおりです。

JDK 1.3.1_02 サポート

iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 には J2SDK 1.3.1_02 がバンドルされています。

Developer Resources

現在の iPlanet Application Server には Developer Resources コンポーネントが含まれています。これは、Forte for Java IDE を利用したアプリケションを開発や、それらのアプリケーションを iPlanet Application Server と Web Server にスムーズに配置するための補助機能を提供します。

iPlanet Application Server 6.5 の Developers Resources には以下のものが含まれています。

iPlanet Application Server 用アプリケーション開発のために Developer Resources Integration モジュールをインストールしてご利用になる場合は、製品 CD に提供されている ReadMe ファイル (devtools/readme.html) で詳細をご確認ください。

また、最新の Developer Resources のドキュメントは、http://docs.iplanet.com のサイトから参照可能です。Developer Pack のリンクを選択すると、最新の開発者用ドキュメントのサイトが表示されます。Forte for Java で iPlanet Integration モジュールを使用する方法については、以下のサイトから「Tutorial」を参照してください。
http://docs.iplanet.com/docs/manuals/ide/index.html

CTS 準拠

iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 は最新の CTS 1.2.1.d 仕様に準拠しています。

パフォーマンスの向上

iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 は、6.0 SP4 に比べ、次のようにパフォーマンスが向上しています。

データベースインフラストラクチャの拡張

Encina は、運用環境に適する変更を加えた Java TM Transaction Service Reference Implementation (JTS RI) に置き換えられました。データベースサポートインフラストラクチャの次の機能が拡張されました。

これらの新機能は、以下に示すように、iPlanet Application Server のさまざまなプロセスや機能に影響します。

ドライバ登録

データソース登録

コネクションプーリング

コネクションプーリングインフラストラクチャに次の機能が拡張されました。

トランザクションサービス

トランザクションサービスに次の機能が拡張されました。

メッセージ駆動 Bean のサポート

メッセージ駆動 Bean が iPlanet Application Server でサポートされるようになりました。Administration Tool および Deployment Tool に、メッセージ駆動 Bean の管理および配置を行うための機能が追加されました。

このリリースのメッセージ駆動 Bean の機能は、開発目的に限定して保証されています。

詳細は、『開発者ガイド』の第 7 章「メッセージ駆動 Bean の使用」、および『管理者ガイド』の第 11 章「メッセージ駆動 Bean の使用」を参照してください。

ORB のアップグレード

iPlanet Application Server にバンドルされている ORB が J2EE 1.3 RI ORB に置き換えらました。

J2EE 1.3 RI ORB は、Portable Object Adaptor (POA) に準拠しており、将来のアップグレードを容易にします。

この ORB のアップグレードにより、リッチクライアントパスのパフォーマンスおよびスケーラビリティが向上します。J2EE 1.3 RI ORB のバグは、iPlanet Application Server にバンドルされている ORB バージョンでは修正されています。

以前の J2EE 1.2 RI ORB の要素であったいくつかのクラスが JDK1.3 に移動されています。したがって、それらのクラスのいくつかはクラス定義およびパッケージが変更されています。

orb.properties ファイルで、プロパティの一部がコメント文に変更されています。これは、それらのプロパティのデフォルト値を J2EE 1.3 RI ORB で使用する必要があるためです。 

SOAP の拡張

最新バージョンの SOAP (SOAP 2.2) が iPlanet Application Server の製品 CD に含まれています。SOAP アプリケーションを iPlanet Application Server で実行するには、次の 2 点を変更する必要があります。

インストール、管理、および配置の拡張

この節では次のトピックについて説明します。

インストールの変更点

iPlanet Application Server のインストール手順が次のように変更されました。

Deployment Tool の拡張

Administration Tool の拡張

6.5 の管理フレームワークでは、管理制御、監視および追跡の機能が改善されています。

6.5 では次の監視機能および追跡機能を使用できます。 

サンプルアプリケーションの拡張

iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 リリースでは次のサンプルが追加されました。

サンプルアプリケーションのソースとマニュアルは developer.iplanet.com で入手できます。

製品パッケージング

iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 の製品 CD には次の製品が含まれています。


前リリースとの互換性

ここでは、以前のバージョンの iPlanet Application Server Enterprise Edition で開発または配置されたアプリケーションに影響する、6.5 における変更点について説明します。

ネイティブドライバの廃止

管理用コマンドラインツールの削除

JSP キャッシュの変更

コンパイラの変更

 Solaris では、iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 のソースが新しい Forte C++ 6 (update2) コンパイラにより再コンパイルされました。

そのため、C++ Applogics ベースのアプリケーションを再コンパイルして、ANSI/ISO C++ 標準に準拠するようにネイティブコードを変更することが必要な場合があります。また、OS とコンパイラの追加パッチのインストールが必要な場合もあります。

