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Sun ONE Portal Server 6.0 インストールガイド |
用語集
API. 「アプリケーションプログラムインタフェース」を参照。
Compass. iPlanet Portal Server 3.0 で検索機能を提供していた検索エンジンサービス。 Sun ONE Portal Server 6.0 のコアには、検索エンジンが組み込まれている。 「検索エンジン」を参照。
DNS. 「Domain Name Service」を参照。
Domain Name Service (DNS). 分散した名前とアドレスの検索メカニズムであり、ドメイン名 (例 siroe.com) を IP アドレス (例 1.2.3.4) に変換する。 また、逆方向の検索により、IP アドレスをドメイン名に戻すこともできる。
Extensible Markup Language (XML). プログラム言語の 1 つである XML は、基本的に SGML の簡易バージョンである。これにより Web 開発者はカスタマイズされたタグの生成が可能となり、コンテンツの整理および配信をより効率的に行うことができる。 XML は、別のマークアップ言語を構築するための規則のセットを含んだメタ言語。 独自のタグを生成できるので、ドキュメントに含まれるデータに関して提供する情報の量、および種類を増やすことができる。
Extensible Style Language (XSL). HTML で使用されるカスケーディングスタイルシート (CSS) と同様のスタイルシートを、XML 用に作成するために使用する言語。 XML では、コンテンツとプレゼンテーションが分離されている。 XML タグでは、これらをどのように表示するかは指定されない。 XML ドキュメントはフォーマットしなければ読み込むことができない。通常の場合、スタイルシートを使用して行われる。 スタイルシートは、ドキュメントをコンピュータ画面に表示および印刷するときに、特定の XML タグがどのように作用するかを定めたフォーマット規則で構成されている。
Extensible Style Language Transformation (XSLT). XML スタイルシートで、1 つの XML ドキュメント形式を、別の XML 形式に変換するために使用する言語。 この変換は、多くの異なったプラットフォームや、多様な XML 文書コーディングで共通の基盤となるため、E コマースや E ビジネスでは極めて有益。
Foundation Profile. CDC とともに、J2ME アプリケーションの実行時環境を提供する、次世代の家庭電化製品および組み込み型デバイスを目標とした API のセット。
HTTP. 「ハイパーテキストトランスポートプロトコル」を参照。
HTTPS. 「ハイパーテキストトランスポートプロトコルセキュア」を参照。
IMAP. 「インターネットメッセージアクセスプロトコル」を参照。
iPlanet Compass Server. iPlanet Portal Server 3.0 で典型的に使用されていた、ネットワークリソースへのユーザアクセスを向上させるための iPlanet 技術。 Sun ONE Portal Server 6.0 には、固く統合された検索エンジンが含まれ、iPlanet Compass Server が iPlanet Portal Server 3.0 で提供していた機能性を備えている。
iPlanet Directory Server Access Management Edition. ユーザおよびサービスの管理、認証、シングルサインオンサービス、ポリシー管理、ロギングサービス、デバッグユーティリティ、管理コンソール、およびクライアントサポートインタフェースを、Sun ONE Portal Server に提供する。
J2ME. 「Java 2 Platform, Micro Edition」を参照。
JATO. Java と XML を相互に変換するライブラリ。
Java. Sun Microsystems が開発した、プラットフォームから独立している、オブジェクト指向のプログラミング言語。現代のプログラミングにおける多くの問題を解決する。
Java 2 Platform, Micro Edition (J2ME). モバイルデバイスに適した小型アプリケーション環境。
Java Development Kit (JDK). Java アプレットまたはアプリケーションプログラムを記述するためのソフトウェアツール。
JDK. 「Java Development Kit」を参照。
JSS. 「Network Security Services for Java」を参照。
LDAP. 「Lightweight Directory Access Protocol」を参照。
LDAP Data Interchange Format (LDIF). Directory Server のエントリを、テキスト形式で表記するために使用する形式。
