Mozilla は、数々の賞を受賞したオープンソースでクロスプラットフォームのインターネットアプリケーションスイートです。Web ブラウザ、電子メールクライアント、アドレス帳、Web ページの Composer およびチャットアプリケーションを含み、国際的なサポート体制が整っています。特別な機能には、プロファイルのローミング、ユーザ補助機能が含まれます。 詳細は、www.sun.com/software/solaris/browser/ をご覧ください。
リリースノート
新機能とは?(以前のバージョンとの違いと、アップグレードする理由)
コミュニティ版 Mozilla との違いは?
インストールガイド
Sun Java™ Desktop System (Solaris オペレーティングシステム版) Mozilla 1.4 をインストールする手順の説明
トラブルシューティングガイド
技術的な問題がありますか?トラブルシューティングガイドで解決方法を検索してください。
フィードバック
サポート
Copyright 2004 Sun Microsystems, Inc., 4150 Network Circle, Santa Clara, California 95054 U.S.A. All rights reserved. Sun、Sun Microsystems、Java、SunOS、OpenWindows は、米国およびその他の国に おける米国 Sun Microsystems, Inc. (以下、米国 Sun Microsystems 社とします) の商標もしくは登録商標です。 すべての SPARC 商標は、米国 SPARC International, Inc. のライセンスを受けて 使用している同社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。 SPARC 商標が付いた製品は、米国 Sun Microsystems 社が開発したアーキテクチャに基づくものです。
新機能
Sun Mozilla チームでは、パフォーマンス、安定性、Web サイトとの互換性、標準のサポート、および操作性の向上のために常に努力しています。
プロファイル:
プロファイルのローミング - ローミングサーバを介して任意のコンピュータ上のプロファイルにアクセスできます。[プロファイル]には、ブックマーク、Cookie、アドレス帳、設定などが含まれます。 プロファイルの切り替え - ユーザは、プロファイルを「ホットスワップ」できるようになりました。この機能は、ツールメニューの[プロファイルを切り替え]を選択することで実行できます。
メール
スパムメールへの対処 - ジャンクメール対応のコンテキストメニュー項目[ジャンクメールの削除]を始め、ジャンクメール制御用の改善が多数加えられました。 また、ジャンクメールの分類機能も提供されます。 最初に「トレーニング」をいくらか積むだけで、クライアントはスパムを識別して必要なメッセージから隔離できます。 詳細は、[Mozilla スパムフィルタリング]ページを参照してください。 リッチテキストの編集 - ユーザは、HTML メールの標準設定のフォント、サイズおよび色を指定できるようになりました。
画像処理
自動サイズ調整機能 - 自動サイズ調整機能を使用することで、画像のフルサイズ表示とウィンドウに合わせた表示の切り替えが可能になりました。画像をクリックすると、自動サイズとフルサイズが切り替わります。この機能は、[設定]内の[表示]パネルから有効または無効にできます。 画像のブロック - 画像のブロック/ブロック解除機能をより柔軟に制御できるようになりました。ユーザは、「画像を表示」してブロックまたはアンロードされた画像を確認できます。
画像と表の動的なサイズ変更 - Composer では、画像およびテーブルをクリックしてドラッグすると動的にサイズを変更できるようになりました。画像を選択するか表の内部にカーソルを配置すると、8 つのサイズ変更ハンドルが表示されます。このハンドルをマウスでクリックしてドラッグし離すだけで、画像や表のサイズ変更を行えます。ツールヒントに、リアルタイムで目的のサイズと相対的な変化がピクセル単位で表示されます。
ブラウズ
ブックマーク - ブックマークには、ルートレベルフォルダが含まれるようになりました。また、同一の場所を示す 2 つの異なるブックマークの使用、ブックマーク マネージャやブックマークの Sidebar へのサイトアイコンの表示、区切り線へのラベル設定が可能になりました。 起動 - 最初のウィンドウ、新しいウィンドウ、新しいタブに対して、[空白ページ]、[ホームページ]、または[最後にアクセスしたページ]を指定できます。 ポップアップのブロック - 機能が整理され、使い勝手が向上しました。 入力文字列の検索 - 検索対象を入力するだけで、一致する文字列が自動的に強調表示されます。 ハイパーリンクとテキスト検索の両方に対応した設定パネル ([編集]> [設定] > [詳細] > [キーボードナビゲーション]) が新たに追加されました。
プロキシ - プロキシサーバを使用して到達できない場合、プロキシ自動設定 (PAC) のフェイルオーバーにより、直接接続を試みます。
チャット - ChatZilla IRC クライアントに、Mozilla の完全な設定パネルが表示されるようになりました。
Newsgroups - フィルタ機能が追加されました。
Sun による Mozilla のリリースとコミュニティによるリリースとの違いは?
