Sun N1 System Manager 1.3 オペレーティングシステムプロビジョニングガイド

ProcedureWindows OS プロファイルを作成する


ヒント –

OS ディストリビューションの作成時にデフォルトの OS プロファイルが自動的に作成されます。デフォルトのプロファイルは、通常は、コマンド行を使用して、特定のハードウェアと構成パラメータに合わせてカスタマイズする必要があります。既存の OS プロファイルの変更については、「OS プロファイルを変更する」を参照してください。


ここでは、コマンド行インタフェースから OS プロファイルを作成する手順を示します。ブラウザインタフェースから OS プロファイルを作成するには、システムダッシュボードの「タスクへのショートカット」区画の OS プロファイル一覧の下にある「新規」ボタンをクリックします。

始める前に

新しい OS プロファイルを作成するには、OS ディストリビューションが管理サーバーで認識される必要があります。

  1. 使用可能な OS プロファイルの一覧を表示するには、N1–ok プロンプトで show osprofile all コマンドを入力します。


    ヒント –

    ブラウザインタフェースで使用可能なプロファイルの一覧を表示するには、システムダッシュボードの「タスクへのショートカット」区画の OS プロファイル一覧の下にある「編集」ボタンをクリックします。


  2. OS プロファイルを作成するには、次のコマンドを入力します。


    N1-ok> create osprofile osprofile-name os os-name rootpassword rootpassword 
    fullname fullname organizationname organization-name productkey productkey
    [Optional-Windows-Attributes]
    

    条件:

    • fullname は、引用符で囲んだフルネームです。

    • organizationame は、引用符で囲んだ組織名です。

    • os は、インストールする OS ディストリビューションの名前です。

    • osprofile は、OS プロファイルの名前です。OS プロファイルの名前は、一意である必要があり、100 文字以内の数字、文字、および一部の特殊文字を含めることができます。次の特殊記号は使用できません。コンマ、アスタリスク、一重引用符、二重引用符、括弧、疑問符、等号、復帰改行。

    • productkey は、一意の Windows のインストールごとのプロダクトキーです。プロダクトキーは、オペレーティングシステムの CD-ROM のパッケージに記載されています。プロダクトキーは次の形式になっています。11111-11111-11111-1111-11111

      プロダクトキーは、OS を管理対象サーバーにインストールするときに、load server コマンドまたは load group コマンドで設定することもできます。

    • rootpassword では、インストール後にサーバーで使用する root パスワードを指定します。パスワードをコマンド行に表示したくない場合は、疑問符 (?) を入力します。コマンドの実行後にパスワードを入力するプロンプトが表示されます。

    • Optional-Windows-Attributes では、言語、タイムゾーン、ライセンス情報、およびシステムに初めてログインするときに実行するスクリプトなど、さまざまな Windows 固有の詳細を指定できます。Windows の属性については、『Sun N1 System Manager 1.3 コマンド行リファレンスマニュアル』「create osprofile」の「OPTIONAL WINDOWS ATTRIBUTES」の項を参照してください。


例 3–2 Windows OS プロファイルの作成

次のコマンドでは、Windows 2003 Enterprise Edition ディストリビューションの OS プロファイルが作成され、ユーザーがパスワードを入力するプロンプトが表示されます。


N1-ok> create osprofile win2003EE os win2003EE rootpassword ? 
fullname "IamMe" organizationname "MyOrgPlace" productkey productkey
description "win2003EE" licensingmode "perseat" licenseperserver 1 repartition true
wtsallowconnection false wtsenable true wtslicensingmode perseat wtspermissionssetting all
rootpassword: 

create osprofile コマンドが完了したら、次のコマンドで OS プロファイルに関する詳細情報を表示できます。


N1-ok> show osprofile win2003EE
ID:            3
名前:            win2003EE
ディストリビューション:   win2003EE
説明:            win2003EE
使用中:           false
User's Full Name:  
Organization Name: 
言語:          
タイムゾーン:          
Language Group:    
Firstloginscript:  
repartition:                         true
targetpath:                          Windows
oem driver path:   
Windows Licensing Mode:              PerSeat
Licenses Per Server:                 1
Terminal Server Enable:              true
Terminal Server Allow connections:   false
Terminal Server Licensing mode:      PerSeat
Terminal Server Permissions Setting: All
N1-ok>