LDIF. 「LDAP Data Interchange Format」を参照。
Lightweight Directory Access Protocol (LDAP). TCP/IP および複数のプラットフォーム上で動作するように設計された、ディレクトリサービスのプロトコル。 X.500 Directory Access Protocol (DAP) の簡略版であり、ユーザプロファイル、配布リスト、設定データなどの情報を、1 つの管理ポイントで保存、取得、および配布することができる。 Sun ONE Directory Server は LDAP プロトコルを使用する。
NetFile. ユーザによるファイルシステムへのリモートアクセス、およびファイルやディレクトリのリモート操作を可能にする、Java ベースのファイルサーバアプリケーション。
netlet. Sun ONE Portal Server で使用される Java アプレット。このアプレットにより、TCP/IP ベースのアプリケーションは、認証済みの Sun ONE Portal Server 接続を介してサーバに安全に接続できる。
NetMail. NetMail のコンポーネントによって、NetMail (Java) および NetMail Lite 電子メールクライアントを実現する。 これらのクライアントは、標準の IMAP/SMTP サーバで動作する。
Network Security Services for Java (JSS). ネットワークセキュリティサービスの Secure Socket Layer ライブラリに、Java の割り当てを提供。 Sun ONE Portal Server はこのクラスライブラリを使用して、サーブレットからの Secure Socket Layer 接続の開始、および Sun ONE Portal Server Secure Remote Access Pack ゲートウェイでの Secure Socket Layer 接続の承認を行う。
Secure Socket Layer (SSL). 安全で低レベルな暗号形式であり、HTTP や FTP など、そのほかのプロトコルによって使用される。 SSL プロトコルには、サーバの認証、送信データの暗号化、およびオプションによるクライアントの認証の規約が含まれている。 Sun ONE Portal Server で使用されるバージョンは、RSA の公開キーと非公開キーの暗号化のほか、デジタル証明書も使用している。
Server Message Block (SMB) プロトコル. ファイルの読み取りや書き込み方法、およびコンピュータネットワーク内のサーバプログラムによって提供されるサービスを要求する方法を、コンピュータのクライアントアプリケーションに提供するプロトコル。 SMB プロトコルは、インターネットの TCP/IP プロトコル、あるいは Internetwork Packet Exchange や NetBEUI を含むほかのネットワークプロトコルの、上位プロトコルとして使用することができる。 Sun ONE Portal Server では SMB を NetFile 用に使用する。
Simple Mail Transfer Protocol (SMTP). Sun ONE Messaging Server がサポートする、インターネットでもっとも一般的に使用される電子メールプロトコル。 RFC 821 に定義されており、対応するメッセージ形式の説明が RFC 822 にある。
Simple Network Management Protocol (SNMP). ネットワークのホストをリモートで監視および設定するためのネットワーク管理プロトコル。
Simple Object Access Protocol (SOAP). 一元化されていない分散された環境で情報を交換するための、軽量化されたプロトコル。 SOAP は XML ベースのプロトコル。
SMB プロトコル. 「Server Message Block (SMB) プロトコル」を参照。
SMTP. 「Simple Mail Transfer Protocol」を参照。
SMTP プロキシ. ネットワーク上の特定のマシンから別のマシンにメッセージを送信する SMTP の形式であり、電子メールを転送するためにインターネット上で使用される。
SNMP. 「Simple Network Management Protocol」を参照。
SOAP. 「Simple Object Access Protocol」を参照。
SOIF. 「Summary Object Interchange Format」を参照。
SOIF 属性. 検索データベース内のリソース記述には、複数の属性またはフィールドがある。 これらの属性は SOIF 属性と呼ばれる。
SSL. 「Secure Socket Layer」を参照。