ユーザ補助機能
Mozilla Web ブラウザのすべての機能を、あらゆる人が自由に使用可能
ビジュアル - 拡大フォントおよび Gnome と互換性のあるハイコントラストのテーマをサポート キーボードナビゲーション - Mozilla ブラウザのすべての機能にキーボードだけでアクセス可能 (マウスは不要) アシスタントテクノロジ - Gnome デスクトップの新しいバージョンに搭載予定のアシスタントテクノロジ (画面リーダー、画面拡大鏡、スクリーンキーボード) と連携して動作する、Gnome ユーザ補助機能フレームワークをサポート
プロファイルのローミング
互換性 - Java Enterprise および標準的な FTP サーバと互換性があり、HTTP、LDAP および FTP プロトコルをサポート 高可用性 - いつどこからでもブックマーク、設定、アドレス帳にアクセス 信頼性 - 変更を加えましたか?複数アクセスに伴う問題を避けるため、衝突を解決
スペルチェック機能
MySpell™ スペルチェックエンジン- Composer および Mail の両方にスペルチェック機能を追加 多言語サポート - さらに辞書が必要な場合、http://www.mozcafe.com/download/index.php で 27 言語が利用可能
印刷
True Type 印刷 - Sun Mozilla は、欧米言語以外の印刷に追加の構成が不要な Postscript ファイルを生成
Kerberos
シングルサインオン
セキュリティ保護: Kerberos は一部の Web サーバで使用され、イントラネットでシングルサインオン機能を拡張する認証サービスです。この方法を使用する主な利点は、「基本」認証方法より高いセキュリティが保護されており、名前とパスワードの組み合わせをユーザが入力する必要がないことです 注意: この認証方法を使用するには、クライアントとサーバの両方で Kerberos を使用するよう構成する必要があります
バグ修正
Sun の Mozilla - コミュニティバージョンでは見つかっていない 100 以上のバグの修正を含む
コアダンプファイル - コアダンプを保存して送信し、分析できるのは Sun の Mozilla だけ
既知の問題点
Flash 6
発色数を 256 色 (8 ビット) に設定した場合、Flash 6 ではテキストが表示されません。 発色数を 16 ビット以上に設定した場合、この問題は発生しません。
CDE
発色数を 256 色 (8 ビット) に設定した場合、UI は正しく表示されません。 発色数を 24 ビット以上に設定した場合、この問題は発生しません。
注意: 現在の設定を確認するには、 fbconfig -prconf を使用します。 現在の設定を変更するには、fbconfig -depth <変更する発色数> を使用します。
Real Player
特定の Solaris パッチを適用している場合、Real Player 8.0 プラグインがハングします。バグ 126310 を参照してください。
Linux のパッケージファイル (.rpm) を直接クリックすると、Web サーバと Mozilla の両方が .rpm を RealPlayer メディアとして登録しているため、Mozilla がクラッシュします。RealPlayer プラグインは、無効な rpm ファイルを正しく処理できず Mozilla をクラッシュさせます。ユーザは、リンクを右クリックしポップアップメニューから[リンクに名前を付けて保存...]を選択することでこの問題を回避できます。以下のバグを参照してください。 http://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=215999
プロファイル
プロファイルが壊れている場合、Mozilla で予期しないエラーが発生する場合があります。 この場合、新しいプロファイルを作成してください。
国際ドメイン名およびブックマーク
国際ドメイン名 (IDN) を使用した URL のブックマークは正しく表示されず、
ブックマーク経由ではアクセスできない場合があります。 これは、ブックマークを手動で編集すると解決します。
ヒンディー語
すべてのダイアログボックスで、数値情報がヒンディー語では表示されません。
システム要件
最小要件
OS - Solaris 8 オペレーティングシステム
Desktop - GNOME 2.0 または共通デスクトップ環境 (Common Desktop Environment、CDE)
メモリー: 128M バイト ディスクスペース:
SVR4 - ディスク上の確定サイズ 80MB (インストール中は 262MB 必要、スペースは回復可能) WebStart - ディスク上の確定サイズ 144MB (インストール中は 240MB 必要、スペースは回復可能)
ライブラリ - GTK2 ライブラリ
注意: GNOME 2 デスクトップには GTK 2 ライブラリが含まれます。GTK 2 ライブラリは Mozilla インストーラとともにインストールすることも可能です。
Java - JRE 1.4.2_02
パッチ
Solaris 8 SPARC 108652-66、108921-16、108940-54、112003-03、108773-18、111310-01、 112472-01、109147-24、111308-03、112438-01、111111-03、112396-02、 110386-03、111023-02、108987-13、108528-22、108989-02、108993-22、 108714-07、110380-04、110934-10
Solaris 8 x86 108653-55、108922-16、108774-18、111307-04、111311-01、112473-01、 112439-01、108715-07、111112-03、112397-02、108941-54、108988-13、 108529-22、108990-02、110403-04、110935-10、109148-24、111309-03、 110400-01、111024-02、108994-22
パッチは以下の場所から入手できます。 http://sunsolve.sun.com/pub-cgi/show.pl?target=patchrpts/8 または http://sunsolve.sun.com/pub-cgi/show.pl?target=patches/patch-access
Solaris 9 SPARC Gnome 2.0.0 用 SPARC パッチ ID: Gnome 2.0.2 用 SPARC パッチ ID: 115738-03
Solaris 9 x86
Gnome 2.0.0 用 Intel パッチ ID : 114687-02 Gnome 2.0.2 用 Intel パッチ ID: 115739-03
パッチは以下の場所から入手できます。 http://sunsolve.sun.com/pub-cgi/show.pl?target=patchrpts/9 または http://sunsolve.sun.com/pub-cgi/show.pl?target=patches/patch-access
注意:パッチを検索する場合、最新バージョンを取得できるようにするため、バージョン番号を入力せずに主なパッチ番号だけを入力してください。 たとえば、108664 -02 では -xx がバージョン番号を表すため、108664 を使用します。 パッチを適用する場合、-xx が一番低いバージョンであれば最新のパッチも適用できます。
Solaris OS 用 Mozilla 1.4 のインストール方法 - Web Start 版
Mozilla をダウンロードした後、次の手順を実行してインストールします。 1. 圧縮を解除してファイルを取り出します。 % unzip <インストールパッケージ名>.zip 2. Mozilla のインストールディレクトリに移動します。 % cd MOZinstaller 3. GTK2 ライブラリがシステムに存在しない場合、手順 4 から手順 7 を実行してライブラリをインストールしてください。 修正する必要がない場合は、手順 8 に進みます。
4. まだ root になっていない場合、[su]と入力してから root パスワードを入力して root ユーザになります。 5. GTK2 ディレクトリに移動します。 #
cd GTK2 6. GTK2 ライブラリのインストールスクリプトを実行します。 #
./GTK2install 7. Mozilla のインストールディレクトリに移動します。 #
cd .. 8. Mozilla 1.4 のインストールスクリプトを実行します。 #
./installer 9. 英語以外の言語パッケージをインストールする場合は、[カスタムインストール]を選択する必要があります 10. Mozilla をインストールするディレクトリを指定します。 標準設定では、ホームディレクトリに[mozilla]ディレクトリが作成され、 Mozilla はそのディレクトリにインストールされます。 11. インストールする言語パッケージを選択します。 12. 画面に表示される指示に従って、インストールを行います。 表示される[インストールの一覧]ウィンドウで、 インストールが成功したかどうかを確認してください。 13. [終了]をクリックして、インストーラを閉じます。
14. Mozilla を起動するには、インストールディレクトリに移動して、 次のプログラムを実行します。 % ./mozilla & システムに GTK2 ライブラリが存在せず、Mozilla インストーラスクリプトを一般ユーザとして実行した場合は、次のメッセージが表示されます。 [Sun Mozilla 1.4 requires the GTK2 library, you can install GNOME 2.0 which includes GTK2 or install GTK2 only] [To install GTK2 only, you should go to the GTK2 directory and run GTK2install as root.]
