iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration リリースノート
Version 1.2 パッチ 1
更新日 2002 年 9 月 16 日
このリリースノートには、iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration 1.2 パッチ 1 に関する重要な情報が記載されています。ここでは、機能や改良点、インストールに関する注意事項、既知の問題、およびその他の最新の情報を取り上げています。iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration をインストールする前にこの文書をお読みください。
このリリースノートのオンライン版は、iPlanet 関連マニュアルの Web サイト http://docs.iplanet.com/docs/manuals/messaging.html で参照できます。ソフトウェアをインストールおよび設定する前だけではなく、そのあとも定期的にアクセスして、最新のリリースノートやマニュアルを確認してください。
このリリースノートには、以下の項目があります。
iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration 1.2 パッチ 1
iPlanet Delegated Administrator for Messaging Collaboration (iPlanet Delegated Administrator とも言われます) は、iPlanet Messaging Server のユーザ、グループ、およびドメインのプロビジョニングを行うための Web ベースのアプリケーションです。このディレクトリベースのアプリケーションを使用して、運用する環境内のユーザ、グループ、およびドメインを管理できます。
iPlanet Delegated Administrator は、内部または外部の管理者のグループ間で作業負荷を分散させることによって、iPlanet Directory Server のユーザの情報およびアカウントの管理に役立ちます。
次に、iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration 1.2 パッチ 1 で利用できる機能について説明します。
-
ホストドメインのサポート: iPlanet Delegated Administrator は、仮想ホストドメインをサポートします。仮想ホストドメインを使うと、サービスプロバイダが、複数の企業のドメインやメッセージング機能を運用することが可能になります。
-
ディレクトリの統合: iPlanet Delegated Administrator は、iPlanet Directory Server をサポートします。iPlanet Directory Server は、LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) をベースにして、ユーザとアカウントの情報を管理および保存します。
-
委任管理: iPlanet Delegated Administrator を使うと、トップレベル管理者が、ユーザツリーの下位レベルのほかの管理者に、ユーザのデータ管理を委任できるようになります。
-
ユーザインタフェースのカスタマイズ: iPlanet Delegated Administrator は、箱から出してすぐに動作するよう設計されていますが、カスタマイズすることもできます。Delegated Administrator は、組織の特定のニーズを満たすようにカスタマイズできる、HTML 形式のテンプレートで構成されています。
-
安全な通信: iPlanet Delegated Administrator は、ユーザにアクセスと権限を委任したり、SSL (Secure Sockets Layer) を介してクライアントとサーバ間に安全性の高い接続を提供したりする、 LDAP ベースのディレクトリを統合することによって、最大のセキュリティを保証します。
-
ポータルな連携: ポータルゲートウェイを経由して、iPlanet Delegated Administrator にアクセスできます。これは、エンドユーザがログインしてアクセスする場合のみ有効です。
ハードウェアおよびソフトウェアの要件
ハードウェア要件
iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration の必須ハードウェア要件を、次に示します。
-
製品バイナリをサポートする、約 1 G バイトのハードディスク容量
-
128M バイトの RAM
推奨されるクライアントソフトウェア
iPlanet では、クライアントソフトウェア要件に、次のブラウザを推奨します。
-
Solaris 2.6、Solaris 2.8、HP Unix 11.0、Microsoft Windows NT 4.0 SP6a、Microsoft Windows 2000 SP2、および Microsoft Windows 98 上で動作する Netscape Navigator 4.76
-
Microsoft Windows 98、Microsoft Windows 2000 SP2、および Microsoft Windows NT 4.0 SP6a 上で動作する Internet Explorer 5.5 SP1 (Service Pack 1)
-
Netscape Navigator 6.2 および Internet Explorer 6.0 上では、エンドユーザのログインをサポートする
-
Microsoft Windows NT 4.0 SP6a、Microsoft Windows 2000 SP2、Microsoft Windows 98 SE、HP Unix 11.0、および Solaris 2.8 上では Netscape Navigator 6.2 をサポートする
-
Microsoft Windows NT 4.0 SP6a、Microsoft Windows 2000 SP2、および Microsoft Windows 98 SE 上では Internet Explorer 6.0 をサポートする
サポートされているプラットフォーム
iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration は、以下のプラットフォーム上で動作します。
Solaris
サポートされている Solaris プラットフォームには、以下のパッチが必要です。
-
SPARC 版 Solaris 2.6 : パッチ 105591-09 またはそれ以降のバージョン (C++ 用共有ライブラリパッチ)、106613-01 またはそれ以降のバージョン (文字セット変換)、および以下のリンクに一覧されている推奨パッチ
-
ja_JP.PCK ロケールに Messaging Server をインストールする場合、imadmin コマンドラインユーティリティを正しく動作させるためには、106361-10 パッチが必要です。