アプリケーションで gx_session_id パラメータを使用している場合は、このパラメータ名をすべて GX_SESSIONID に変更する必要があります。

国際化に関する変更

JSP 取り込み

複数バイト文字の問題を回避するには、次の 2 つの方法によって JSP を取り込みます。

メッセージ駆動 Bean

iPlanet Application Server 6.5 では、廃止された Netscape Application Server API の GX.SetCharset() メソッドをサポートしています。このメソッドは、iPlanet Application Server で複数バイトロケール機能をサポートするために幅広く使用されます。

メッセージ駆動 Bean Java Client で日本語のメッセージを正しく表示するには、このメソッドを使用します。

アプリケーションで com.kivasoft.util.GX を使用する場合、これは内部 API であるため、$LD_LIBRARY_PATH/ias/gxlib に設定して JMS クライアントがメッセージを送信できるようにします。

メモリの設定値

iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 でのデフォルトの JVM 引数は次のとおりです。

-server -Xss512k -Xms128m -Xmx1024m -XX:NewSize=42m -XX:MaxNewSize=342m -XX:+DisableExplicitGC -Xconcurrentio

VM パラメータの詳細は、http://java.sun.com/docs/hotspot/VMOptions.html を参照してください。

使用可能なシステムメモリに基づいてヒープ値を変更する必要があります。以前のバージョンの iPlanet Application Server では、最小ヒープと最大ヒープのデフォルト値は 64 MB でした。デフォルト値が変更されたために、メモリの起動時のフットプリントが大きくなっています。NewSizeMaxNewSize は、それぞれおよそ 1/3*1/3* になります。


注  システムのメモリが 1 GB に満たない場合は、システムのリソースに合わせて最大ヒープサイズを小さくします。

-XX:+DisableExplicitGC が設定されると、VM は明示的な GC の呼び出しを無効にします。HotSpot テクノロジでは、パフォーマンス上の理由により、明示的な GC の使用を避けます。アプリケーションで明示的に GC を呼び出す場合は、このことに注意を払う必要がある場合があります。


注  JAVA_ARGS の設定で GX.cleaner.enabled=yes の場合は、-XX:+DisableExplicitGC を削除してください。

Applogics の廃止

今回リリースの iPlanet Application Server では Applogics フレームワークが廃止されています。今後のリリースでもサポートの予定はありません。


ソフトウェアおよびハードウェアの要件

iPlanet Application Server をインストールするには、システムが次の必要条件を満たしている必要があります。

Solaris

iPlanet Application Server をインストールするには、Solaris® システムが次の必要条件を満たしている必要があります。 Solaris 2.8 では JDK 1.3.1_02 用の次のパッチを適用する必要があります。これらのパッチは、http://sunsolve.sun.com/ または http://java.sun.com/j2se/1.3/download-solaris.html からダウンロードできます。

  表 2 Solaris 2.8 に必要なパッチ 

パッチ

パッチの説明

108652-37  X11 6.4.1 パッチ 
108921-13  CDE 1.4 パッチ 
108940-32  Motif パッチ 

その他の必要なパッチ :
表 3 Solaris 2.8 に必要なパッチ 

パッチ

パッチの説明

108528-12  カーネル更新パッチ 
108434-04 (32 ビット)/ 108435-04 (64 ビット)   libC パッチ 
108827-12  SunOS 5.8: /usr/lib/libthread.so.1 パッチ

Windows

iPlanet Application Server をインストールするには、Microsoft Windows システムが次の必要条件を満たしている必要があります。

インストール時の注意

この節では、iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 のインストールに関する最新情報を示します。インストール手順の詳細は、『iPlanet Application Server インストールガイド』を参照してください。

iPlanet Directory Server 5.0 SP1 パッチのインストール

リモートユーザディレクトリで iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 の新規インストールを使用する場合は、このパッチをインストールする必要があります。ユーザディレクトリとして iPlanet Directory Server 4.13 以降のバージョンを使用している場合でも、このパッチをインストールする必要があります。

iPlanet Directory Server 5.0 SP1 パッチのインストール手順の詳細は、『iPlanet Application Server インストールガイド』を参照してください。

動作確認済みの Directory Server 

次の Directory Server は、iPlanet Application Server 6.5 で動作することが確認されています。
表 1 動作確認済みの Directory Server 
Directory Server

バージョン 
iPlanet Directory Server  5.1

5.0 SP1 (iPlanet Application Server 6.5 にバンドル)

4.13 

動作確認済みの Web サーバ 

次の Web サーバは、iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 で動作することが確認されています。
表 2 動作確認済みの Web サーバ
Web サーバ

インターフェイス

iPlanet Web Server Enterprise Edition 6.0 SP1、SP2、または 6.0.1  NSAPI
iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.1 SP7 以降  NSAPI
Microsoft Internet Information Server 4.0 (Windows NT)  ISAPI
Microsoft Internet Information Server 5.0 (Windows 2000)  ISAPI
Apache 1.3.19 APACHEAPI