SSL 証明書. PKI を使用して、ユーザまたはベンダーがトランザクションの暗号化および復号化を承認したことを示す電子トークン。 Sun ONE Portal Server ソフトウェアのインストール時に自己署名済みの SSL 証明書を作成する。 ただし、インターネット上で安全な通信サービスを承認する証明書ベンダーから SSL 証明書を取得することも可能。
Standard Generalized Markup Language (SGML). ドキュメントにタグ付けして、多数の形式要素に適用する方法。
Summary Object Interchange Format (SOIF). Harvest の Summary Object Interchange Format は、リソース記述およびそのほかの構造化されたオブジェクトを伝送するための構文。 各リソース記述は、属性と値をペアにしたリストとして SOIF に表記される。 SOIF は、テキストおよびバイナリデータの両方、および部分的に拡張された複数の値を持つ属性の一部を値として処理する。 つまり SOIF は、多くのリソース記述を単一の効率的なストリームとして、大量に伝送することを可能にするストリーミング形式。
Sun ONE Directory Server. Sun ONE Portal Server の基本設定、およびユーザプロファイルのデータリポジトリを提供する。 Sun ONE Portal Server システムにインストールされていない場合は、iPlanet Directory Server Access Management Edition 製品によってインストールが行われる。
Sun ONE Portal Server. リモートユーザが、組織のネットワークおよびサービスへ、インターネット経由で安全にアクセスできるようにする。 また、対象とする従業員、ビジネスパートナー、または不特定多数の人々が、コンテンツ、アプリケーション、およびデータにアクセスできる、安全なインターネットポータルも作成する。
これは一連の Sun ONE Portal Server プロダクトソリューションの「コア」部分とも呼ばれ、すべての Sun ONE Portal Server パックに含まれている。
Sun ONE Portal Server Desktop. 簡単に「Desktop」とも呼ばれる。エンドユーザインタフェース、および Content Provider Interface (PAPI) を通じて、拡張可能なコンテンツの集合メカニズムを提供する。 Desktop には、コンテナ階層、および一部のタイプのチャンネルを構築するための、構成要素を提供する各種のプロバイダが含まれる。 Desktop は、コンテンツプロバイダおよびチャンネルデータを保存するために使用する、iPlanet Directory Server Access Management Edition サービスの表示プロファイルデータ保存メカニズムを実装する。 Desktop には、表示プロファイル、およびほかの Desktop サービスのデータを編集するための、管理コンソールモジュールも含まれる。
Sun ONE Portal Server Instant Collaboration Pack. サーバ、マルチプレクサ、Sun ONE Instant Messenger の各コンポーネントを含む、Sun ONE のインスタントメッセージング製品。 Sun ONE Instant Messaging Server とも呼ばれる。
Sun ONE Portal Server Pack. Sun ONE Portal Server のアドオン製品を示す一般的な名称。 現行のパックには、Secure Remote Access Pack、Mobile Access Pack、および Personalized Knowledge Pack が含まれている。
Sun ONE Web Server. Sun ONE Portal Server では、これを Sun ONE Portal Server および Sun ONE Portal Server パックの Web アプリケーションの Web コンテナとして使用する。 Sun ONE Web Server は、iPlanet Directory Server Access Management Edition 製品に含まれている。
TCP/IP. 「伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル」を参照。
telnet. インターネットプロトコルスイートの仮想端末プロトコル。 あるホストのユーザがリモートホストにログインし、そのホストの通常の端末ユーザとして作業することができる。
telnet プロキシ. telnet クライアントと telnet サーバ間に位置するアプリケーションであり、インテリジェント中継を行う。
Uniform Resource Indicator (URI). サーバ上にあるリソースの、パスおよびファイル名を指定する標準的な方法。 サーバは、 URI をそのオペレーティングシステム固有の形式に変換する。
Uniform Resource Locator (URL). インターネット上で特定アドレスの位置を検索するコード。
