日本語入力方式の概要と移行

快適な変換を実現する高度な日本語処理技術

格フレーム処理

文章の差異による同音語の違いを的確に判断して変換します。

「その制服が彼女に合う」と「その先生が彼女に会う」の 2 つの例文の差異から「あう」という同音語の違いを的確に判断して変換しています。

係り受け関係の解析

それぞれの文節が文章の中でどのような係り受け関係になっているかを解析し、高い変換効率を実現しています。

窓を夜が明けるまでに開けておきました。

「窓を」が「開けておきました」に、「夜が」が「明けるまでに」に係っているのを正しく認識します。

文節区切りの判断

構文意味解析により、判断しづらい文節の区切りも的確に判断します。

「今日は歯を磨いた」、「今日母を訪ねた」

「磨いた」、「訪ねた」の動詞の違いにより、文節の区切りを正しく判断しています。

ATOK12の日本語処理技術について

最先端技術の搭載だけでなく、地味に思われがちな処理も着実に強化して、より一層快適な変換を実現しています。

たとえば、ATOK12 では、数字交じりの文章もより正確に変換できます。

「ミュージカルの第 1 次選考会が午後 1 時より始まります。」「ホテルの 2 階で第 2 回懇親会が開かれます。」