Sun N1 System Manager 1.3 検出および管理マニュアル

管理対象サーバーのシリアルコンソールへの接続

管理対象サーバーのシリアルコンソールへのリモートアクセスには、 connect server コマンドを使用します。


注 –

ブラウザインタフェースのコマンド行区画では、この操作はサポートされません。connect コマンドにアクセスするには、n1sh シェルを使用してください。


この機能は、OS の配備中や配備前、およびサーバーの電源の再投入中に、診断を行う場合に特に役立ちます。たとえば、OS プロビジョニングジョブを監視する最適な方法は、配備対象のシステムのシリアルコンソールを使用する方法です。この方法では、OS 配備のコンソール出力が表示されるからです。

この操作は、図に示すように、ブラウザインタフェースの「サーバーの詳細」ページから行うことができます。ブラウザインタフェースを使用したサーバーのシリアルコンソールへのアクセスについては、Sun N1 System Manager 1.3 のオンラインヘルプで「サーバーのシリアルコンソールを開く」という項目を検索してください。

この図は、「シリアルコンソールを開く」項目が強調表示された「アクション」メニューを示しています。

管理サーバーでは、管理対象サーバーのシリアルコンソールの出力が、ブラウザインタフェース内で実行されている端末エミュレータアプレットにリダイレクトされます。


注意 – 注意 –

ブラウザインタフェースでシリアルコンソール機能用に使用される端末エミュレータアプレットは、証明書に基づくアプレットの認証を提供しません。またアプレットを使用するには、管理サーバーの SSHv1 を有効にする必要があります。証明書に基づく認証を使用する、または SSHv1 を有効にしない場合は、n1sh シェルから、connect コマンドを実行してシリアルコンソールを使用してください。


シリアルエミュレータが表示され、root プロンプトまたは読み取り専用のプロンプトのいずれかが使用できるようになります。


注 –

管理対象サーバーの電源を切っても、コンソールの接続は切れませんが、管理対象サーバーの電源が入るまで出力は表示されません。


ブラウザインタフェースの「サーバーの詳細」ページからシリアルコンソール機能を使用するには、ブラウザを実行するシステムに Sun Java Plugin 1.4.2 以降がインストールされている必要があります。N1 System Manager でサポートされているブラウザには、Sun Java Plugin 1.4.2 がインストールされていない場合があります。インストールされていない場合は、プラグインをインストールする必要があります。


注 –

Sun Fire X2100 サーバーでは、シリアルコンソールの使用がサポートされていません。


ここでは、管理対象サーバーのシリアルコンソールに遠隔からアクセスする方法を説明しています。


例 5–23 シリアルコンソールへの接続

シリアルコンソールモードの場合、n1sh シェルは、すべてのユーザーの入力をリモートシリアルコンソールに送信されます。N1 System Manager はプラットフォーム固有の終了コントロールシーケンスを阻止したり補完したりすることはありません。connect コマンドは、ブラウザインタフェースのコマンド行区画には実装されていないことに注意してください。connect コマンドは、n1sh シェルでのみ実行できます。

次の例は、root ユーザーとしてシリアルコンソールに接続する方法を示しています。ただし、ServerConsole 権限を持つすべてのユーザーロールで、connect コマンドを実行できます。


% ssh -l root server1.central:6789
password:     

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N1-ok> connect server server1

シリアルコンソールを開くと、OS の配備中または電源の再投入中に、詳細な出力を表示することができます。手順については、『Sun N1 System Manager 1.3 オペレーティングシステムプロビジョニングガイド』「OS プロファイルの配備」および 「管理対象サーバーまたはグループを再起動する」を参照してください。

「シリアルコンソールを開く」メニュー項目が表示されない場合は、SSHv1 が有効化されていません。SSHv1 を有効にするには、n1smconfig ユーティリティーを使用します。『Sun N1 System Manager 1.3 インストールおよび構成ガイド』「N1 System Manager を設定する」を参照してください。