動作確認済みの JVM

次の JVM は、iPlanet Application Server 6.5 で動作することが確認されています。
表 3 動作確認済みの JVM 

プラットフォーム

バージョン

JVM

Windows 2000 Professional、Server、Advanced Server  JDK 1.3.1_002
Windows NT 4.0 SP6a JDK 1.3.1_002
Solaris 2.6、8  JDK 1.3.1_02


動作確認済みのサードパーティ JDBC データベースドライバ 

次のサードパーティ JDBC ドライバは、iPlanet Application Server 6.5 で動作することが確認されています。

表 4 Windows および Solaris 上の 6.5 で動作確認済みのサードパーティ JDBC データベースドライバ 

データベースベンダー

JDBC ドライバ

Oracle Oracle 8.1.7 (Type 4 および Type 2)、9i 
Merant SequeLink DataDirect Java 5.1 (DDJ5.1 でサポートされているすべてのデータベース) 
Sybase jConnect for JDBC 5.2 Type 4 
IBM DB2 IBM DB2 7.1 JDBC Client 
Informix Informix JDBC v2.1 Type 4 

動作確認済みのネイティブ Type 2 データベースサーバおよびクライアント 

iPlanet Application Server 6.5 では、ここに一覧表示する iPlanet Application Server Type 2 JDBC データベースドライバのデータベースクライアントおよびサーバのサポートを継続します。
表 5 動作確認済みの 6.5 ネイティブ Type 2 データベースサーバおよびクライアント

データベースサーバ

データベースクライアント

プラットフォーム

Oracle 7.3.4、8.0.x、8i、9i Oracle8i 8.1.7 Windows NT/Solaris
Sybase 12  Sybase Open/Client System 12  Windows NT/Solaris 
DB2 7.1  DB2 6.1、7.1  Windows NT/Solaris 
Informix 9.2  Informix SDK 2.40  Windows NT/Solaris 
Microsoft SQL Server 7、2000  ODBC 3.51 Windows NT のみ (クライアント) 


:
  • Solaris 上で Sybase のグローバルトランザクションが正しく動作するためには、次の Sybase クライアントバージョン 12.0 用パッチがインストールされている必要があります。

    • EBF 9651
    • EBF 9769

    これらのパッチは、Sybase Web サイトの http://docs.iplanet.com/docs/manuals/ias/60/6.5/www.sybase.com から入手できます。

  • Oracle の場合、トランザクションは Oracle 8.1.7 以降のサーババージョンでサポートされています。


マニュアルの更新

iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 用に次のマニュアルとオンラインヘルプツールが更新されました。

インストールガイド

iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 リリースの『インストールガイド』は次のように変更されています。

管理者ガイド

iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 リリースの『管理者ガイド』は次のように変更されています。

移行ガイド

iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 リリースの『移行ガイド』は次のように変更されています。

開発者ガイド

iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 リリースの『開発者ガイド』は次のように変更されています。

Deployment Tool オンラインヘルプ

iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 リリースの 「Deployment Tool オンラインヘルプ」は次のように変更されています。

パフォーマンスおよびチューニングガイド

iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 リリースの『パフォーマンスおよびチューニングガイド』は次のように変更されています。

レジストリガイド

iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 リリースの『レジストリガイド』は次のように変更されています。


解決された問題

次の表に、iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 リリースで解決された重要な問題を示します。

表 1 解決された問題の一覧

バグ ID

領域

説明

546463  

Administration Tool

NAS Ksvradmin でアプリケーションが表示されない  

559824  

コアサーバ

Deployment Tool でクラスパスプロパティからクラスが取得されない  

513371

 