-
SPARC 版 Solaris 8 : 以下のリンクに一覧されている推奨パッチ
Solaris 2.6 および Solaris 8 で必要な推奨パッチのリストは、http://access1.sun.com を参照してください。
さらに、Solaris ではローカルサブネットにないホストへの経路を設定する必要があります。この操作を行うには、以下の内容を確認します。
-
/etc/defaultrouter ファイルに、ゲートウェイシステムの IP アドレスが含まれていること。このアドレスはローカルサブネット上に存在する必要があります。
-
/etc/resolv.conf ファイルが存在し、アクセス可能な DNS サーバ用の適切なエントリと、ドメイン接尾辞が含まれていること
-
/etc/nsswitch.conf ファイルの hosts: 行に dns キーワードが含まれていること
HP-UX
HP-UX 11.0 プラットフォームには、以下のオペレーティングシステムのバンドルとパッチが必要です。
-
XSWGR1100 (HP-UX 11.0 General Release Patches、2000 年 9 月)
-
XSWHWCR1100 (HP-UX 11.0 Hardware Enablement and Critical Patches、2001 年 9 月)
-
PHCO_21902 (df(1M) 累積パッチ)
-
PHCO_22314 (libc 累積パッチ)
-
PHCO_23499 (LVM コマンドの累積パッチ)
-
QPK1100 (HP-UX 11.00 Quality Pack、2001 年 9 月)
globalmutex をネイティブの実装に戻すと、パフォーマンスを向上させることができます。これを行うには、以下の HP パッチのいずれかを使用します。
-
11.0 PHKL_23995
-
11i PHKL_24005
HP-UX プラットフォーム上で iPlanet Web Server を実行している場合は、使用しているマシン上に次のパッチがインストールされていることを確認する必要があります。表 1 に、HP-UNIX 11.0 (800 シリーズ) に必須のパッチを示します。また、表 2 には、HP-UX 11.0 (700 シリーズ) に必須のパッチを示します。
表 1    iPlanet Web Server 用の HP-UX 11.0 (800 シリーズ) の必須パッチ
iPlanet Web Server 用の HP-UX 11.0 (800 シリーズ) パッチ
|
QPK1100 (HP-UX 11.00 Quality Pack、2001 年 9 月) |
XSWHWCR1100 HP-UX Hardware Enablement and Critical Patches、2001 年 9 月 |
表 2    iPlanet Web Server 用の HP-UX 11.0 (700 シリーズ) の必須パッチ
iPlanet Web Server 用の HP-UX 11.0 (700 シリーズ) パッチ
|
B8110AA (Java 2 SDK for HP-UX (700/800), PA1.1 + PA2.0 Add On) |
B8111AA (Java 2 RTE for HP-UX (700/800), PA1.1 + PA2.0 Add On) |
B9098AA (Java 2 Plug-in for HP-UX (700/800)) |
HPUXEng32RT (English HP-UX 32-bit Runtime Environment) |
UXCoreMedia (HP-UX Media Kit) |
XSWGR1100 (HP-UX Extension Pack、1999 年 5 月) |
XSWHWCR1100 (HP-UX Hardware Enablement and Critical Patches、2001 年 9 月) |
QPK1100 (Quality Pack for HP-UX 11.00、2001 年 9 月) |
システム上の既存のパッチを識別するには、swlist コマンドを使用します。HP-UX パッチをインストールするには、swinstall コマンドを使用します。詳細は、HP のマニュアルを参照してください。
HP-UX 11.00 に必要な推奨パッチのリストは、次の URL を参照してください。http://us-support.external.hp.com/index.html
Microsoft Windows NT 4.0
Windows NT 4.0 SP6a (Service Pack 6a) がサポートされています。
製品階層および依存関係
iPlanet Delegated Administrator for iPlanet Messaging Server 5.1 パッチ 1 には、次の製品がインストールされている必要があります。
-
iPlanet Messaging Server 5.1 パッチ 1
-
iPlanet Web Server Enterprise Edition 6.0 SP2 あるいは iPlanet Web Server 6.0.1
-
Netscape Directory Server 4.16
注
|
iPlanet Messaging Server 5.1 パッチ 1 は、iPlanet Directory Server 5.1 をサポートしていません。 |
iPlanet Messaging Server 5.2 パッチ 1 用の iPlanet Delegated Administrator には、次の製品がインストールされている必要があります。
-
iPlanet Messaging Server 5.2 パッチ 1
-
iPlanet Web Server Enterprise Edition 6.0 SP2 あるいは iPlanet Web Server 6.0.1
-
Netscape Directory Server 4.16 あるいは iPlanet Directory Server 5.1
推奨されなくなった機能
次に示す機能は、このリリースでは推奨されなくなります。
-
iPlanet Web Server 4.x のサポート
-
iPlanet Web Server 4.x のサポートは、この iPlanet Delegated Administrator のリリースでは外されています。このリリースでは、iPlanet Web Server 6.0 SP2および iPlanet Web Server 6.0.1 をサポートします。
修正済みのバグ
この節では、iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration 1.2 パッチ 1 のリリースで修正済みの主なバグについて説明します。
表 3    iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration 1.2 パッチ 1 で修正済みのバグ
バグ No.