Solaris OS 用 Mozilla 1.4 のインストール方法 - SVR4 パッケージ
GNOME2 (GTK2 を含む) がシステムにインストールされているか、または GTK2 ライブラリがシステムに別個にインストールされていることを確認してください。 1. ファイルを解凍する前に、ファイルの配置先ディレクトリを作成してそのディレクトリに移動し、upzip コマンドを使用してファイルを解凍します。 % mkdir <新しいディレクトリ名> % cd <新しいディレクトリ名> % unzip <インストールパッケージ名>.zip 2. まだスーパーユーザになっていない場合は、[su]と入力してから root パスワードを入力して root ユーザになります。
3. GTK2 または GNOME2 が存在する場合は、手順 5 へ進みます。 GTK2 ディレクトリに移動します。 #
cd GTK2 4. GTK2 ライブラリのインストールスクリプトを実行します。 #
./GTK2install 5. インストールスクリプトを実行して、Mozilla をインストールします。 # ./mozinstall 注意 - Mozilla 1.4 パッケージは、 ワークステーションの /usr/sfw/lib/mozilla ディレクトリにインストールされます。
6. 言語パッケージをインストールします。 インストーラは、インストール可能な言語のリストを表示します。該当する言語パッケージの番号を入力し、Enter キーを押します。 追加する言語ごとにこの手順を繰り返します。0 を入力し Enter キーを押すとインストールを続行します。
7. プロンプトに[exit]と入力してスーパーユーザを終了します。
8. Mozilla を起動するには、インストールディレクトリに移動して、 次のプログラムを実行します。 % ./mozilla &
Mozilla1.2.1 から Mozilla1.4 へのアップグレード
Web Start - Mozilla の古いバージョンを残す場合、Mozilla 1.4 を home ディレクトリ内の別のディレクトリにインストールすると、2 つのバージョンが共存できます。 共存させない場合は、Mozilla 1.2.1 に付属のアンインストールについての指示を参照してください。
SVR4 - Mozilla 1.2.1 SVR4 パッケージ (pkgadd バージョン) をインストールした場合、まず root ユーザになり pkgrm を使用して Mozilla 1.2.1 を削除してから Mozilla 1.4 をインストールします。
注意: Mozilla の以前のバージョンからアップグレードする場合、互換性が失われる問題を避けるため、インストールディレクトリが空でない場合にはディレクトリを削除するよう、Mozilla インストーラによりプロンプトが表示されます。個人のプロファイルや個人的なファイルをインストールディレクトリに保存している場合には[いいえ]を選択します。選択しない場合にはファイルは削除されます。プロファイルを標準設定の場所に保存しているユーザへの影響はありません。
Netscape 4.7x から Mozilla 1.4 への移行
Solaris 用 Mozilla 1.4を試用する際、Netscape 4.7x の使用が影響を受けることはありません。両方のアプリケーションを同時に実行できます。 ただし、同時に 2 つのメールクライアントを使用することはお勧めしません。
Netscape 4.7x と Mozilla 1.4 は、ユーザ情報 (設定、キャッシュファイル、ブックマーク) をそれぞれ異なるディレクトリに記述します。
Netscape 4.7x - ~/.netscape ディレクトリ下 Solaris 用 Mozilla 1.4 - ~/.mozilla ディレクトリ
Netscape 4.7x の設定 (ブックマーク、プロキシサーバ、電子メール設定など) の移行中に、設定ファイル、電子メール設定、およびローカルメールフォルダのコピーが標準設定で作成されます。 ローカルメールフォルダのコピーは、多くのディクス容量を浪費するいわば不要物です。ローカルメールフォルダの移行動作を制御するために、次の 2 つのオプションが用意されています。
オプション 1: Netscape 4.7x で作成されたローカルメールフォルダを再利用します。これにより、ディスク容量を節約できるだけでなく、Netscape 4.7x と Mozilla 間でメールプログラムを切り替えることができます。
注: Netscape 4.7x と Mozilla のメールプログラムを、同じ共有ローカルメールフォルダを使用して同時に実行すると、ローカルメールフォルダのデータが破壊される可能性があります。
オプション 2: (標準設定) Netscape 4.7x と Mozilla 1.4 で異なるローカルメールフォルダを使用して、Netscape 4.7x と Mozilla のメールプログラムを同時に実行できるようにします。 このオプションでは、追加のディスク容量が必要となりローカルメールフォルダが分割されますが、ローカルメールフォルダに格納された全データは維持されます。
上記のオプションは、Netscape 4.7x から Mozilla 1.4 に初めて移行するユーザに提供されます。システム管理者と企業内の管理者は、多岐にわたるユーザに合わせてオプションを決定できます。 管理者は、標準設定をユーザ向けに変更したり、以下の設定を使用して、ユーザによる標準設定の変更を許可するか (または不許可にするか) を選択することができます。