コアサーバ

Web サーバと NAS iPlanet Application Server の間で開かれたコネクションの保持

528215  

コアサーバ

iPlanet Application Server 6.0 SP1 で ISession2 インターフェイスを実装するとメモリリークが起こる

528866  

コアサーバ

JNDI 検索は成功するが、このリソースに基づいたメソッドの起動で例外がスローされる  

530940  

コアサーバ

iPlanet Application Server 6.0 SP1 Rev B インストールでのヘッダーファイル gxorder.h の欠如  

536968  

コアサーバ

iPlanet Application Server 6.0 SP2 で .htm 以外のスタティックコンテンツを提供できない

538997 

コアサーバ

iPlanet Application Server 6.0 SP2 で Applogic が再読み込みされない

539820 

コアサーバ

インストール後に iPlanet Application Server レジストリが破壊される  

540274 

コアサーバ

cookie を無効にすると、petstore (サインアウトしてその後サインイン) が例外をスローする

549210/560243/453584 

コアサーバ

malloc() による KXS エンジンのクラッシュ  

540115 

コアサーバ

GetSessionCount() 実行中のエラー  

557296  

コアサーバ

URL 文字列内の NAS セッション隠しフィールドの挿入  

557737 

コアサーバ

System.out および類似する API が、デフォルトの KJS でしかメッセージを記録しない  

557991 

コアサーバ

PrincipalClass が自動読み込みを行わない  

558699 

コアサーバ

iPlanet Application Server 6.0 SP3 で 552184 パッチが必要  

560084 

コアサーバ

固定 cookie の GX_jst が正しく設定されない  

561137 

コアサーバ

ビーンで発生した例外がクライアントに届かない  

561687  

コアサーバ

UDP ポートがすべてのインターフェイスにバインドされる  

4535791 

コアサーバ

GXAgent オブジェクトの解放時に SIGSEGV により KJS がクラッシュする  

4546962 

コアサーバ

高負荷時におけるメモリの破壊  

545110  

コアサーバ

iASDT のハング : クラスの変更時に CPU の使用量が 100% になる  

4547873 

コアサーバ

LDAP の異常停止後、KJS エンジンがリカバリに失敗する  

556662 

コアサーバ

getRemoteUser が常に null を返す  

4677073 

コアサーバ

iAS6.5JA が日本語ロケールで実行されていると、セッションが正しく起動されない  

518115 

JSP

ガベージアクション URL のためにフォームのログイン認証が失敗する  

541107 

JSP

複数のディレクトリにある JSP アプリケーションが 1 つにならない 

544428 

JSP

Servlet といくつかのグラフィックを一緒に使用するとメモリリークが起こる  

544922  

JSP

アプリケーションに NLS 情報が含まれていると、iPlanet Application Server は「変換に失敗しました」エラーを返す  

544999  

JSP

URL マッピングでセキュリティロールが機能しない

558175 

JSP

NoCookie=1 (URL 書き換え) の場合 : gx_jst および gx_session 情報  

518249 

EJB

コンテナ管理ローカルトランザクションでロールバックが機能しない  

521075 

EJB

ステートフルセッションビーンのフェールオーバーでメモリがリークする  

550797 

EJB

列挙を返すときにカスタムファインダーが機能しない  

553032 

EJB

Context.rebind() で CORBA 例外がスローされる  

554713 

EJB

HttpSessionListner の valueUnBound メソッドで EJB を参照すると KJS がクラッシュする  

556028 

EJB

JDK 1.3.x を使用した RMI/IIOP クライアントのサポート

531903 

Servlet

「セッションタイムアウト」フィールドを使って配置記述子に記述された秒数の経過後、または HttpSession.setMaxInactiveInterval メソッドを使ってプラグラム上で設定された値による秒数の経過後も、Servlet コンテナがセッションを無効にしない  

532745 

Servlet

JSP 内の HTML ファイルの複数取り込みが機能しない

536754 

Servlet

Servlet で load-on-startup キーがオンになると、Null になる  

536960  

Servlet

登録済みの JSP/Child Server で初期化パラメータが認識されない  

552938  

Servlet

reqeuest.getRequestURI() がクライアント証明書を処理しない  

555323  

Servlet

cookie 値がリクエストパラメータリストに保存される  

558224 

Servlet

RequestDispatcher が Multi-Valued ペアを正しく処理しない  

4540187 

Servlet

JSP 内の HTML ファイルの複数取り込みが機能しない  

537293  

セッション

フォームベース認証後に JSP が起動されると、新しいセッションが作成され、セッションデータが失われる  

556909 

セッション

無効化 (タイムアウト) 後もセッションにアクセスできる  

561457 

セッション

セッションタイム時の ClassNotFoundException

562141 

セッション

SP3 で、セッション ID が複数のユーザによって使用/共有される  

561457  

セッション

セッションタイムアウト時の ClassNotFoundException

559294 

プラグイン

iPlanet Application Server レジストリ内の HTTP ヘッダーエントリの文字総数が 256 を超えると httpd.exe がクラッシュする

560729  

プラグイン

getContextPath() が null 値を返す  

522605 

XA

Sybase で XA トランザクションがスケーリングされない  

534541  

JDBC

iPlanet Application Server がサードパーティドライバの不良コネクションの検出と削除を行わない

540898 

JDBC

iPlanet Application Server が、終了されたコネクションを使用し続けようとする

541273  

JDBC

ejbstore() 内の呼び出しメソッドに例外が伝播されない  

562112 

JDBC

isClosed() メソッドが常に False を返す  

537303 

ネイティブドライバ

setRollbackOnly メソッドの呼び出しで Sybase の行がロックされる  

554957 

ネイティブドライバ

iPlanet Application Server 6.0 で、プラグイン可能なサードパーティ JDBC ドライバで Applogics をコード化する際のデータベース例外の正しい処理  