|
説明
|
ステータス
|
4540504 |
新規ユーザの作成時にサービスクラスのスキーマおよびテンプレートが表示されない |
修正済み |
4631750 |
Netscape 6 に関連したバグ |
修正済み |
4635892 |
iPlanet Directory Server 5.x のサービスクラスが iPlanet Delegated Administrator で動作しない |
修正済み |
4639073 |
ユーザ / グループの接尾辞が複雑な場合 (空白、複数のドメイン名を含む場合) に、ホストドメインを作成できない |
修正済み |
4647990 |
ドメインの作成が失敗した場合に、GUI を介して適切に処理されない |
修正済み |
4648535 |
iPlanet Delegated Administrator から iPlanet Messenger Express へのシングルサインオンが機能しない |
修正済み |
4650500 |
imadmin コマンドを使用して 1000 以上のユーザを検索できない |
修正済み |
4654678 |
無効な空白やリターンコードが「住所」フィールドに挿入される |
修正済み |
4662055 |
MLMUnSubscribe.htmでメーリングリストを購読解除しても、ユーザがメンバーのリストを表示できる |
修正済み |
4667171 |
完全指定ドメイン名で保存されたユーザに対して iPlanet Delegated Administrator が動作しない |
修正済み |
4668141 |
エンドユーザが、ポータルゲートウェイを経由して iPlanet Delegated Administrator にアクセスできない |
修正済み |
4652020 |
iPlanet Delegated Administrator がハングする |
修正済み |
4671472 |
imadmin purge user コマンドが失敗する |
修正済み |
4677712 |
ユーザが「フルネーム」および「優先言語でのフルネーム」フィールドにデータを入力するとき、入力した文字が消える |
修正済み |
4692157 |
選択したメールホスト上の CreateUserMailBasic.html でサーバのエラーが発生する |
修正済み |
4693639 |
ユーザの編集時に、mailquota サービスクラスのスキーマおよびテンプレートが表示されない |
修正済み |
4696801 |
iPlanet Delegated Administrator がiPlanet Web Server 4.x のインストールを中止させる |
修正済み |
4634546 |
ドメイン管理者が権限を持っていないドメインに、代替の電子メールアドレスを作成できる |
修正済み |
4643137 |
日本語のロケールでは、iPlanet Delegated Administrator が正しく表示されない |
修正済み |
4702321 |
ユーザが、Netscape 6.x 上のメーリングリストの「最大メッセージサイズ」フィールドに入力した値を保存できない |
修正済み |
4706028 |
ポータルゲートウェイを経由して iPlanet Delegated Administrator にアクセスしているとき、画面のポインタおよび確認メッセージが表示されない。 |
修正済み |
既知の問題および制限
iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration に関するの既知の問題および制限は次のとおりです。
-
iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration をインストールするとき、ユーザ、メールリスト、およびドメインのカウンタを有効にする場合は、Directory Server のカウンタプラグインを有効にする必要がある (バグ ID なし)
-
iPlanet Messaging Server 5.1 パッチ 1 を使用している場合、カウンタプラグインを有効にする方法の詳細については次を参照してください。http://docs.iplanet.com/docs/manuals/messaging/ims51/ja/da/install.htm#569034
-
iPlanet Messaging Server 5.2 パッチ 1 を使用している場合、カウンタプラグインを有効にする方法の詳細については次を参照してください。http://docs.iplanet.com/docs/manuals/messaging/ims52/ja/da/install.htm#494
-
iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration から ポータルへのシングルサインオンが機能しない (バグ ID なし)
-
iPlanet Web Server が、デフォルトの最小および最大 JVM ヒープサイズで起動しないことがある (4524374)
-
webserver-root/https-instance ディレクトリにある jvm12.conf ファイルで、minHeapSize を 3.5M、maxHeapSize を 64M に増やします。
-
Internet Explorer ブラウザがキャッシュに書き込まれた情報を使用することがある (4535742)
-
Internet Explorer を使用しているときは、キャッシュの設定を、ページにアクセスするたびに、保存されている Web ページから更新されたものをチェックするように設定してください。「自動的に確認する」に設定すると、キャッシュ値が最新のものではないページが表示されることがあります。
-
属性をサービスクラス (MailQuota など) から設定すると、サーバがこの属性を優先するにもかかわらず iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration に表示されない (4537434)
-
対処法: ldapsearch を実行し、必ず属性リスト内の属性が返されるように指定してください。
-
Windows NT で、ネイティブメール配信がサポートされない (4537964)
-
iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration を使用する際には、Windows NT サーバをメールホストとしているユーザの配信オプションとしてネイティブを選択しないでください。このようなユーザの唯一のメール配信オプションとしてネイティブを選択すると、メールメッセージが差出人に返送されます。返送メッセージは、数日後にならないと送信されません。ユーザが不適切な配信メソッドを選択したためにメールを配信できないという返送メッセージがすぐに送信されるようにしたい場合は、msginstance/imta/config/imta.cnf に以下の書き換え規則を追加してください。native-daemon $?unix/native delivery not supported on server
-
Delegated Administrator for Messaging and Collaboration の GUI を使用しているときに、トップレベル管理者しかファミリーグループからユーザを削除できない (4538101)
-
サービス、ドメイン、ファミリーグループの管理者は、コマンドラインインタフェースで imadmin family-member remove コマンドを使用して、ファミリーグループからユーザを削除できます。
-
サブドメインがすでに存在する場合、ドメインを作成できない (4538206)
-
サブドメインがホストドメインとしてすでに作成されていると、Messaging Server のプロビジョニングツール (iPlanet Delegated Administrator GUI および imadmin コマンド) でホストドメインを作成できません。たとえば、sales.sesta.com を最初に作成した場合、あとでホストドメインとして sesta.com を作成することはできません。
-
sesta.com をホストドメインとして定義するには、追加のオブジェクトクラスを使って sesta.com の既存のエントリをオーバーレイする方法を決定します。その手順は、『iPlanet Messaging Server プロビジョニングガイド』 を参照してください。また、sesta.com ドメインに対して、必要な ACI をすべて含む組織コンテナを作成し (『iPlanet Messaging Server プロビジョニングガイド』の付録 A を参照)、ドメイン管理グループを作成する必要もあります。
-
Delegated Administrator for Messaging and Collaboration の GUI の 「メールフィルタ」タブのオプション「宛先」は、「宛先または Cc」である (4538445)
-
Delegated Administrator の設定を、ユーザ / グループディレクトリとは別のディレクトリに保存できない (4538853)
-
Messaging Server Deployment で Configuration Directory と User/Group Directory が別々にある場合、iPlanet Delegated Administrator の構成は、User/Group Directory から専用のディレクトリに保存されません。iPlanet Delegated Administrator の構成は、ユーザ / グループディレクトリに保存する必要があります。
-
Solaris プラットフォームで、/etc/resolv.conf ファイルにドメイン名が設定されていない場合、iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration のインストールが予期せず終了する (4539065)
-
トップレベル管理者の「マイアカウント」ページからメーリングリストを作成、管理できない (4540027)
-
トップレベル管理者としてログインしても、メーリングリストを作成したり管理したりできません。この問題に対処するには、「マイアカウント」アイコンをクリックする前にホストドメインのいずれかにトラバースします。
-
ドメイン組織名にマルチバイト文字を含むドメインを作成できない (4540113)
-
既存のユーザ / グループサブツリー (ドメインコンテナ DN) で新しいドメインを作成できない (4540234)
-
iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration では、新しいドメインを作成し、そのドメインに既存のユーザ / グループサブツリーをポイントさせることができます。このサブツリーには、ドメイン管理者およびポストマスターグループが含まれている必要があります。ただし、ユーザ / グループツリーのルート接尾辞の下にあるドメイン管理者グループの無効チェックが行われるため、既存のユーザ / グループサブツリーをポイントさせると、ドメインの作成に失敗します。
-
この問題に対処するには、これらのグループをルート接尾辞の下に作成します。これらのグループを作成するための LDIF を以下に示します。この LDIF の例で使用している変数は、インストールの際には適切な値に置き換える必要があります。
-
BASE SUFFIX = ホストドメインのユーザ / グループツリーのルート接尾辞 (例 : o=sesta.com, o=isp)
-
DOMAIN NAME = 追加するドメインの名前
|
LDIF の例 : ドメイン管理者グループを作成する
|
dn: cn=Domain Administrators,ou=groups,BASE SUFFIX
|
objectclass: top
|
objectclass: groupOfUniqueNames
|
objectclass: nsManagedDept
|
objectclass: inetMailAdministrator
|
nsmaxusers: Unlimited
|
mailadminrole: storeadmin
|
cn: Domain Administrators
|
nsnumusers: 0
|
|
-
|
LDIF の例 : ポストマスターグループを作成する
|
dn: cn=Postmaster,ou=groups,BASE SUFFIX
|
objectclass: top
|
objectclass: groupOfUniqueNames
|
objectclass: inetMailGroup
|
objectclass: inetLocalMailRecipient
|
objectclass: inetMailGroupManagement