URI. 「Uniform Resource Indicator」を参照。
URL. 「Uniform Resource Locator」を参照。
URL プール. ロボットが処理する URL のリスト。 ロボットがスタートする時点では、URL プールは開始点で構成されているが、列挙の間に検出されたリソースによって即座に拡張される。
VPN ゲートウェイ. VPN のエントリポイント。 通常はファイアウォールによって保護されている。
Web サーバ. HTTP、FTP などの Web 要求に応答するアプリケーション。
World Wide Web. インターネット上のサーバのネットワーク。情報提供を行うほか、ハイパーテキストのリンクを含むことにより、サーバ内または外部のサーバに存在するほかのドキュメントに移動することもできる。
XML. 「Extensible Markup Language」を参照。
XSL. 「Extensible Style Language」を参照。
XSLT. 「Extensible Style Language Transformation」を参照。
アイドル. ロボットは動作しているが、URL プール内の URL すべての処理を完了した状態。 この状態でも、ロボットは状態要求に応答することができる。
アクセス制御命令 (ACI). iPlanetTM Directory Server Access Management Edition で、アクセス制御をどのように処理するかを記述する。
アドレス. ネットワーキングにおいて、ネットワークのノードを識別する一意のコード。 host1.siroe.com などの名前は、Domain Name Service (DNS) によって「ドット区切りの 4 つの数値」アドレス (例 1.2.3.4) に変換される。
アプリケーションプログラムインタフェース (API). 既存のソフトウェアパッケージのプログラムがサービスを呼び出す方法を定義した呼び出し規則、または命令のセット。
アプレット. Web ブラウザ内で実行できるように Java プログラミング言語で記述されたプログラム。 Sun ONE Portal Server には NetFile および NetMail の例が組み込まれている。
暗号化. 情報を解読不可能にすることで、未承認のアクセスから情報を保護するプロセス。 キーと呼ばれるコードを使用して情報を暗号化する手法もある。 復号化と対になる。
一致カテゴリ. 検索クエリと一致するカテゴリ。 これは検索を行った結果として返される。
一致ドキュメント. 検索クエリと一致するドキュメント。 これは検索を行った結果として返される。
インターネット. TCP/IP プロトコルを使用するネットワークを、世界規模で接続したネットワークに与えられた名称。
インターネットプロトコル (IP). 世界規模でネットワークをリンクするための TCP/IP スイートのプロトコル。米国国防省で開発され、インターネットで使用されている。 このスイートの傑出した機能が IP プロトコル。
インターネットメッセージアクセスプロトコル (IMAP). これを使用するとメールボックスやフォルダに対しリモートでアクセスできる。 POP と異なり、 IMAP クライアントは、一部またはすべてのメッセージとフォルダをサーバに残し、そのサーバからすべてのメッセージをダウンロードする。
インデックス. 一元化されていて検索可能な、リソースまたはドキュメントのデータベース。 カタログとも呼ばれる。
インデックス作成. 一元化されて検索可能な、リソースのデータベースを提供するプロセス。 カタログ作成とも呼ばれる。
インポート. 新規または更新されたリソース記述を、別のデータベースから検索エンジンに取り込むプロセス。
エイリアシング. 異なるスキーマを持つ検索エンジンからリソース記述をインポートするときに、エイリアシングを使用する Sun ONE Portal Server 検索エンジンで、1 つのアイテムを別のアイテムに置換すること。
開始点. リソースの列挙を開始するために、ロボットが訪問するサイトのリスト。
下位組織. iPlanet Directory Server Access Management Edition で、ある組織の下に生成され、企業がその部門およびリソースを、より細かく管理するために使用するオブジェクト。 たとえば、Sun ONE Portal Server を設定するときに、mycompany という名前の下位組織を、最上位のオブジェクトである isp の下に生成することができる。
仮想プライベートネットワーク (VPN). 外観と機能性は通常のネットワークと変わらないが、公衆ネットワーク内の個人ネットワークと同様の役割を果たすネットワーク。 低プロトコル層で暗号を使用することにより、ネットワーク接続の安全性が保証される。この場合のネットワークは、通常、インターネット。 VPN は、私設回線を使用する実際のプライベートネットワークより安価だが、両側で同じ暗号システムを使用する必要がある。 暗号化は、ファイアウォールソフトウェアまたはルータで行われる。
