ATOK12 ユーザーズガイド

付録  B 留意事項

この章では、ATOK12 を使用する上での留意点について説明します。

ATOK12 使用上の留意点

辞書ユーティリティの使用する単語ファイルのコードセット

辞書ユーティリティへの入力に使用する単語ファイルは、日本語 EUC (eucJP) または Unicode (UCS-2) で記述してください。辞書ユーティリティから出力される単語ファイルのコードセットは、「Unicode で出力する」を選択した場合は Unicode (UCS-2)、「Unicode で出力する」を選択しなかった場合は日本語 EUC (eucJP) となります。

単語ファイルの内容を表示したり編集したりする場合は、ロケールに応じて iconv コマンドでコードセットを変換してください。

コード入力と記号入力での区点によるユーザー定義文字の指定

コード入力と記号入力でコード体系として「区点」を選択した場合、PCK (シフトJIS) の 2 バイト文字のコード範囲に 1 区から 120 区までの区番号を割り当てた体系が使われます。

このため、ユーザー定義文字を入力する場合は次の表の右端の値を区として指定してください。

 入力したい文字が属する区 日本語 EUC での割り当て 指定する区
 ユーザー定義文字 1 区 JIS X 0208 85 区 95 区
 ユーザー定義文字 2 区 JIS X 0208 86 区 96 区
   :    
 ユーザー定義文字 10 区 JIS X 0208 94 区 104 区
 ユーザー定義文字 11 区 JIS X 0212 85 区 105 区
 ユーザー定義文字 12 区 JIS X 0212 86 区 106 区
   :    
 ユーザー定義文字 20 区 JIS X 0212 94 区 114 区