|
objectclass: nsManagedMailList
|
mail: postmaster@DOMAIN NAME
|
mailalternateaddress: postmast@DOMAIN NAME
|
inetmailgroupstatus: active
|
cn: Postmaster
|
nsnumusers: 0
|
|
-
iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration の Web インタフェースを使用して優先言語 (cn:lang-xx) 属性の共通名を変更できない (4540372)
-
iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration では、cn:lang-xx 属性を作成できますが、これらの属性を変更するためのインタフェースはありません。
-
フルネームに加えた変更が保存されない (4584685)
-
対処法: 変更を保存する前に、「基本アカウント情報」ページの「フルネーム」フィールドにカーソルの位置を移動します。
-
iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration をアップグレードできない (4541709)
-
アップグレードするには、以下の手順を実行します。
-
以下の設定ファイルをバックアップします。
-
IDA_root/nda/classes/netscape/nda/servlet/resource.properties
-
既存の iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration をアンインストールします。
-
ディレクトリから設定サブツリーを削除します。設定サブツリーは、
iDA_ROOT/nda/classes/netscape/nda/servlet/resource.properties 内の NDADefaultConfiguration-basedn プロパティで指定されています。
-
新しいバージョンの iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration をインストールするときは、バックアップした resource.properties ファイル内の情報を使用してインストール時の質問に回答します。
-
iPlanet Directory Server 5.1 を使用している場合に、iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration を使ってカウンタプラグインを有効にすることができない (4547885)
-
ユーザ、メールリスト、およびドメインのカウンタを有効にする場合は、Netscape Directory Server 4.16 を使ってそのカウンタプラグインを有効にすることができます。これらのカウンタプラグインが利用可能になっていないときは、iPlanet Directory Server 5.1 を使用してユーザまたはグループの数を制限することはできません。
-
ただし、iPlanet Directory Server 5.1 を使用している場合、これらのカウンタプラグインは利用できません。このため、iPlanet Directory Server 5.1 を使用している場合、ドメイン内のユーザまたはグループの数を制限することはできません。
-
iPlanet Web Server のパブリッシュ機能に iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration との互換性がない (4554965)
-
Web Server のパブリッシュ機能は、デフォルトではオフになっています。この機能はオンにしないでください。
-
imadmin user purge ユーティリティを使用してドメイン組織のユーザを削除することができない (4621763)
-
Subject フィールドが自動応答規則に保存されない (4627074)
-
ユーザ用の自動返信メッセージを設定し、同時に複数の言語で複数の自動返信サブジェクトとメッセージ本文を入力する場合は、1 つの言語で 1 回入力するたびに変更を保存する必要があります。すべての言語に対する変更を入力し、それらの変更を一度に保存しようとすると、自動返信メッセージ内の情報の一部が欠けるか、適切に保存されません。
-
SSL を使用して imadmin CLI を実行すると、Windows NT 4.0 SP6 のデュアルプロセッサおよび Intel Pentium 4 プロセッサを搭載した Windows NT 4.0 SP6a で Web サーバへの接続が機能しない (4627754)
-
Windows NT で、iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration が、プログラム配信内のディレクトリパス名の円記号 (¥) を正しく解釈しない (4632631)
-
対処法: ディレクトリパス名を指定するときにスラッシュ (/) を使用してください。
-
Internet Explorer 5.5 SP2 (Service Pack 2) を使用している場合、iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration を使用して (たとえば、ユーザ編集インタフェースを使用して) 加えた変更が保存されないことがある (4637890)
-
iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration で行った変更が保存されていないときに、「保存」または「適用」ボタンが機能していないように見える場合は、Tab キーを押して、最後に変更したフィールドからカーソルの位置を移動します。そのあと、「保存」または「適用」ボタンを押して変更を保存します。
-
「メールリストの作成 / 編集」ウィンドウでメンバー、モデレータ、認証済み、あるいは認証されていない差出人を追加しているとき、「検索と追加」ウィンドウでユーザを選択してからユーザの選択を解除すると、選択を解除できない (4637892)
-
対処法: 「検索と追加」ウィンドウを閉じてから、再度開きます。
-
ファミリーグループ管理者の新規ユーザの作成時に、共通名 (cn) が認識されない (4698701)