カテゴリ. 検索データベース内にあるリソースの論理的な分類。 カテゴリのセットをまとめて分類と呼ぶことがある。
完全指定のドメイン名 (FQDN). システムの完全ドメイン名であり、ホスト名、ネットワーク名、およびドメインが含まれる (hosta.siroe.com など)。
管理コンソール. SunTM ONE Portal Server 6.0 に対する管理者の iPlanet Directory Server Access Management Edition GUI インタフェース。
規則. 条件が満たされているかどうかを判断するために適用する論理的テスト。 ロボットは次の 2 か所で規則を使用する。 インデックスを作成するコンテンツのタイプを判断するフィルタの一部、およびリソースに割り当てるカテゴリを判断する分類規則。
共有キー暗号化. 対称キー暗号方式とも呼ばれる。 プレーンテキストの暗号化や暗号文の復号化には、各当事者が同じキーを保持しなければならない暗号方式。
ゲートウェイ. 別のネットワークへの接続を実現および制御するシステム。 Sun ONE Portal Server 6.0 のゲートウェイは、Secure Remote Access Pack の一部。 「仮想プライベートネットワーク」も参照。
検索エンジン. Sun ONE Portal Server 6.0 に組み込まれている検索機能。 iPlanet Portal Server 3.0 では、「iPlanet Compass Server」と呼ばれていた。 検索サーバには、ロボットが収集したリソース記述をカタログ化して格納したデータベースが 搭載されている。 ユーザは、リソース記述を検索するか、あるいはカテゴリを閲覧して、特定のリソースを検出することができる。
検索データベース. 検索可能なリソース記述のデータベースであり、通常はロボットによって生成される。 「ロボット」も参照。
公開キー証明書. ユーザの公開キーを含むデータ構造。証明書の有効期限に関する情報も含まれる。
公開キー暗号化. 非対称キー暗号化とも呼ばれる。 公開キー暗号化では、すべてのユーザが 2 つの関連する補足キーを保持する。 つまり、公開キーと非公開キー
(プライベート) 。 各キーは、もう一方のキーが作成するコードのロックを解除する。 公開キーを知っていても対応する非公開キーを推測することはできない。 公開キーを発行し、通信ネットワーク上に広めることもできる。 このプロトコルは、従来の暗号化に必須の安全チャンネルを使用せずに、秘密情報を保護する。
公開キーインフラストラクチャ (PKI). ユーザの ID とブラウザ、またはモバイルデバイスとのリンクを可能にする。 ワイヤレス PKI は、ハンドセットの画面に表示される、証明ベースの承認。
個人デジタル証明書 (PDC). ユーザを認証するメッセージに付加される電子証明書。 個人デジタル証明書を作成するには、ユーザ ID とパスワードを正しく入力するか、SSL 証明書要求を使用する。SSL 証明書要求には、ユーザ接続用サーバのセキュリティ証明書が必要。
コンテナ. Sun ONE Portal Server 6.0 の場合、コンテナは主に子チャンネルのコンテンツを統合して、自らのコンテンツを生成するチャンネル。 iPlanet Directory Server Access Management Edition の場合、コンテナは別の iPlanet Directory Server Access Management Edition のオブジェクトを含む、組織オブジェクトのタイプを定義する。
再スタート. 状態情報を削除せずにロボットをスタートさせ、前回停止された時と同じ状態で動作を開始する。 これはフレッシュスタートとは逆になる。
サイト. ロボットがリソースを探しに行く、ネットワーク上の場所。 サイトのアドレスおよびインデックスを作成するドキュメントの種類を、サイト定義で指定する。
サイト定義. ロボットがリソースを検出しに行く場所に対する制約。 サイト定義を使用して、ロボットの訪問先を特定のサーバ、サーバのグループ、またはドメインに制限することができる。 サイト定義には、ロボットがサイトからインデックスを作成するときに、対象とするドキュメントのタイプを記述したフィルタが含まれる。
サブドメイン. 完全指定のドメイン名の最後から 2 番目の部分であり、ドメイン名 (support.siroe.com、sales.siroe.com など) を保有する企業または組織の部門または部署を識別する。
自己生成証明書. 公開値のメッセージダイジェストからエンティティが命名される場合、およびそれらの名前が安全に連絡される場合に限り使用される公開キーの値。 「発行証明書」を参照。
指示語. 関数 (ロボットアプリケーション関数など) を呼び出してパラメータブロックの関数にパラメータを転送するために、特定の形式を使用する検索エンジンのステートメント。 たとえば、次の指示語は enumerate-urls 関数を呼び出し、max および type にパラメータを転送する。