オプション 1 を選択して、ユーザによる標準設定の変更を不許可にする場合は、次のようにファイル <Mozilla のインストールディレクトリ>/defaults/pref/mailnews.js を編集します。
pref("mail.migration.copyMailFiles", false); pref("mail.migration.copyMailFilesPopupWindow", false);
オプション 1 を選択して、ユーザによる標準設定の変更を許可する場合は、次のようにファイル <Mozilla インストールディレクトリ>/defaults/pref/mailnews.js を編集します。
pref("mail.migration.copyMailFiles", false); pref("mail.migration.copyMailFilesPopupWindow", true);
Netscape 6 または 7 から Mozilla 1.4 への移行
Netscape 7 とともに Mozilla 1.4 を安全にインストールできます。Mozilla は Netscape 7 からのユーザデータをインポートできます。Netscape 7 から Mozilla へ移行する場合、Mozilla をインストールしユーザデータの移行を終了した後に Netscape 7 をアンインストールするようお勧めします。 Netscape 6 または 7 のプロファイルは、Mozilla で利用可能です。ただし、Netscape 6 または 7 と Mozilla でプロファイルを共有すると、問題が発生します。
Mozilla は、複数のプロファイルが存在する場合はプロファイルを選択するようプロンプトが表示されますが、そうでない場合は自動的に Netscape のプロファイルを使用します。誤って Netscape のプロファイルで Mozilla を開くことを避けるため、Mozilla をインストールする前に Netscape の[プロファイルマネージャ]を使用して新規の追加プロファイルを作成してください。
注意: Netscape 6 または 7 からアップグレードする場合、以前のバージョンとの互換性が失われる問題を避けるため、インストールディレクトリが空でない場合にはディレクトリを削除するよう、Mozilla インストーラによりプロンプトが表示されます。個人のプロファイルや個人的なファイルをインストールディレクトリに保存している場合には[いいえ]を選択します。選択しない場合にはファイルは削除されます。プロファイルを標準設定の場所に保存しているユーザへの影響はありません。
注意: Mozilla と Netscape 6 または 7 との間では、プロファイルを共有しないよう強くお勧めします。
PATH への Mozilla の追加
PATH 変数がどこに設定されているか確認して、ユーザのパスに Mozilla ディレクトリを追加すると、端末ウィンドウで[mozilla]と入力して Mozilla を起動できます。
パスは、.dtprofile、.login、.bashrc、.cshrcファイルのいずれかに設定できます。
bash シェルの場合: export PATH=$PATH:<Mozilla インストールディレクトリ>
csh シェルの場合: setenv PATH ${PATH}:<Mozilla インストールディレクトリ>
プラグイン
プラグインをダウンロードし、Mozilla の plugin ディレクトリにインストールします
Mozilla のプラグインディレクトリ
Mozilla は以下のディレクトリのプラグインを検索します:
1) 標準設定のプラグインディレクトリは <Mozilla インストールディレクトリ>/plugins 2) 標準設定のユーザプラグインディレクトリは $HOME/.mozilla/plugins 3) ユーザ定義のプラグインディレクトリは、環境変数 [env: MOZ_PLUGIN_PATH]で設定可能 たとえば、"export MOZ_PLUGIN_PATH=~/download/plugins"
Java
Mozilla 1.4 では、Java プラグインは標準設定で有効です。 Java プラグインが動作しない場合、プラグインディレクトリ内に次のファイルへのシンボリックリンクが存在することを確認してください。 SPARC: $JAVA_PATH/plugin/sparc/ns610/libjavaplugin_oji.so x86: $JAVA_PATH/plugin/i386/ns610/libjavaplugin_oji.so
注意: シンボリックリンクを作成せずにファイルをコピーすると、Java がクラッシュします
Real Player
Macromedia Flash
A.
Macromedia Flash Player をシステム全体にインストールすると、コンピュータのすべてのユーザが使用できます
1. システム全体に Macromedia Flash Player をインストールするには、コンピュータで root ユーザのアクセス権が必要です。 2. Macromedia Flash Player ファイル、libflashplayer.so および flashplayer.xpt を Mozilla プラグインディレクトリにコピーします。 3. Mozilla を再起動します。 4. 場所バーに[about:plugins ]と入力するか、[ヘルプ] >[プラグインについて]を選択してインストール状況を確認します。 Macromedia Flash Player が[Shockwave Flash 6.0]と表示されるはずです。
B.
