この節では、次の作業について説明します。
サーバーまたはサーバーグループの電源を入れるには、start server コマンドまたは start group コマンドを使用します。サーバーは、ブート PROM が組み込まれている場合に起動します。ブラウザインタフェースの「グループ別のサーバー」ページにある「アクション」メニューを使用して、起動処理を開始することもできます。詳細は、Sun N1 System Manager 1.3 のオンラインヘルプを参照してください。
構文とパラメータの詳細は、N1–ok コマンド行で help start server または help start group と入力してください。
N1 System Manager にログインします。
start server コマンドまたは start group コマンドを使用します。
N1-ok> start server server |
サーバーの電源が入り、ブート PROM が組み込まれている場合は、サーバーが起動します。構文については、『Sun N1 System Manager 1.3 コマンド行リファレンスマニュアル』の「start server」を参照してください。
N1-ok> start group group |
グループは電源が投入され、ブート PROM が設定されている場合は、グループ内の管理可能なサーバーが起動します。グループが大きいほど、ジョブの完了に時間がかかります。構文については、『Sun N1 System Manager 1.3 コマンド行リファレンスマニュアル』の「start group」を参照してください。
RSC サーバーは、起動に数分の時間がかかる場合があります。RSC サーバーの起動または再起動が実際に完了してサーバーの OS が実行される前に、ジョブのステータスに、サーバーの起動または再起動がすでに完了しているというように表示される場合があります。RSC サーバーの起動または再起動の処理が完了してサーバーの OS が実行される前に開始された後続のジョブは失敗します。
RSC サーバーの設定については、『Sun N1 System Manager 1.3 サイト計画の手引き』の「RSC の管理可能なサーバーの準備」を参照してください。詳細は、『Sun N1 System Manager 1.3 Troubleshooting Guide』の「Discovery of RSC Servers」を参照してください。
次の例は、ネットワークから管理対象サーバーを起動する方法を示しています。
N1-ok> start server 10.5.7.2 netboot=true |
次の例は、ネットワークから管理対象サーバーのグループを起動する方法を示しています。
N1-ok> start group dev netboot=true |
管理対象サーバーまたはグループを停止し、電源を切断するには、stop server コマンドまたは stop group コマンドを使用します。サーバーまたはサーバーグループを停止すると、オペレーティングシステムが正常に停止してから、管理対象サーバーの電源が切断されます。管理対象サーバーに OS がインストールされていないか、管理対象サーバーが停止しない場合は、force サブコマンドを使用してサーバーグループの電源を切断できます。
構文とパラメータの詳細は、N1–ok コマンド行で help stop server または help stop group と入力してください。
N1 System Manager にログインします。
次のいずれかのコマンドを入力します。
N1-ok> stop server server |
管理対象サーバーが停止します。構文については、『Sun N1 System Manager 1.3 コマンド行リファレンスマニュアル』の「stop server」を参照してください。
N1-ok> stop group group |
グループが停止します。構文については、『Sun N1 System Manager 1.3 コマンド行リファレンスマニュアル』の「stop group」を参照してください。
N1-ok> stop server 10.0.7.2 This operation is not supported. Please use the force option. N1-ok> stop server 10.0.7.2 force=true Server 10.0.7.2 powered off. |
次の例は、サーバーグループの OS を強制的に停止する方法を示しています。
N1-ok> stop group dev This operation is not supported. Please use the force option. N1-ok> stop group dev force=true Group dev powered off. |
force オプションを使用する場合は、サーバーの再起動の際に、クライアントに対して次のいずれかのファイルシステムチェックコマンドを、サービスプロセッサからアクセスしたコンソールで実行してください。
Solaris OS の場合 : fsck を実行
Linux の場合 : reiserfsck または e2fsck を実行
管理対象サーバーに fsck コマンドを実行する方法については、「サーバーおよびサーバーグループでのリモートコマンドの実行」を参照してください。
オペレーティングシステムを正常に停止してから管理対象サーバーまたはグループの電源を切断するには、reset server コマンドまたは reset group コマンドを使用します。管理対象サーバーの電源が入り、ブート PROM が設定されている場合は、サーバーが再起動します。サーバーに OS がインストールされていないか、サーバーが停止しない場合は、force サブコマンドを使用して強制的にサーバーまたはグループを再起動できます。
構文とパラメータの詳細は、N1–ok コマンド行で help reset server または help reset group と入力してください。
N1 System Manager にログインします。
次に示すコマンドのいずれかを実行します。
N1-ok> reset server server [force=true] |
管理対象サーバーが再起動します。詳細は、『Sun N1 System Manager 1.3 コマンド行リファレンスマニュアル』の「reset server」を参照してください。
N1-ok> reset group group [force=true] |
グループ内のサーバーが再起動します。詳細は、『Sun N1 System Manager 1.3 コマンド行リファレンスマニュアル』の「reset group」を参照してください。
N1-ok> reset server 10.5.7.2 force=true |
次の例は、OS が正常に停止しない場合に、グループ内のサーバーのオペレーティングシステムを強制的にリセットする方法を示しています。
N1-ok> reset group dev force=true |
次の例は、ネットワークから管理対象サーバーを再起動する方法を示しています。
N1-ok> reset server 10.5.7.2 netboot=true |
次の例は、ネットワークからサーバーグループを再起動する方法を示しています。
N1-ok> reset group dev netboot=true |
コマンド例にあるいずれかの force コマンドを使用する場合は、サーバーの再起動の際に、サービスプロセッサで次のどちらかのファイルシステム検査のコマンドを実行してください。
Solaris OS の場合 : fsck を実行
Linux の場合 : reiserfsck または e2fsck を実行
管理対象サーバーに fsck コマンドを実行する方法については、「サーバーおよびサーバーグループでのリモートコマンドの実行」を参照してください。