552586 

シンクロナイザ

iPlanet Application Server が DSync でハングする

524020 

MTA

セッション終了中に smtpd がクラッシュする  

559227 

マニュアル

ORBIX 統合に関するマニュアル  

4547003 

i18n

ファイルが <%@ include > ディレクティブによって取り込まれると、日本語文字が破損される  

545235 

相互運用性

RMI-IIOP - 特定のオブジェクトの直列化に関するエラー  


既知の問題と制限事項

この節では、iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 の既知の問題とその回避方法について説明します。この章は次の節に分かれています。


インストール関連の問題

この節では、iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 のインストールに関する既知の問題とその回避方法について説明します。

ID 要約
549653 
問題
iPlanet Application Server の実行可能ファイルが空白文字や特殊文字が含まれているディレクトリに置かれていると、Windows でのインストールが失敗する

回避方法
iPlanet Application Server の実行可能ファイルは、空白文字や特殊文字が含まれていないディレクトリに置きます。

524125 
問題
カスタムインストールモードで、ディレクトリサーバにエントリを入力するかどうかを確認するプロンプトが表示されたときに「None」を選択すると、エントリが作成されない

したがって、インストール後、LDAP 情報内にユーザが存在しないため、サーバへの接続が失敗する

回避方法
「None」を選択せずに、デフォルトオプションの「Suggest」を選択します。


問題
リモートユーザディレクトリ内に管理者ユーザのエントリを作成するとき、そのディレクトリが読み取り専用の場合は作成に失敗する。 iPlanet Application Server Administration Tool (iASAT) を使ってサーバを登録するには、管理者ユーザのエントリがユーザ LDAP ディレクトリ内に存在する必要がある

回避方法
iPlanet Application Server がリモートユーザディレクトリサーバに対して認証できるようにするには、インストールを完了して次の手順を実行します。

  1. 次のエントリを使って adminuser.ldif ファイルを作成します。 


  2. dn: uid=iasadmin., ou=People, o=iplanet.com 
    changetype:add
    cn: Nas Administrator 
    sn: Nas Administrator 
    givenname: iAS admin 
    objectclass: top
    objectclass: person
    objectclass: inetorgperson
    ou: People
    uid: iasadmin
    userpassword: password

  3. ladapmodify コマンドを実行します。 

  4. < iASInstallDir /shared/bin> ldapmodify -D "cn=Directory Manager" -p < ldap_PortNo. > w < password > -a -f adminuser.ldif 
4632617
問題
iPlanet Directory Server 4.13 がインストールされているディレクトリと同じディレクトリに iPlanet Application Server をインストールすると、iPlanet Console がハングする
この問題は、iPlanet Application Server と iPlanet Directory Server 4.13 で使用されている JDK のバージョンが異なるために発生する


回避方法
iDS 4.13 がインストールされているディレクトリとは別のディレクトリに iPlanet Application Server をインストールします。


コアサーバ関連の問題

この節では、iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 のコアサーバに関する既知の問題とその回避方法について説明します。

ID 要約
4626356
問題
プライマリアプリケーションサーバに障害が起きたあと、Administration Tool がアプリケーションサーバに接続できない
これは、クラスタのセットアップで Maxbackups=0 に設定した場合に発生する

Maxbackups を 0 (なし) に指定すると、バックアップアプリケーションサーバは存在せず、代替アプリケーションサーバはスタンドアロンの状態になる。しかし、プライマリアプリケーションサーバを再起動したときに、代替アプリケーションサーバはスタンドアロンモードになっているので代替アプリケーションサーバに接続できない

回避方法
クラスタの設定時に、Maxbackups を 0 ではなく 1 以上に設定します。

4639210
問題
トランザクションの伝播が確実に動作しない
2 つの KJS が 1 つのトランザクションに関与していて、一方の KJS のみがリカバリ可能に設定されていると、正しいリカバリが行われない

回避方法
リカバリ可能にする場合は、関与するすべての KJS をリカバリ可能にする必要があります。すべてをリカバリ可能にするか、またはどれもリカバリ可能にしないかのどちらかにしてください。

4633284
問題
データベースとして DB2 を使用している場合、アプリケーションサーバの 1 つがクラッシュからのリカバリに失敗してもトランザクションがロールバックされない
この問題は、DB2 の制約が原因で発生する


回避方法
iPlanet Application Server でデータベースとして DB2 を使用している場合は、iPlanet Application Server と DB2 を同じサーバ上にインストールしてください。

4633274
問題
DB2 が不整合状態にある場合、トランザクションのリカバリ中に KJS がクラッシュする
DB2 が不整合状態にある場合にリカバリが行われると、リカバリによって DB2 のコアダンプが呼び出され、KJS がクラッシュする

回避方法
iPlanet レジストリのリカバリを無効にして KJS を再起動します。

542273 
問題
例外がスローされると CORBA Executive Server がクラッシュする 
536256 
問題
iPlanet Application Server では 185 KB より容量の大きい JSP を実行できない
560053 
問題
Versioning キーを有効にすると Struts アプリケーションに障害が発生する 