Enumerate fn=enumerate-urls max=1024 type=text/html
承認. ユーザに対し特定のアクセス権を許可するプロセス。 承認は、認証を基にして、アクセス制御によって実施される。
証明書. 人物、マシン、およびアプリケーションを識別するデータのセット。
シングルサインオン (SSO). ユーザが、1 回の認証で複数のサービスにアクセスできる機能。
スキーマ. データベースのエントリとして保存する情報のタイプ (構成および構文などを含む) の定義。 データベースにスキーマと一致しない情報が保存されていると、データベースにアクセスするクライアントは、適切な結果を表示することができない場合がある。
スキーマ名. SOIF のスキーマまたはタイプ。 たとえば、ドキュメントの SOIF のスキーマ名は @DOCUMENT、RDM ヘッダーの SOIF のスキーマ名は @RDMHeader。
生成. ロボットの動作のうち、列挙フェーズで検出したリソース記述を生成するフェーズ。
静的 Web コンテンツ. Java Web コンテナを使用しなくても Web サーバによって提供可能な、静的 HTML ファイル、イメージ、アプレット JAR ファイル、およびそのほかのコンテンツ。 Sun ONE Portal Server の場合、これは Web サーバの動的 Web アプリケーションと同じ場所にインストールされている。
セッション. Sun ONE Portal Server セッションは、ユーザと 1 つまたは複数のアプリケーション間の対話シーケンスであり、ログインから始まり、ログアウトまたはタイムアウトで終了する。
セッションキー. 2 人のユーザ間の 1 つ 1 つの会話を個別のキーで暗号化する一般的な暗号技術。
属性. iPlanet Directory Server Access Management Edition サービスが組織に提供するパラメータを定義。 iPlanet Directory Server Access Management Edition のサービスを構成する属性は、 動的、ポリシー、ユーザ、組織、またはグローバルのどれかに分類される。 これらのタイプを使用して属性を個々のサービスに分類することにより、サービススキーマがより整合性のある配列となり、サービスパラメータの管理が容易になる。
組織. iPlanet Directory Server Access Management Edition で、企業がその部門およびリソースを管理するために使用する、階層構造の最上位を示すオブジェクト。 インストールの際に、iPlanet Directory Server Access Management Edition は、iPlanet Directory Server Access Management Edition の企業構造を管理するために、最上位の組織である (default o=isp) を動的に生成する。 インストールしたあとでも、追加する組織を生成して別の企業を管理することができる。 生成された組織は、すべて最上位の組織の下位組織になる。 「下位組織」も参照。
チャンネル. Sun ONE Portal Server Desktop のチャンネルは、プロバイダおよび設定で構成される。 チャンネルは、マークアップフラグメント、フレームセット、HTML ページなどを含むコンテンツを生成する。 ほとんどの場合チャンネルのコンテンツは、別のチャンネルのコンテンツと統合されて、Portal Desktop を形成する。
抽出. ドキュメントに含まれるハイパーテキストリンクを検出するプロセス。 抽出されたリンクは、後続の処理を行うため URL プールに追加される。
ディレクトリサーバ. 組織内の人物およびリソースに関する情報を、論理的に中央リポジトリから配信するサーバ。 「Lightweight Directory Access Protocol (LDAP)」、「Sun ONE Directory Server」、および「iPlanet Directory Server Access Management Edition」も参照。
適用範囲. インポートエージェントがインポートするリソース記述に加えられる制限。 使用される構文はユーザ検索と同じ。
デスクトップ. 「Sun ONE Portal Server Desktop」を参照
伝送制御プロトコル. インターネットプロトコルスイートの主要伝送プロトコルであり、信頼性の高い接続指向の全二重ストリームを実現する。 配信には IP を使用する。 IP パケットデータのみを暗号化し、ヘッダーは暗号化しない。 トランスポート層に対応しており、この層は 7 つの ISO 層の 4 番目に位置する。 「TCP/IP」を参照。
伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル (TCP/IP). インターネット用に開発されたプロトコルスイート。 インターネット プロトコルスイートとも呼ばれる。 Solaris ネットワークは、デフォルトでは TCP/IP 上で稼動する。