-
「名前」の先頭または末尾に余白が含まれているときに、「フィルタ」を編集できない (4706013)
-
自動返信の言語が正しく設定されない (4536608)
-
Delegated Administrator で、ドメイン管理者がサービス管理者のプロファイルを編集できる。サービス管理者がスーパユーザの場合、この操作は実行できない (4539731)
-
Internet Explorer を使用して「マイアカウント」ページからマルチバイト文字を含むメールリストを編集すると、サーバのエラーが返されることがある (4735543)
-
対処法: Netscape 4.7x または Netscape 6.x を使用して、ASCII 名の付いていない既存のメールリストを編集します。
-
Netscape 4.7x を使用して iPlanet Delegated Administrator のローカライズ版にアクセスしている場合、「メールリストの作成」ページおよび「メールリストの編集」ページにあるラジオボタンの一部が正しく動作しないことがある (バグ ID なし)
-
対処法: Internet Explorer または Netscape 6.x を使用してください。
注意事項
-
完全指定ドメイン名で保存されたユーザに対して iPlanet Delegated Administrator が動作しない (4667171)
-
ineDomainSearchFilter 属性がドメインに %U<sep>%V と設定されている場合、iPlanet Delegated Administrator は、そのドメイン用に複合されたユーザ ID uidseperatorFQDN をユーザに提供します (例: john@iplanet.com)。複合ユーザ ID の区切り文字は inetDomainSearchfilter 属性値の区切り文字に一致させる必要があります。inetDomainSearchfilter 属性値の有効な区切り文字は、#@_ です。
-
Delegated Administrator では、ドメインに ineDomainSerchFilter 属性が含まれる場合、ユーザにそのドメイン用の複合ユーザ ID を提供できます。
-
iPlanet Messaging Server 5.1 パッチ 1 を使用している iPlanet Delegated Administrator 1.2 パッチ 1 のimadmin purge user コマンドが失敗する
imadmin purge user コマンドを機能させるためには、resource.properties ファイルで、次のように変更する必要があります。
-
ファイル resource.properties が保存されているディレクトリに移動します。
-
IDA_root/nda/classes/netscape/nda/servlet/
-
resource.properties ファイルで、次のエントリに移動します。
-
mailObject-allowPabDeletion=yes
-
mailObject-allowPabDeletion エントリを、次のように変更します。
-
mailObject-allowPabDeletion=no
-
Enterprise Server を再起動します。
-
Delegated Administrator が、エンドユーザに対してのみ、ポータルな連携をサポートする。シングルサインオン機能は含まれていない (バグ ID なし)
-
サポートされているマニュアルに、Directory Server のサービスクラスの設定方法が記載されていない (4671320)
サービスクラス (Cos) を設定する
-
サービスクラスプラグインは、Directory Server とともに自動的にインストールされます。このプラグインをアクティブにするには、SLAPD 構成ファイルを修正します。
注
|
Delegated Administrator をインストールする前に、サービスクラスプラグインを設定して、プラグインが適切に機能するようにしてください。 |
Directory Server 5.x 用にサービスクラスを設定する
-
サービスクラスプラグインを有効にします。
-
サービスクラスプラグインの設定方法については、次の Web サイトにある『iPlanet Delegated Administrator Messaging and Collaboration インストールおよび管理者ガイド』を参照してください。
-
http://docs.iplanet.com/docs/manuals/messaging.html
-
Directory Server を再起動します。
-
次のエントリは、サンプルドメイン domain.cosのサービスクラスのテンプレートと定義を作成および定義します。ユーザのドメインにこのエントリを作成してください。
-
サービスクラスのテンプレートと定義用に、次のサービスクラスコンテナを作成します。
|
dn: ou=cos,o=domain.cos,<o=isp>
changetype: add
ou: cos
objectClass: top
objectClass: organizationalunit
|
|
-
サービスクラスコンテナの下に、次のサービスクラスのスキーマを作成します。
|
dn: cn=mailscheme,,ou=cos,o=domain.cos,<o=isp>
changetype: add
objectClass: top
objectClass: ldapsubentry
objectClass: cossuperdefinition
objectClass: cosdefinition
objectClass: cosClassicDefinition
cosAttribute: mailquota override
cn: mailsheme
uid: mailsheme
costargettree: o=dimain.cos, <o=isp>
costemplatedn: ou=costemplates,ou=cos,o=domain.cos,<o=isp>
cosspecifier: inetcos
|
|
-
次のコンテナを作成して、サービスクラスのテンプレートに使用します。
|
dn: ou=costemplates,ou=cos,o=domain.cos,<o=isp>
changetype: add
ou: costemplates
