Sun N1 System Manager 1.3 オペレーティングシステムプロビジョニングガイド

Procedureサーバーまたはサーバーグループにファームウェアアップデートをロードする

ここでは、ブラウザインタフェースを使用してファームウェアアップデートをロードする手順を説明します。この説明のあとに、同じ操作をコマンド行で行う場合の例を示しています。

始める前に

注 –

Sun Fire V20z サーバー用のファームウェア version 2.2 以上は、PIC ファームウェアアップグレードをサポートしていません。PIC ファームウェアのアップグレードは失敗し、ジョブの「ステップ」区画で次のような内容のエラーメッセージが表示されます。「この操作は、server ではサポートされていません。詳細はログファイルを参照してください。」


  1. N1 System Manager にログインします。

    詳細は、『Sun N1 System Manager 1.3 検出および管理マニュアル』「N1 System Manager のブラウザインタフェースにアクセスする」を参照してください。

  2. 「表示の選択」メニューから「すべてのサーバー」を選択します。

    「サーバー」表が表示されます。

  3. 更新するサーバーを選択します。

    チェックマークが表示されます。

  4. 「アクション」メニューから「ファームウェアのロード」を選択します。

    「ファームウェアのロード」ダイアログが表示されます。

  5. 「ファームウェア」メニューから適切なファームウェアを選択します。

  6. 表示されている「追加先」サーバーにファームウェアアップデートを適用するには、「了解」をクリックします。

    ダイアログが閉じます。

  7. 「ジョブ」タブをクリックします。

    「ジョブ」表に「ファームウェアのロード」ジョブが表示されます。

  8. ジョブ ID をクリックします。

    「ジョブの詳細」ページが表示されます。ジョブの「ステップ」区画に進行状況と結果が表示されます。「ジョブの詳細」ページの「結果」区画の情報で、更新に成功したサーバーを確認します。


    注 –

    完了すると、ハードウェアによって実際のバージョン番号が報告され、ファームウェアのバージョン番号が更新されます。報告されたバージョン番号が元のバージョン番号と異なる場合は、ログに警告が記録されます。


  9. インストールが成功したことを確認します。


    N1-ok> show server server
    

例 6–2 コマンド行でのサーバーへのファームウェアのロード

次のコマンド例は、ファームウェアアップデートをインストールする準備としてサーバーを停止する方法を示しています。


N1-ok> stop server server

次の例は、load コマンドを使用し、サーバーにファームウェアアップデートをインストールする方法を示しています。


N1-ok> load server server1,server2 firmware v20z-bios.sp force true

詳細は、『Sun N1 System Manager 1.3 コマンド行リファレンスマニュアル』「load server」を参照してください。

デフォルトでは、ファームウェアアップデートのモデルおよびベンダーの設定は、インストール用に選択された各管理対象サーバーと一致する必要があります。一致しない場合、アップデートは失敗します。force オプションを指定し、このチェックを回避することができます。ただし、互換性のないファームウェアアップデートをインストールすると、サーバーが使用できなくなる可能性があります。



例 6–3 コマンド行でのサーバーグループへのファームウェアのロード

次のコマンド例は、ファームウェアアップデートをインストールする準備としてサーバーグループを停止する方法を示しています。


N1-ok> stop group group

次のコマンド例は、load コマンドを使用し、サーバーグループにファームウェアアップデートをインストールする方法を示しています。


N1-ok> load group devgroup firmware bios.sp

詳細は、『Sun N1 System Manager 1.3 コマンド行リファレンスマニュアル』「load group」を参照してください。