動的 Web アプリケーション. ユーザのブラウザがアクセスする Java Web コンテナの処理が必要となる、Java サーブレット、JSP ファイル、コンテンツプロバイダなどを示す。 Sun ONE Portal Server の場合、Web サーバに組み込まれている。
ドキュメント. Web ページやワープロ文書などのネットワーク上のファイルが大半だが、テキストファイルおよびスプレッドシートなども含まれる。 これは検索エンジンによってインデックスが作成されるリソースの一般的な名称。
特権. 特定の種類の承認機能で指定されているユーザ、ユーザセット、またはリソースに認められているアクセス権の種類。
ドメイン. 完全指定のドメイン名の最後の部分であり、ドメイン名を保有する企業または組織を識別する (例 siroe.com、host.siroe.com など)。
認証局 (CA). ユーザの識別情報 (ユーザ名、証明書の内容、証明書の有効期限など) を含む証明書にデジタル署名する信頼されたネットワークエンティティ。 もっとも有名な CA の 1 つに VeriSign がある。
ハイパーテキストトランスポートプロトコル (HTTP). Web ブラウザと Web サーバの情報交換について定義する。 「Uniform Resource Locator」も参照。
ハイパーテキストトランスポートプロトコルセキュア (HTTPS). Secure Socket Layer (SSL) 接続上の HTTP の用法について定義するものであり、通常はポート 443 にある。「Cecure Socket Layer」も参照。
ハイパーテキストマークアップランゲージ (HTML). SGML に基づくファイル形式で、インターネットのハイパーテキストドキュメントに使用される。
発行証明書. 認証局によって発行された証明書。 「自己生成証明書」を参照。
ピア. 別のサブカテゴリと同じ親カテゴリを持つサブカテゴリ。
表示プロファイル. Sun ONE Portal Server で、プロバイダおよびチャンネルの定義および設定に使用する、XML ドキュメントのセット。
フィルタ. 特定のリソースタイプを定義する規則のセット。 サイトの定義で使用するこれらのフィルタは、ロボットが特定のタイプのリソースを受け入れるかまたは無視するかを指定する。
フィルタリング. ドキュメントが、インデックスに含めるサイトの一部かどうかを判断するプロセス。
深さ. 検索エンジン内のサイト開始点からたどって行くリンクの数。 サイトを定義するときに、ロボットが開始点から離れてたどって行くことのできるリンク数を指定する。 これにより検索の深さを制限する。
ロードバランサ. 複数のゲートウェイマシンへの接続を制御することにより、各システムにほぼ同等の負荷をかけることができる。
復号化 . 暗号化された情報を解読するプロセス。 「暗号化」を参照。
ブラウジング. Sun ONE Portal Server 内で、検索データベースにあるリソースのカテゴリ分類を一覧すること。
フレッシュスタート. ロボットを開始点からスタートさせる。 フレッシュスタートを行うとロボットの状態情報が削除され、初期状態から次の動作を開始する。 再スタートとは逆になる。
プロキシ. クライアントの代わりに要求を作成したり、サービスする中継プログラム。 プロキシは、サーバおよびクライアントとして交互に機能し、さまざまなネットワークサービスの内容を制御する。 「リバースプロキシ」を参照。
プロトコル. 交換メッセージの正式な定義、および複数のシステムが情報を交換する際に従う規約。
プロバイダ. チャンネルのプログラム的部分。 プロバイダに設定データを追加すると、プロバイダはチャンネルのインスタンスに分化される。 プロバイダは Java のクラスであり、ファイルのコンテンツ、およびアプリケーションやサービスのアウトプットを、チャンネルに適した形式に変換する。 Sun ONE Portal Server には、ブックマークプロバイダ、アプリケーションプロバイダ、およびノーツプロバイダなど、多くのプロバイダが搭載されている。 Desktop が表示されるとき、対応するチャンネルのコンテンツを各プロバイダから検出する。 一部のプロバイダには、設定に応じて複数のチャンネルを生成できるものもある。
たとえば、UserInfoProvider および BookmarkProvider はコンテンツプロバイダ。
TabContainerProvider および SingleContainerProvider はコンテナプロバイダ。
JSPProvider、XMLProvider、URLScraperProvider、および SimpleWebServicesProvider はリーフプロバイダ。
分散インデックス作成. ネットワークにある別の部分のインデックスを作成するために、検索エンジンに別のロボットを割り当てるプロセス。 これによって各ロボットの負荷を低減できる。 検索エンジンは、個々のロボットからリソース記述をインポートすることで、すべての異なるロボットからリソース記述を収集できる。