objectClass: top
objectClass: organizationalunit
|
|
-
サービスクラスのテンプレートを作成します。
|
dn: uid=gold,ou=costemplates,ou=cos,o=domain.cos,<o=isp>
changetype: add
cosPriority: 1
mailQuota: 50000
objectClass: top
objectClass: costemplate
objectClass: extensibleobject
objectClass: ldapsubentry
uid: gold
cn: gold
dn: uid=silverl,ou=costemplates,ou=cos,o=domain.cos,<o=isp>
changetype: add
cosPriority: 2
mailQuota: 30000
objectClass: top
objectClass: costemplate
objectClass: ldapsubentry
objectClass: extensibleobject
uid: silver
cn: silver
|
|
Directory Server 4.x 用にサービスクラスを設定する
-
サービスクラスプラグインを有効にします。
-
サービスクラスプラグインの設定方法については、次の Web サイトにある『iPlanet Delegated Administrator Messaging and Collaboration インストールおよび管理者ガイド』を参照してください。
-
http://docs.iplanet.com/docs/manuals/messaging.html
-
Directory Server を再起動します。
-
次のように ldapmodify コマンドと LDIF を使用して、Directory Server のサービスクラスのスキーマを拡張します。
|
dn: cn=schema
changetype: modify
add: attributetypes
attributetypes: ( 2.16.840.1.113730.3.1.550.NAME 'cosAttribute'
SYNTAX '1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.15')
attributetypes: ( 2.16.840.1.113730.3.1.551.NAME 'cosSpecifier'
SYNTAX '1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.15')
attributetypes: ( 2.16.840.1.113730.3.1.552.NAME 'cosTargetTree'
SYNTAX '1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.15')
attributetypes: ( 2.16.840.1.113730.3.1.553.NAME 'cosTemplateDn'
SYNTAX '1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.15')
dn: cn=schema
changetype: modify
add: objectclasses
objectclasses: ( 2.16.840.1.113730.3.2.84 NAME 'cosDefinition'
SUP 'top' MUST ( objectclass ) MAY ( aci $ cn $ uid $
costargettree $ costemplatedn $ cosspecifier $ cosattribute))
|
|
-
次のエントリは、サンプルドメイン domain.cos のサービスクラスのテンプレートと定義を作成および定義します。ユーザのドメインにこのエントリを作成してください。
-
サービスクラスのテンプレートと定義用に、次のサービスクラスコンテナを作成します。
|
dn: ou=cos, o=domain.cos, <o=isp>
objectclass: top
objectclass: organizationalUnit
ou: cos
|
|
-
サービスクラスコンテナの下に、次のサービスクラスのスキーマを作成します。
|
dn: uid=mailQuataScheme, ou=cos, ou=domain.os, <o=isp>
objectclass: top
objectclass: cosDefinition
costemplatedn: ou=mailSchemeTemplates, ou=cos, ou=domain.cos,
<o=isp>
costargettree: o=dimain.cos, <o=isp>
cosspecifier: inetCos
cosattribute: mailQuota override
uid: mailQuotaScheme
|
|
-
次のコンテナを作成して、サービスクラスのテンプレートに使用します。
|
dn: ou=mailSchemeTemplates, ou=cos, ou=domain.cos, <o=isp>
objectclass: top
objectclass: organizationalUnit
ou: mailSchemeTemplates
|
|
-
サービスクラスのテンプレートを作成します。
|
dn: cn=platinum, ou=mailSchemeTemplates, ou=cos, o=domain.cos,
<o=isp>
objectclass: top
objectclass: inetMailUser
mailquota: -1
cn: platinum
dn: cn=gold, ou=mailSchemeTemplates, ou=cos, o=domain.cos,
<o=isp>
objectclass: top
objectclass: inetMailUser
mailquota: 50000
cn: gold
dn: cn=silver, ou=mailSchemeTemplates, ou=cos, o=domain.cos,
<o=isp>
objectclass: top
objectclass: inetMailUser
mailquota: 30000
cn: silver
