Sun N1 System Manager 1.3 検出および管理マニュアル

Procedureユーザーのデフォルトロールを設定する (通常の構成)

この作業は、管理サーバーがプロビジョニングネットワークと管理ネットワークの両方にアクセスできる N1 System Manager の通常の構成を対象とします。

ユーザーは、割り当てられたデフォルトロールで自動的に N1 System Manager にログインします。ユーザーのデフォルトロールは、そのユーザーにデフォルトロールとして割り当てられたカスタムロールでもかまいません。必ずしもシステムのデフォルトロールにする必要はありません。システムのデフォルトロールは表 2–3 に示しています。


注 –

管理サーバーを再起動するか、N1 System Manager を再起動すると、root ユーザーのデフォルトロールが自動的に Admin に設定されます。root ユーザーのデフォルトロールに別のロールを設定することもできますが、その割り当ては永続的ではありません。


  1. N1 System Manager にログインします。

    詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。

  2. ユーザーに追加されているロールを表示します。


    N1-ok> show user user
    

    このコマンドを実行するには、SecurityAdmin ロールの権限が必要です。詳細は、『Sun N1 System Manager 1.3 コマンド行リファレンスマニュアル』「show user」を参照してください。

  3. ユーザーのデフォルトロールを設定します。


    N1-ok> set user user defaultrole defaultrole
    

    詳細は、『Sun N1 System Manager 1.3 コマンド行リファレンスマニュアル』「set user」を参照してください。

    N1 System Manager がプロビジョニングネットワークと管理ネットワークの両方にアクセスできる通常の構成で動作している場合は、すべてのユーザーのデフォルトロールとして Admin ロールを割り当てることができます。また、同じ権限を持つカスタムロールを作成することもできます。

    N1 System Manager がプロビジョニングネットワークと管理ネットワークの両方にアクセスできる通常の構成で動作している場合は、ユーザー用に作成するカスタムロールには、N1 System Manager の全機能を使用する権限が必要です。


例 2–2 ユーザーのデフォルトロールの設定

root ユーザーのデフォルトロールを、SecurityAdmin ロールに設定する例を次に示します。


N1-ok> show user root

名前:       root
デフォルトロール: Admin
ロール:      SecurityAdmin, ReadOnly, Admin


N1-ok> set user root defaultrole SecurityAdmin