Macromedia Flash Player をユーザのアカウントでインストールします。
1. 1. ユーザアカウントから Mozilla を使用していない場合は、Mozilla を起動して閉じます。これにより home ディレクトリに構成ディレクトリ (.mozilla) が作成されます。 2. Mozilla 構成ディレクトリに[plugins]ディレクトリを作成します。 mkdir コマンドを使用して[cannot make directory: File exists]という警告が表示されますが無視してください。単に、ディレクトリがすでに存在し、作成する必要がないという意味です。 3. libflashplayer.so および flashplayer.xpt をプラグインディレクトリにコピーします。 4. Mozilla を再起動します。 5. 場所バーに[about:plugins ]と入力するか、[ヘルプ] >[プラグインについて]を選択してインストール状況を確認します。 Macromedia Flash Player が[Shockwave Flash 6.0]と表示されるはずです。
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解決方法
トピック |
問題 |
解決方法 |
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インストール |
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パッチ |
"Warning: Required patches are not installed on the system" が表示される |
必要なパッチをインストールします。最新のパッチは以下の場所にあります。 http://sunsolve.sun.com/pub-cgi/show.pl?target=patchpage |
パッチ |
必要なパッチ 106300 がインストールされない。 |
このパッチは 64 ビットの C++ 用の共有ライブラリパッチです。パッケージの SUNWlibCx がシステムに必要です。SUNWlibCx パッケージをインストールするか、パッチ 106300 をインストールせずに、パッチのインストールを継続します。 |
起動 |
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何も起きない |
リモートマシンから Mozilla を起動したときにウィンドウが表示されない。 |
DISPLAY 環境変数にユーザのマシンのディスプレイを設定します。 例: "setenv DISPLAY <ホスト名>:0.0" |
何も起きない |
ウィンドウが表示されない (以前は Netscape 4.X を使用) |
Solaris 用 Mozilla 1.4 は、初回起動時に Netscape 4.X の設定の移行を試みます。Netscape Communicator 4.X の設定が適正に移行されていないために、エラーが発生した可能性があります。~/.mozilla ディレクトリを ~/.mozilla.old に移動してください。効果がない場合は、~/.netscape デイレクトリを ~/.netscape.old に移動して、アプリケーションを再起動します。 |
何も起きない |
Solaris 2.6 で起動すると ウィドウが表示されない |
Mozilla は Solaris 2.6 ではサポートされません Solaris 8 以降だけです |
不正なブラウザ |
Mozilla を起動すると Netscape または FireFox のウィンドウが表示される |
Mozilla を[-P]などのパラメータとともに起動します
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エラー (Error) |
起動時に
エラーメッセージ: "Internal error: unavailable temporary resources" というエラーメッセージが出る |
次の手順を実行して、ユーザのコンピュータのスワップ領域を増やします。
- 端末ウィンドウを開きます。
- su コマンドを使用して、root になります。
- 次のコマンドを入力します。 mkfile -v 100m swapfile_name
- 次のコマンドを入力します。 swap -a swapfile_name
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エラー (Error) |
次の警告がシェル出力に表示される。 Gdk-WARNING **: shmat failed! |
このメッセージが表示されるのは、mozilla -debug 起動スクリプトを実行している場合だけです。このメッセージは、アプリケーション用の共有メモリーが足りないことを示しています。アプリケーションは実行できますが、少し遅くなります。 |
表示 |
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アイコン |
アイコンが正しく表示されない |
テーマをリセットします: [表示]->[テーマを適用]でテーマを選択し、Mozilla を再起動します |
クラッシュする |
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Solaris 9v4 |
クラッシュする |
Solaris 9 update 4 の gtk+-2.0 ライブラリにはバグがあり、ブラウザがクラッシュします。 パッチ 115738-03 以降を入手して修正してください。 |
Flash 6 |
複数の Flash ムービーを再生中にクラッシュする |
システムファイル (/etc/system) 内に以下の行を追加します。
"set shmsys:shminfo_shmseg=your-number-here" これでクラッシュしなくなりますが、Flash ファイルの再生は遅いままです。
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印刷 |
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サイズ変更 |
横長書式の大きなサイズのページを印刷できない |
1. スケールだけを使用します 2. Xprint システムを使用します。 詳細は、xprint.mozdev.org を参照してください |
言語 |
欧米以外の Web ページを印刷すると、文字ではなく空のブロックが印刷される。 |
フォントの検索パスを追加します: pref("font.directory.truetype.1", path) "prefs.js" ファイルは home ディレクトリの ".mozilla" ディレクトリにあります。 |
スクリプト |
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Javascript |
ウィンドウを閉じる関数でタブが閉じない |
prefs.js の設定を次のように変更します: pref("dom.allow_scripts_to_close_windows", true); |
メール |
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IMAP |
一部の IMAP サーバは混合したタイプのフォルダをサポートしない。そのため、このタイプのサーバのフォルダはメッセージあるいはサブフォルダしか保存できないが、Mozilla Mail は混合したフォルダを標準設定でサポートする。これにより、フォルダの作成および削除時に問題が発生する。 |
[編集]->[Mail & Newsgroup アカウントの設定]->[サーバ設定]を開きます。[詳細]をクリックします。[サーバは、サブフォルダとメッセージを含むフォルダをサポートしています。 ]のチェックをはずします |
プロファイル |
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読み込み中 |
プロファイルの読み込み中にクラッシュする (Mozilla の以前のバージョンを実行した場合) |