dn: cn=default, ou=mailSchemeTemplates, ou=cos, o=domain.cos,
<o=isp>
objectclass: top
objectclass: inetMailUser
mailquota: 10000
cn: デフォルト
|
|
デフォルトで、iPlanet Delegated Administrator 1.2 パッチ 1 は iPlanet Directory Server 5.x 用に設定されています。iPlanet Delegated Administrator 1.2 パッチ 1 を iPlanet Directory Server 4.x 用に設定するには、iDA_Root/nda/config/resource.properties の resource.properties ファイルを修正します。
-
resource properties ファイルで、次の行のコメントを解除します。
|
# Start DS4.x #
#NDAUserCOSManager-cosDefFilter=(&(objectclass=cosDefinition)(cosspe
cifier=*))
# End DS4.x #
|
|
-
resource properties ファイルで、次の行のコメントを追加します。
|
# Start DS5.x #
NDAUserCOSManager-cosDefFilter=(|(&(objectclass=cosDefinition)(cos
specifier=*))(&(objectclass=ldapsubentry)(cosspecifier=*)))
NDAUserCOSManager-cosTemplateFilter=objectclass=ldapsubentry
# End DS5.x #
|
|
-
Web Server を再起動します。
Directory Console を使用して Directory Server 5.x 用にサービスクラスを設定する
-
組織単位 ou=cos を作成します。
-
クラシックサービスクラスが Delegated Administrator に適しているので、ディレクトリにクラシックサービスクラスを設定します。
-
クラシックサービスクラスの設定方法については、次の Web サイトにある『iPlanet Directory Server 管理者ガイド』を参照してください。
-
http://docs.iplanet.com/docs/manuals/directory.htm
-
組織単位 ou=cos の下に、組織単位 ou=costemplates を作成します。
-
Directory Console からサービスクラスのテンプレートを作成します。コンソールからサービスクラスのテンプレートを作成するときに、オブジェクトクラス extensibleobject をそのテンプレートに追加します。
-
サービスクラスのテンプレートに uid と cn を追加します。ここで、cn は RDN である必要があります。
注
|
サービスクラスのテンプレートは、別の組織単位 ou=costemplates の下に作成することをお勧めします。 |
-
組織単位 ou=cos の下にサービスクラスのスキーマを作成します。作成したスキーマに、uid および costargettree 属性を追加します。
マニュアルの変更点
ここでは、iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration のマニュアルの誤りについて説明します。
iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration インストールおよび管理ガイド
-
カレンダーのサポートのインストールに関する質問に対し、サポートされているマニュアルで不正確な情報を記載している (4627818)
-
カレンダーのサポートに関する質問をサポートするマニュアル (インストール画面 5 - Calendar Server) は、正しくは次のとおりです。
-
インストール画面 5 - Calendar Server
-
--------------------------------------------------------------------------
-
Sun-Netscape Alliance
iPlanet Delegated Administrator for Messaging Installation/Uninstallation
--------------------------------------------------------------------------
-
If you want iPlanet Delegated Administrator for Messaging to manage an iPlanet Calendar Server, enter 'Yes'.
-
Manage Calendar Server [No]: __________________
-
-----------------------------------------------------------------------------
-
この機能は現在利用できないため、デフォルト値である No を選択します。
-
将来のリリースでこの機能がサポートされた場合は、Yes を選択し、iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration でiPlanet カレンダーサービスをサポートすることができます。
問題の報告方法
iPlanet Delegated Administrator for Messaging and Collaboration で問題が発生した場合は、次の方法で iPlanet カスタマサポートにお問い合わせください。
できるだけ確実に問題に対処できるようにするため、お問い合わせの際は以下の情報を用意してください。
-
問題の記述 (問題が発生した状況や業務への影響など)
-
マシンのタイプ、オペレーティングシステムのバージョン、および製品のバージョン (問題の発生に影響をあたえている可能性のあるパッチやその他のソフトウェアなど)
-
問題に至るまでの詳細な過程
-
エラーログまたはコアダンプ
その他の情報
以下の Internet のサイトで、iPlanet の有用な情報を入手することができます。