回避方法
動的再読み込みを有効にしないでください。レジストリの Versioning キーが 1 に設定されていることを確認します。 

動的再読み込みを無効にするには 

  1. iPlanet レジストリエディタ kregedit を起動し、Versioning キー (SOFTWARE/iPlanet/Application Server/6.0/CCS0/SYSTEM_JAVA/Versioning) の下にある Disable の値を変更します。
  2. Disable の値を 1 に設定します。
  3. iPlanet Application Server を再起動して、変更を有効にします。 
557991 
問題
Windows で、RMI/IIOP ベースのアプリケーションのセキュリティを有効にしているときに、セキュリティプリンシパルクラスが自動的に起動しない

回避方法
RMI/IIOP ベースのアプリケーションを実行する前に、iASInstDir/ias/usr/java/jre/lib の下にある orb.properties ファイルの org.omg.CORBA.ORBClass プロパティの値を com.netscape.ejb.client.ClientORB に変更します。

例 : org.omg.CORBA.ORBClass=com.netscape.ejb.client.ClientORB

-
問題
分散セッションで、setMaxInactiveInterval() がマイナス値の場合、ただちにセッションがタイムアウトになる

回避方法
引数として十分に大きい値を setMaxInactiveInterval() に渡します。  

4539468
問題
Solaris で、IMQ が JMS として機能しない場合がある

回避方法
iASInstallDir/ias/env ディレクトリに移動して iasenv.ksh ファイルを開きます。jmq.jarjmqadmin.jar が CLASSPATH にあることを確認します。ない場合は、CLASSPATH 設定の最後にその 2 つを追加します。
iPlanet Application Server を停止し、再起動します。これで、iMQ クラスがサーバ環境に存在することになります。

4640812、4640854、4643711
問題
iPlanet Application Server 6.5 で iPM および BillerXpert を使用すると、メモリが増大する

回避方法
Solaris の場合は
iasenv.ksh ファイル内、Windows の場合はレジストリ設定内の JAVA_GX_ARGS=-DGX.cleaner.enabled キーをコメント解除して、明示的なガベージクリーナーを無効にします。

Solaris では、JAVA_GX_ARGS=-DGX.cleaner.enabled エントリがデフォルトで no に設定されます。

Windows では、クリーナーはデフォルトで有効になっています。

レジストリ内の SOFTWARE¥iPlanet¥Application Server¥6.0¥Java¥ の下にある JavaArgs エントリで次のフラグを削除します。

-DGX.cleaner.doGC=yes
-DGX.cleaner.interval=N

N は、その時間がミリ秒単位であることを示します。


Deployment Tool 関連の問題

この節では、iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 の Deployment Tool に関する既知の問題とその回避方法について説明します。


ID 要約
537872 
問題
Solaris で大きなアプリケーションを開く際の Libthread パニックエラー 

回避方法
ulimit コマンドを使用して UNIX 環境ファイル内のファイル記述子設定を変更します。ファイル記述子の限界を ear/war/jar ファイル内に含まれているファイルの数より大きい数に設定します。

たとえば、war ファイルに 970 個のファイルが含まれている場合は、ファイル記述子の限界を 1000 に設定します。
ulimit -n 1000 

548426 
問題
更新されたバージョンのアプリケーションを配置し直しても、アプリケーション領域のファイルシステム領域から以前の配置の内容が削除されない。配置されたファイルのデフォルトの場所は、install_dir/ias/APPS/modules/module_name/ または APPS/ear_name/module_name/ である

アプリケーションを配置し直しても、残されたファイルシステムの内容だけでなく、アプリケーションサーバのレジストリ設定の一部は上書きも削除もされない

この動作によって、再配置後も古いアプリケーションの設定が有効なまま残される可能性がある

回避方法
クリーンな再配置を行うには、まず削除してから配置し直します。

537084 
問題
カスタムインストールを使って iPlanet Application Server をマシンにルートとしてインストールすると、ほかのユーザが Solaris プラットフォームでアプリケーションを作成する場合に Deployment Tool (DT) にアクセスできない

回避方法
ユーザ "A" がアプリケーションサーバとそのコンポーネントをすべてインストールした場合、ほかのユーザ "B" が Deployment Tool を正しく実行するには次のパーミッションが必要です (iasdir は iPlanet Application Server がインストールされている場所を指します)。