このディレクトリ内のいくつかのファイルの形式が変更されたため、互換性の問題が発生します。この問題を解決するには、次の手順を実行します。
- 端末ウィンドウを開きます。
- 次のコマンドを入力します。 mv ~/.mozilla ~/.mozilla.old
- ブラウザを再起動します。
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一般 |
Mozilla が異常な動作をする |
プロファイルが壊れると、Mozilla の動作が異常になる場合があります。この場合、新しいプロファイルを作成してください |
プラグイン |
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Java |
inkoveAndWait() を使用してモーダルダイアログを表示するとき、Java 1.4.2 がデッドロックする。 |
inkoveAndWait ではなく invokeLater を使用します。 |
Java |
1.4.2 以前のアプレットをアップデートするには |
以下の操作を実行することをお勧めします。
- 1.4.2 以前のアプレットは J2SE1.4.1 で標準設定のオプションを使用して (つまり、-target 1.4.2 を使用せずに) コンパイルし直します。
- 1.4.2 API に依存しなければ、アプレットはすべてのプラットフォーム (Solaris/Linux/Windows) で正しく動作するはずです。
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チャット |
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IP 解決 |
サーバ名を解決できない |
代わりに IP アドレスを使用してください |
Web Start アンインストール
Web Start を使用して Mozilla 1.4 をインストールした場合、以下の手順を実行します。 % cd <installation directory name> % ./uninstaller
SVR4 アンインストール
SVR4 パッケージ (pkgadd バージョン) から Mozilla 1.4 をインストールした場合、Mozilla を削除するには pkgrm を使用します。 %pkgrm<インストールパッケージ名> 注意: オプションのパッケージは個別に削除し、スーパーユーザとしてログインする必要があります。
X-print 印刷
x-print 印刷を Mozilla で設定する方法
Xprt とは、プリンタおよび FAX 装置などのディスプレイ以外のデバイスでの、X Window システムバージョン 11 用 Xprint 印刷サーバです。
Xprint は拡張された印刷システムであり、X11 アプリケーションがプリンタまたは FAX などのデバイスを使用したり、PostScript、PCL または PDF などの形式で文書を作成することが可能になります。Mozilla などのクライアントから使用できます。
クライアント側で Xprint を設定するには
クライアント側には、Xprint を制御する環境変数 (env vars) があります。 環境変数 ${XPSERVERLIST} は (空白で区切られた) ディスプレイ識別子のリストを含み、 Mozilla にどこの X-print サーバを探すかを知らせます。 例: %export XPSERVERLIST="littlecat:80 bigdog:72" これにより、アプリケーションが littlecat マシンではディスプレイ 80 で、bigdog マシンではディスプレイ 72 で X-print サーバを探すよう指示します。
Xprint サーバを設定するには
Solaris では、Xprint サーバは標準設定でインストールされています。
Xprt [ -ac ] [ -audit level ] [ -pn ] [ -fp fontpath ] [ -XpFile file ] [ -XpSpoolerType spoolername ] [ : display ]
: display
X サーバは指定したディスプレイで動作します。 ホスト上に複数の X サーバが動作している場合、それぞれには固有のディスプレイ番号が必要です。標準的な X サーバ (ビデオ表示用) は、ディスプレイ :0 で動作します。
例: Xprint サーバをディスプレイ 99 で起動するには: %Xprt :99
-fp fontpath
フォントへの検索パスを設定します。このパスは、Xprt がフォントデータベースを検索するディレクトリのコンマで区切ったリストです。
例:
%Xprt :99 -fp \ /usr/X/lib/X11/fonts/TrueType/,\ /usr/X/lib/locale/zh/X11/fonts/TrueType/ &
Xprint サーバの設定方法の詳細は、http://xprint.mozdev.org/docs/Xprt.html またはマニュアルページ (Solaris の場合は "man Xprt" コマンド) を参照してください。
欧米以外のフォントの含まれた Web ページを Mozilla から印刷する方法
欧米以外のフォントを含むページは正しく印刷されない場合がありますが、TrueType 印刷でこの問題を解決できます。
TrueType 印刷とは何か?
Mozilla は FreeType ライブラリを使用して True Type フォントを CID Type 1 フォントに変換します。その後 CID Type 1 フォントを Postscript ファイルに埋め込みます。
TrueType 印刷を設定するには?
以下の場所にある solaris.js ファイルに、それぞれのフォントセットへのパスが記述されている必要があります。 defaults/pref/solair.js
新しい True Type フォントを検索するパスを solaris.js ファイルに追加できます。
標準の設定は次のとおりです。
pref("font.directory.truetype.1", "/usr/X/lib/locale/zh/X11/fonts/TrueType"); pref("font.directory.truetype.2", "/usr/X/lib/locale/zh.GBK/X11/fonts/TrueType"); pref("font.directory.truetype.3", "/usr/X/lib/locale/zh_CN.EUC/X11/fonts/TrueType"); pref("font.directory.truetype.4", "/usr/X/lib/locale/zh_CN.GB18030/X11/fonts/TrueType"); pref("font.directory.truetype.5", "/usr/X/lib/locale/zh_TW/X11/fonts/TrueType"); pref("font.directory.truetype.6", "/usr/X/lib/locale/zh_TW.BIG5/X11/fonts/TT");
新しいフォントパスを追加する場合は、同じ形式を使用します。 pref("font.directory.truetype.<番号>", "<パス/ フォルダの場所>");
韓国語の場合は次のようになります。 pref("font.directory.truetype.7", "/usr/X/lib/locale/ko/X11/fonts/TrueType ");
注意: この機能を利用するには、freetype2 ライブラリのサポートが必要です。 FreeType がインストールされており、システムで "libfreetype.so" へのパスが利用可能であることを確認してください。
Mozilla が libfreetype.so を検索できない場合、次のようにパスを追加します: export LD_LIBRARY_PATH=<libfreetype.so の場所>
Mozilla がクラッシュした場合
Mozilla がクラッシュした場合、以下の手順に従ってデバッグにご協力ください。 これは、 Sun Mozilla バージョン 1.4 だけで行うことができます。Mozilla バージョン 1.2 およびコミュニティバージョンでは行えません。
コアダンプファイルとは何か?