分類規則. 1 つまたは複数のカテゴリに、リソースを割り当てるために使用する規則のセット。
分類法. Sun ONE Portal Server 検索エンジン内にあるリソースのカテゴリシステム。
ポート. TCP/IP 接続が作成される位置 (またはソケット)。 従来より Web サーバはポート 80、FTP はポート 21、telnet はポート 23 をそれぞれ使用している。Sun ONE Portal Server は (特にクライアントシステム側で) 特殊なポートを使用することにより、Sun ONE Portal Server セッションでサーバと安全に連絡する。
ポータル. 企業がポータルのユーザに開放するリソースへの「出入口」またはエントリポイント。 コンシューマ向けポータルの一部には、リソースのセットに World Wide Web 全体を含むものもあるが、ほとんどの企業では、ユーザとその企業の関係に特化した情報、アプリケーション、ほかのリソースが含まれる。 Sun ONE Portal Server Desktop は、Sun ONE Portal Server 内にポータルを生成するためのアプリケーション。
ポータルノード. Sun ONE ポータルサーバのソフトウェア、または Sun ONE Portal Server Pack のソフトウェアを実行している物理的マシン。 「ホスト」とも呼ばれる。
ポリシー. iPlanet Directory Server Access Management Edition で、組織の Web リソースを保護するための規則を定義する。 ポリシーを割り当てることができるのは、組織およびロールだけ。
メタ情報. 作成者の名前、ドキュメントのタイトル、作成日付などのリソースに関する情報。 リソース記述を生成するときに、検索エンジンのロボットは、ドキュメントのコンテンツに加えてメタ情報も使用する。
リソース. Uniform Resource Locator (URL) によって特定することのできる、Web ページ、ドキュメント、または FTP ディレクトリなどのネットワーク上にあるアイテム。 リソースはドキュメントとも呼ばれる。
リソース記述 (RD). URL を介してリソースに対応する、属性と値をペアにしたリスト。 リソース記述は、エージェントが自動的に生成するか、または手作業で書き込むことができる。 リソース記述のリポジトリが完成すると、サーバはこれをリソース記述メッセージを介してエクスポートし、WWW エージェントがプログラミング手法で、リソース記述を検出し取得できるようにする。 リソース記述は SOIF 形式で保存される。
リソース記述メッセージ (RDM). リソース記述と呼ばれる、ネットワークでアクセス可能なリソースに関するメタデータの、検出および取得を行うメカニズム。
リバースプロキシ. クライアントとサーバ間の双方向で URL の書き換えと変換を実行するプロキシ。 クライアント側に存在するプロキシと異なり、リバースプロキシはネットワークのサーバ側に存在する。 Sun ONE Portal Server では、リバースプロキシは Sun ONE Portal Server Secure Remote Access Pack に存在する。
リライタ. リライタは、URL リファレンスを HTML、Javascript、XML、および HTTP ロケーションヘッダー (リダイレクション) などの、さまざまな Web 言語に書き換えるための Java クラスライブラリを提供する。 リライタは iPlanet Directory Server Access Management Edition サービスの保存規則を定義し、書き換え方法およびデータをどのように書き換えるか指定する。 リライタには、これらの規則を編集するための、管理コンソールモジュールも含まれている。
列挙. ロボットがリソースを検索するときに、ハイパーテキストリンクを抽出してたどる動作フェーズ。
ロボット. ネットワークの特定部分に存在するすべてのリソースを検出するプログラム。
ロボットアプリケーション関数 (RAF). ロボットのフィルタ定義ファイルで使用可能な関数。 ユーザ定義可能なロボットアプリケーション関数は、プラグイン関数とも呼ばれる。 これらの関数は指示語によって呼び出される。
ロール. iPlanet Directory Server Access Management Edition の場合、ロールのグループ化は特定の操作の選択を示す。 ユーザまたはサービスにロールを適用すると、当事者は操作を行うことができる。 たとえば、ある特権を従業員ロールまたは管理者ロールに制限してこれらのロールをユーザに適用すると、そのユーザのアクセス可能範囲は、ロールによって認可された特権に限定される。 ロールはアクセス制御命令 (ACI) を使用して定義する。
ユーザ ID. システムがユーザを認識するために使用する名前。
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最終更新日 2002 年 8 月 29 日