  1. Deployment Tool は iasdir/registry/reg.dat 内で読み書きします。ユーザ "B" が iasdir/ias/registry ディレクトリのすべてのパーミッションを持っていることを確認してください。 
  2. Deployment Tool は記述子からその一時 xml ファイル、EJB スケルトンおよびスタブを iasdir/ias/tmp に書き込みます。ユーザ "B" がこのディレクトリへの書き込み許可を持っていることを確認します。 
  3. Deployment Tool はそのプリファレンスを "iasdir/ias/dt" に書き込みます。ユーザ "B" がプリファレンスを保存する必要がある場合、このディレクトリはユーザ "B" によって書き込み可能である必要があります。 このパーミッションは DT が正常に機能するために不可欠ではありません。 
  4. Deployment Tool は iasdir/ias/biniasdir/ias/libiasdir/ias/java/classes (Unix プラットフォーム) などからスクリプト/実行可能ファイル/実行可能 jar/lib/dll ファイルなどを読み込んだり実行したりするので、ユーザ "B" はほかの多くのディレクトリ/ファイルの読み込みと実行のパーミッションを持っている必要があります。
  5. さらに、ユーザ "B" は、開かれるアプリケーション/モジュールが置かれているファイルシステム上のディレクトリへの書き込み許可が必要です。 たとえば、bank.ear は iasdir/ias/ias-samples/bank にあります。したがって、そのディレクトリは書き込み可能である必要があります。 


データベースサポート関連の問題

この節では、iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 のデータベースサポートに関する既知の問題とその回避方法について説明します。

ID 要約
4639241
問題
XML ファイルを使用してデータソースを登録した場合、グローバルコネクション、servernamedatabasenameifxinformixhost などのベンダー固有パラメータが保存されない

回避方法
iPlanet Application Server 6.0 SPx の XML ファイルを使用してベンダー固有のプロパティを設定することはできません。以前の XML ファイルと新しい XML ファイルのパラメータを混在させることはできません。
新しい XML ファイルを使ってデータソースを登録してください。

PointBase データベースのインストール (Solaris プラットフォーム)
問題
PointBase データベースのインストーラが X Window System 環境にアクセスする必要がある。アプリケーションサーバとともに PointBase データベースをインストールする場合、インストーラが X Window System にアクセスする必要がある。X Window 環境にアクセスできない場合、そのマシン上で PointBase データベースサーバを起動することはできない

回避方法
PointBase データベースをインストールするときは、X Window System Server にアクセスする必要があります。特に、そのアクセス可能なサーバを指すように DISPLAY 環境変数を設定する必要があります。

DISPLAY 変数を正しく設定しないと、iPlanet Application Server のポストインストレーションコマンドが失敗します。

4625632 
問題
iPlanet Type 2 ネイティブドライバを介して Oracle 9i のクライアントライブラリを使用できない 
回避方法
$ORACLE_HOME/lib の下の libclntsh.so.9.0 の名前をlibclntsh.so.8.0 に変更します。 
4643903 
問題
Solaris プラットフォームで、Oracle OCI ドライバが外部 JDBC ドライバの下に登録されていると、Administration Tool からその Oracle OCI ドライバを使用することができない
回避方法
iASInstallDir/ias/env ディレクトリの iasenv.ksh スクリプト内に $ORACLE_HOME が設定されていることを確認します。


サンプルアプリケーション関連の問題

この節では、iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 のサンプルアプリケーションに関する既知の問題とその回避方法について説明します。

ID 要約
4640249 
問題
SOAP Web アプリケーションのセッション分散が、サンプルアプリケーションのドキュメントに記載されているとおりに動作しない

回避方法
soap-install.html ファイルで、「Deploy the Apache SOAP Web Application」の 3 番目の項目を次のように読み換えてください。
Web アプリケーションのリストから WAR ファイルを選択します。右クリックして、ポップアップメニューの「Edit Descriptor」を選択します。「iAS」タブで、「Distributed Session」ボタンをクリックして選択解除し、「Local Data Synchronization」ラジオボタンをクリックして選択します。Apache SOAP を実装すると、直列化していないオブジェクトがユーザセッションに保存されるので、SOAP Web アプリケーションのセッション同期を無効にするためにこの手順が必要です。配置記述子のウィンドウを閉じて、その内容を保存します。

549549
問題
PointBase でテーブルを再作成したあと、サンプルが失敗する

J2EE Developer's Guide サンプルの一部は、サンプルを 2 度目に実行する前にデータベーステーブルを作成し直す必要がある。提供されている SQL ファイルを使って、アプリケーションサーバを再起動せずにテーブルを作成し直すと、J2EE Developer's Guide サンプルの一部が失敗する

回避方法
2 度目に実行する前にデータベーステーブルを作成し直す必要があるサンプルの場合は、テーブルを作成し直したあと、iPlanet Application Server を再起動します。

548418
問題
Bank アプリケーションを使うと、"Inserted value too large for column" エラーが発生する

回避方法
SSN」または「Phone number」フィールドに特殊文字や「-」を使用しないでください。「State」フィールドの入力は 2 文字まで、「Prefix」フィールドは 4 文字までにします。
 