コアダンプファイルは、デバッグに関連したすべてのプロセス情報が含まれています。ハードウェアのレジスタの内容、プロセス状況、およびプロセスデータが含まれます。
どこを検索するか?
プロセスがクラッシュすると、オペレーティングシステムはコアイメージをコアダンプというファイルに書き込みます。通常コアダンプファイルは、(通常のアクセス制御が適用される場合) Mozilla を起動したディレクトリに書き込まれます。
コアダンプファイルが書き込まれないのはなぜか?
2 つの可能性があります。
1. プロセスには、Mozilla を起動したディレクトリに対する書き込み権限がない
解決方法: Mozilla を書き込み権限のあるディレクトリから起動します。
2. コアダンプファイルが、標準設定の最大サイズを超えている
解決方法: ファイルサイズの制限を 'ulimit -c unlimited' を使用して削除します。
コアファイルをどうするか?
直接 mozillafeedback@sun.com にお送りになるか、ファイルを取得できる場所をご連絡ください。プラットフォームに関する完全な情報を含めるようにしてください。 完全な情報は、 'uname -a' で取得できます。
コアファイルの送信が困難な場合は、ファイルを検査して結果を連絡することもできます。 Solaris には、コアファイルの検査に使用できる次のようなツールがあります。 /usr/bin/pstack ./core /usr/bin/pmap ./core /usr/bin/pldd ./core 標準テキスト形式の出力を、mozillafeedback@sun.com までお送りください。
Mozilla - デバッグオプション
制限はありますが、Mozilla をデバッグスイッチ付きで実行すると、管理者が問題を診断するのに便利です。通常モードでは表示されないエラー/警告メッセージが、2 つのスクリプトでは表示されます。debuginfo.sh および checkpatches.sh は、Mozilla を '-debug' オプションで起動した場合に実行されます。debuginfo.sh はシステム情報を出力し、checkpatches.sh は必要なパッチがインストールされているかを確認します。
例:
bash-2.05$ /mozilla/mozilla -debug ------- Running Mozilla 1.4 debug mode------- USER: robin HOSTNAME: eri0 = dart IP ADDRESS: eri0 = 129.158.217.225 HOSTNAME: eri0 = dart IP ADDRESS: eri0 = 129.158.217.225 ARCH: sparc FRAME BUFFER(S): unknown SunOS RELEASE: 5.9 KERNEL ID: Generic_112233-12 MEMORY: 256MB SWAP: 0.0MB total, 0.0MB used, 0.0MB available LOAD AVERAGE:19,? 1 user,? :0.05, 0.01, 0.02 DNS DOMAINNAME: ETHERNET ADDRESS: 0:3:ba:5b:97:f5 HOSTID: 835b97f5 Checking for recommended patches ... ** (mozilla-bin:10798): WARNING **: Size mismatch when converting text from input method: supplied length = 8 , result length = 6 ** (mozilla-bin:10798): WARNING **: Size mismatch when converting text from input method: supplied length = 8 , result length = 6 ** (mozilla-bin:10798): WARNING **: Size mismatch when converting text from input method: supplied length = 8 , result length = 6
.
プロファイルサーバの手動実装
このドキュメントは、プロファイルサーバを既存のサーバではなく専用のサーバに実装することを想定しています。パフォーマンスの向上と他のアプリケーションとの相互干渉を最小限にするために、専用のプロファイルサーバの使用をお勧めします。このドキュメントは、プロファイルサーバを Java Enterprise Web Server (バージョン 6.1 以上) または Java Enterprise Directory Server (バージョン 5.2) のどちらかに実装する方法を提供します。プロファイルサーバは、Java Enterprise サーバの独自の機能には依存しないため、他のサーバでも稼動しますが、Sun によるテストは行われていません。
どのサーバタイプを使用するか?
プロファイルデータは HTTP、FTP または LDAP サーバに保存できます。どのサーバタイプを選択するかは、既存のインフラストラクチャおよびプロファイルデータに対する管理制御の必要性の程度に大きく左右されます。HTTP および FTP は設定が比較的容易ですが、LDAP の持つ管理機能がすべてあるわけではありません。
HTTP プロファイルサーバを設定するには
HTTP プロファイルサーバで[Remote File Manipulation]を有効にする
- Administration Server を起動し[Administration Server]ページへ移動します。
- [Class Manager]ビューへ移動します。
- [Content Mgmt]タブをクリックします。
- 左ペインで[Remote File Manipulation]を選択します。
- [Activate file manipulation commands]というラベルの下の[Yes]の項目のチェックボックスを選択します。
- 変更を適用します。
[Profile Roaming]にルールを追加する
- [Server Manager]ビューへ移動します。
- [Preferences]タブをクリックします。
- 左ペインの[Restrict Access]を選択します。
- アクセス制御規則を追加して ACL ファイルを編集します。
注意: ローミングアクセスファイルが保存されているディレクトリに対するアクセス権限がユーザにあることを確認してください。
LDAP プロファイルサーバを設定するには
-
Directory Server を停止します。
- 下の一覧に表示されているプロファイルサーバスキーマを LDAP サーバに追加します。
注意: Java Enterprise LDAP Server にはスキーマが標準設定で含まれています。
スキーマを表示
# ns-mcd-li-schema.conf # # Profile Server schema #
attribute nsLIPtrURL |
2.16.840.1.113730.3.1.399 |
ces |
attribute nsLIPrefs |
2.16.840.1.113730.3.1.400 |
ces |
attribute nsLIProfileName |
2.16.840.1.113730.3.1.401 |
cis |
attribute nsLIData |
2.16.840.1.113730.3.1.402 |
bin |
