この章では、Sun Java Desktop System Release 2
をインストールする前に実行する作業について説明します。
完全なインストールを行うには、以下のものが必要です。
次の最小システム構成を満たすパーソナルコンピュータ (PC)
|
推奨 |
最小 |
---|---|---|
プロセッサ | 600 MHz 以上の Pentium III と互換のプロセッサ |
266 MHz 以上の Pentium II と互換のプロセッサ |
ハードディスク |
6G バイト |
4G バイト |
RAM |
256M バイト |
128M バイト |
ディスプレイ解像度 |
1024 x 768 |
800 x 600 |
PC はインストール CD から直接起動できる必要があります。 CD からの起動プロセスは、システムによって異なります。 問題が発生した場合は、ご使用の PC のマニュアルを参照してください。
インストールには、PC に関する次の情報が必要です。
ユーザー名
ネットワーク構成情報
ディスクパーティション情報
ISP 構成情報
インストールには少なくとも 45 分かかります。 インストール作業中にシステムがハングアップしたように見えた場合でも、インストールプロセスを中断しないでください。
Java Desktop System
のインストール時に PC 上にデュアルブートを設定することができます。
工場出荷時のほとんどの Microsoft Windows インストールはハードディスク上の容量をすべて占有しているため、Linux 用の空き容量は残されていません。 そのため、Java Desktop System
インストール構成プログラム (Configurator
) は Linux オペレーティングシステムをインストールするためのパーティションを作成します。
各オペレーティングシステムは固有のファイルシステムを持っているので、別のオペレーティングシステムがそのファイルシステムを読み取れないことがよくあります。 Configurator
は、Microsoft Windows で使用される FAT32 ファイルシステムを読むことができます。
Linux はそれ自身のパーティションを必要とし、また Microsoft Windows はパーティションのサイズを変更できないため、Configurator
はハードディスクを調べて適切なパーティション設定を提案します。
インストールされている Windows が NTFS ファイルシステムをサポートしている場合も同様に、固有のカスタムパーティションを作成することができます。 この場合、パーティションのサイズを変更できないため、Configurator
は既存のパーティションを置き換えるように提案します。 ただし、パーティションのサイズを変更する他社製のアプリケーションを使用すると、現在の Windows パーティションをそのまま残すことができます。
デュアルブートシステムを作成する場合は、次の点を考慮してください。
保持したいファイルは、すべて CD にバックアップする。
インストールされている Windows が FAT 32 ファイルシステムを採用しているかどうかを確認する。