558611
問題
Bank アプリケーションで、削除した顧客と同じ SSN で新しい顧客を作成できない

Bank アプリケーションがデータベース内のテーブルを正しく更新しないため、同じ SSN で新しい顧客を作成することができない

548861
問題
JPS 1.1.2 では、Sybase 用 iPlanet Type 2 ネイティブドライバにエラーが発生する

回避方法
Sybase で JPS 1.1.2 を実行する場合は Sybase Type 4 ドライバを使用します。サンプルは Sybase jConnect Type 4 ドライバでテスト済みです。
 

549374
問題
Transactions サンプルの setup_syb.bat および setup_syb.sh スクリプトが実行されない

回避方法
スクリプト内の isql へのパスが間違っています。テキストエディタを使ってスクリプトを開きます。SYBASE/bin/isql を検索し、SYBASE/OCS-12_0/bin/isql に置き換えます。

550427
問題
J2EEGuide サンプル内のドキュメントの誤り
「Currency Converter EJB」の章の「Assemble EAR File」の 3 番目の項目で、Web アプリケーションのコンテキストルートの値が、誤って j2eeguide-confirmer と記載されている

回避方法
j2eeguide-confirmerj2eeguide-converter に置き換えてください。

-
問題
Bank サンプル内のドキュメントの誤り
「bank.war モジュールの作成」の「Web アプリケーション記述子の変更」というトピック内の「セキュリティタブ」のログイン情報が間違っている

回避方法
Bank サンプルアプリケーションを最初から組み立てるときは、BankUser および BankAdmin の 2 行を 1 行に配置する必要があります。

545753
問題
JPS 1.1.2 と PointBase を一緒に使うと、検索機能を使用できない
iPlanet Application Server 6.0 SP4 にバンドルされている現在のバージョンの PointBase データベースはサブクエリをサポートしていないので、バンドルされている PointBase データベースエンジンを使うと、JPS 1.1.2 で検索機能を使用できない
560667
問題
l10n アプリケーション実行時の例外
ユーザが restaurant owner としてログインすると、例外がスローされる
562432
問題
Petstore アプリケーションのホット配置で例外がスローされる

回避方法
1) 動的再読み込みを無効にするか、または
2) 動的再読み込みを有効にしているときに、アプリケーションに変更を加えないようにします。

-
問題
iPlanet Application Server が、80 以外のポート番号で動作する Microsoft IIS Web サーバと一緒にインストールされている場合、サンプルアプリケーションへのショートカットリンクが機能しない

回避方法
そのショートカットの path-property で、ポート番号 80 を IIS が使用しているポート番号に変更します。


アンインストール関連の問題

この節では、iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 のアンインストールに関する既知の問題とその回避方法について説明します。

ID 要約


ドキュメント関連の問題

この節では、iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 のマニュアルに関する既知の問題とその回避方法について説明します。

ID 要約
4537538  
問題
ロードバランス手順に関する作業の説明が不完全
『iPlanet Application Server 管理者ガイド』の第 14 章「ユーザリクエストのロードバランス」の手順で、Web サーバの再起動を指示していない

回避方法
ロードバランスの設定を変更した場合は、アプリケーションサーバと WebConnector プラグイン (Web サーバ) を再起動する必要があります。

4639475  
問題
アンインストールに関するドキュメントに、アンインストール後に残るすべてのディレクトリが一覧表示されていない

回避方法
インストーラによって作成されたディレクトリとファイルの一部、およびユーザが作成したディレクトリとファイルは、アンインストール時に削除されません。通常、アンインストール後に次のディレクトリが残ります。

  • admin-serv
  • httpacl
  • ias_APPS
  • pointbase
  • setup
  • bin
  • ias
  • lib
  • shared
  • README.txt

これらのファイルは手動で削除できます。

-
問題
動的再読み込みに関する記述で、「再読み込みが行われると、常にその経過時間でセッションが無効になります」という説明は誤りです。

再読み込みが可能な状態で、アプリケーション内で確率された HTTPSession が影響を受けることはありません。

例えば、loginprocessServlet および logout の 3 つサーブレットを含むアプリケションについて考えます。仮に processServlet が login サーブレットへのアクセス後に変更されば場合でも、ユーザは processServlet に対して要求を出したり、processServlet の新しい実装を得ることが可能です。


問題の報告方法

iPlanet Application Server Enterprise Edition 6.5 に問題が発生した場合は、次のいずれかの方法で iPlanet カスタマサポートにお問い合わせください。 最善の方法で問題の解決をお手伝いするために、サポートにお問い合わせの際は次の情報をご用意ください。


追加情報

次のサイトにも、iPlanet に関する有益な情報が掲載されています。

iPlanet Application Server Enterprise Edition の使用には、これに付随するライセンス契約に規定する条件が適用されます。

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最終更新日 2002 年 4 月 30 日