attribute nsLIElementType |
2.16.840.1.113730.3.1.403 |
cis |
attribute nsLIServerType |
2.16.840.1.113730.3.1.404 |
cis |
attribute nsLIVersion |
2.16.840.1.113730.3.1.405 |
integer |
attribute nsServerPort |
2.16.840.1.113730.3.1.280 |
cis |
objectclass nsLIPtr oid 2.16.840.1.113730.3.2.74 requires objectclass allows nsLIPtrURL, owner objectclass nsLIProfile oid 2.16.840.1.113730.3.2.75 requires objectclass, nsLIProfileName allows nsLIPrefs, uid, owner objectclass nsLIProfileElement oid 2.16.840.1.113730.3.2.76 requires objectclass, nsLIElementType allows owner, nsLIData nsLIVersion objectclass nsLIServer oid 2.16.840.1.113730.3.2.77 requires objectclass, serverhostname allows description, cn, nsServerPort, nsLIServerType, serverroot
- Directory Server を再起動します。
- プロファイルを保存するルートエントリを作成します。すべてのユーザプロファイルを 1 つのルートエントリの下に保存できるため、[プロファイルのローミング]の設定と管理を簡単に行えます。ルートエントリには任意のオブジェクトクラスを含めることができますが、標準的にはオブジェクトクラス[orgazinationalUnit]を含めます。
- ルートプロファイルエントリにアクセス制御を設定し、エントリおよびそのサブノードの両方に対して読み取りおよび書き込み権限を付与します。読み込みアクセス権があると、ユーザはローカルコンピュータにプロファイルデータをコピーできます。この方法により、1 つのアクセス制御規則を使用してすべてのユーザに認証されたアクセス権を付与できます。以下に例を示します。
例: (target="ldap:///ou=Roaming,o=mcom.com")(targetattr!="nsLIPrefs")(version 3.0; acl "Roaming"; allow (all) userdnattr ="owner"; )
- 使用するサーバによっては、個別の管理ツールを使用してこの ACL を設定することもできます。
-
プロファイルのルートの下に、nsLIProfile エントリを作成してそれぞれのユーザにプロファイルを作成します。以下は、pete というユーザのプロファイルエントリを作成する場合に使用する LDIF の例です。
例: dn: nsLIProfileName=pete,ou=Roaming,o=myCompany changetype: add objectclass: top objectclass: nsLIProfile nsLIProfileName: pete owner: uid=pete,ou=People,o=myCompany
-
ブラウザが認証するユーザのユーザエントリを作成します。下の例に示すようにユーザ用の新しいエントリを作成するか企業のディレクトリからプロファイルサーバにユーザエントリをレプリケートできます (推奨)。
例: dn: uid=pete,ou=People,o=myCompany changetype: add objectclass: top objectclass: inetOrgPerson cn: pete userpassword: myPassword
プロファイルサーバの設定
プロファイルサーバには一連のブラウザの設定が新しく含まれているため、数々の機能の制御に使用できます。たとえば、機能を有効にする設定を行うまたはロックする、プロファイルサーバまたは企業ディレクトリの場所を設定する、サーバとの間で転送可能なユーザを定義する、などがあります。
[プロファイルのローミング]は 2 つの場所で設定可能
- プロファイルサーバ上でプロファイルサーバコントロールを使用
- ブラウザの[設定]ウィンドウ (ユーザによる設定)
ブラウザは、プロファイルサーバを介して提供される他のユーザ設定とともに、アクティブなユーザプロファイルですべてのプロファイルサーバの設定を特別なファイル、"prefs.js" に保存します。
以下の表は、設定可能なプロファイルサーバの設定すべてのリストです。プロファイルサーバコントロールを使用してサーバ上の設定を行う場合、直接設定で作業する必要はありません。代わりに、[Profile Server Console]の グラフィカルユーザインタフェースを使用できます。
設定 |
設定により転送を許可または不許可にするファイル |
|
|
roaming.files.abook.mab |
アドレス帳 |
roaming.files.history.mab |
集積アドレス帳 |
roaming.files.bookmarks.html |
ブックマーク |
roaming.files.cookies.txt |
Cookie |
roaming.files.cookperm.txt |
Cookie 許可 |
roaming.files.history.dat |
ブラウザの履歴 |
roaming.files.mimeTypes.rdf |
ヘルプアプリケーション設定 |
roaming.files.panels.rdf |
Sidebar パネルリスト |
roaming.files.localstore.rdf |
ウィンドウ設定 |
roaming.files.liprefs.js |
ユーザ設定 |
roaming.files.mailViews.dat |
メールビュー設定 |
roaming.files.training.dat |
ジャンクメールの振り分け |
roaming.files.filter |
メールの振り分け |
|
注意: [Profile Server Console]のグラフィカルユーザインタフェースを使用することもできます。 |
注意: アドレス帳、ブラウザの履歴などのファイルはサイズが大きくなる場合があります。 このファイルの転送によりネットワークのパフォーマンスに悪影響がある場合、サーバサイドでこの設定を false にすることを検討してください。
詳細機能
プロファイルサーバは以下の機能もサポート
- レプリケーション - パフォーマンスの向上とデータの完全性を保ち、[プロファイルのローミング]はレプリケートされた LDAP サーバと互換性があります。ブラウザクライアントにおいてレプリケートされたサーバを指定するだけで、マスターサーバへの書き込みは自動的に処理されます。(DNS ラウンドロビン技術を使用して、負荷をレプリケートされたサーバ間で分散させることが可能)
- サイド設定 - [プロファイルのローミング]の LDAP プロファイルエントリを読み込む場合、ブラウザは、管理者が nsLIPrefs 属性で設定する設定内容を引き出すこともできます。
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