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接続点識別子。ap_id は、システムの接続点の種類と位置を指定する一意の値。識別子には、物理識別子と論理識別子の 2 種類がある。物理接続点の識別子には完全指定のパス名が含まれ、論理接続点の識別子にはその短縮形表記が含まれる。
cfgadm は、Sun Fire ミッドレンジシステムで動的再構成を行う重要なコマンドである。このコマンドとそのオプションの詳細は、cfgadm(1M)、cfgadm_sbd(1M)、および cfgadm_pci(1M) のマニュアルページを参照。
インターネットプロトコルのマルチパス。複数のネットワークインタフェースカードがシステムに接続されているとき、負荷均衡によって継続的にアプリケーションを利用できるようにする。ネットワークアダプタで障害が発生し、代替アダプタが同じ IP リンクに接続されている場合、システムは、故障したアダプタから代替アダプタに全ネットワークアクセスを切り替える。複数のネットワークアダプタが同じ IP リンクに接続されている場合は、ネットワークトラフィックの増加が複数のネットワークアダプタ全体に拡大し、それによりネットワークのスループットが改善する。
デバイスドライバが DR に対応するには、ユーザースレッドの停止、DDI_SUSPEND 呼び出しの実行、クロックの停止、および CPU の停止を実行する機能を備えている必要がある。
一時停止に対して安全なデバイスは、オペレーティングシステムが休止状態にある間、メモリーへのアクセスもシステムへの割り込みも行わない。ドライバがオペレーティングシステムの休止 (一時停止/再開) をサポートするときは、「一時停止に対して安全な」ドライバとみなされる。また、一時停止要求が正常に完了すると、一時停止要求が出されてそのデバイスが開いている場合でも、そのドライバが管理するデバイスはメモリーにアクセスしない。
一時停止に対して危険なデバイスは、オペレーティングシステムが休止状態にある間、メモリーへのアクセスやシステムへの割り込みを実行できる。
オペレーティングシステムの短時間の一時休止。これにより、ページング不可能な OpenBoot PROM (OBP) またはカーネルメモリーを持つシステムボードで、構成解除および切り離し操作が可能になる。操作の重要な段階では、バックプレーンでのすべてのオペレーティングシステムとデバイスの動作を数秒間停止する必要がある。
システムがボードの監視を停止して、スロットの電源が切断されること。この状態でボードの電源プラグを抜くことができる。
デバイスドライバは DDI_DETACH をサポートしており、デバイス (入出力ボードや SCSI チェーンなど) は、切り離すことができるように物理的に配置されている。
オペレーティングシステムからボードが論理的に切り離されて、関連するデバイスドライバがオフラインになること。環境の監視は続けられるが、ボード上のデバイスをシステムで使用することはできない。
システムに認識されている接続デバイスの集まり。構成が更新されるまで、システムは物理デバイスを使用できない。オペレーティングシステムはボードに機能上の役割を割り当てて、そのボードのデバイスドライバと接続デバイスのデバイスドライバをそれぞれ読み込む。
オペレーティングシステムはボードに機能上の役割を割り当てて、そのボードのデバイスドライバと接続デバイスのデバイスドライバをそれぞれ読み込む。
受容体 (スロット) または占有装置 (ボード) のどちらかの操作状態。
ボードがスロットに装着され、電気的に接続されていること。スロットの温度はシステムによって監視される。
ボードとそのカードケージスロットをまとめて表したもの。物理接続点は、カードケージスロットのソフトウェアドライバと位置を示す。論理接続点は、物理接続点を参照するためにシステムによって作成された簡易名である。
DR 受容体やスロットを占有する、システムボードやディスクドライブなどのハードウェア資源。
動的再構成 (DR) は、管理者がシステムの電源を切断することなく、(1) システム構成の表示、(2) ポート、記憶装置、またはボードに関する操作の一時停止または再開、(3) システムの再構成 (ディスクドライブやインタフェースボードなどのホットスワップ対応デバイスの切り離しや接続) を実行できるようにするソフトウェア。DR を IPMP や Solstice DiskSuite ソフトウェア (および冗長ハードウェア) と併用すると、サービスプロバイダが既存のデバイスの交換や新しいデバイスの取り付けを行う間に、サーバーではディスクドライブおよびネットワークとの通信を中断なく継続することができる。ボード上のメモリーがシステムの他のボードのメモリーとインタリーブされていない場合には、DR は CPU/メモリーボードの交換をサポートする。
電気的に接続されているシステムボードの論理的な集まり。ドメインは互いに分離しており、相互作用することはない。各ドメインは、自身のオペレーティングシステムを実行し、独自のホスト識別子を持つ。
システムボードを接続および構成してドメインを作成する処理と、システムボードを構成解除および切り離して、システムボードを別のドメインに移動したり不良のシステムボードを交換したりする処理のこと。
ボードの物理的な追加または取り外しに関する DR 操作。「論理 DR」も参照。
Sun Fire E6900 システムなど、特定の Sun Fire システムのモデル。
Sun Fire システムでのドメインの設定、ドメイン間での資源の再割り当て、および各ドメインでの性能の監視を行う処理。
ホットスワップ対応デバイスは、特別な DC 電源コネクタと論理回路を持つ。これにより、システムの電源を切断せずにデバイスを挿入することができる。
ホットプラグ対応のボードとモジュールには、ボードまたはモジュールに電力を供給してからデータピンに電流を通す特殊なコネクタがある。ホットプラグコネクタのないボードやデバイスは、システムの実行中には着脱することはできない。
物理的にハードウェアを追加したり取り外したりしない DR 操作。一例としては、故障したボードを非アクティブ化し、交換用ボードが使用可能になるまで (冷却空気の流れが変わらないように) そのスロットに装着したままにする操作が挙げられる。
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