N1GE ソフトウェアのファイルを N1 System Manager にダウンロードする。
これらのファイルから N1GE のバージョンを作成する。
使用可能な N1GE のバージョンを一覧表示する。
N1GE のバージョンとは、OS 固有の N1GE のtar.gz ファイルと n1ge-6_0u4–common.tar.gz ファイルの組み合わせです。たとえば、Solaris、Linux、および MS-Windows 固有のサーバーごとに異なる N1GE のバージョンが必要です。次の表に、Sun Download Center (SDLC) からダウンロードできる OS 固有の N1GE のバージョンをいくつか示します。この表に示すバージョンが、N1SM でサポートされているバージョンです。ほかのオペレーティングシステムの N1GE のバージョンもあり、N1SM で使用できる場合もありますが、正式にサポートはされていません。
N1GE のプラットフォーム固有のファイル |
プラットフォーム |
Solaris_sparc/tar/n1ge-6_0u4-bin-solaris.tar.gz |
Solaris 7、Solaris 8、Solaris 9 オペレーティングシステム用の Solaris (SPARC プラットフォーム) 32 ビットバイナリ。N1SM は Solaris 7 と Solaris 8 をサポートしていません。 |
Solaris_sparc/tar/n1ge-6_0u4-bin-solaris-sparcv9.tar.gz |
Solaris 7、Solaris 8、Solaris 9 オペレーティングシステム用の Solaris (SPARC プラットフォーム) 64 ビットバイナリ。N1SM は Solaris 7 と Solaris 8 をサポートしていません。 |
Solaris_x86/tar/n1ge-6_0u4-bin-solaris-i586.tar.gz |
Solaris 8 および Solaris 9 オペレーティングシステム用の Solaris (x86 プラットフォーム) バイナリ |
Solaris_x64/tar/n1ge-6_0u4-bin-solaris-x64.tar.gz |
Solaris 10 オペレーティングシステム用の Solaris (x64 プラットフォーム) 64 ビットバイナリ |
Windows/tar/n1ge-6_0u4-bin-win32-x86.tar.gz |
Microsoft Windows (Windows 2000、XP、および Windows Server 2003 用の x86 プラットフォーム 32 ビットバイナリ)。N1SM は Windows 2000 をサポートしていません。 |
Linux24_i586/tar/n1ge-6_0u4-bin-linux24-i586.tar.gz |
2.4 カーネル用の Linux (x86 プラットフォーム) バイナリ |
Linux24_amd64/tar/n1ge-6_0u4-bin-linux24-amd64.tar.gz |
2.4 カーネル用の Linux (AMD プラットフォーム) バイナリ |
サポートする OS に固有の N1GE tar ファイルと n1ge-6_0u4–common.tar.gz ファイルをコピーする必要があります。
N1GE モジュールでは、tar.gz 形式のファイル だけを使用できます。
N1GE のバージョンを作成する前に、バージョンを管理対象サーバーにプロビジョニングするのに使用する管理サーバーが、N1GE のアプリケーションファイルにアクセスできるようにしてください。使用可能な tar ファイルは、前述の表に示しています。
目的の tar ファイルをソースのある場所から N1SM 管理サーバーにコピーします。
N1GE の tar ファイルが管理サーバーで使用可能になったら、これらのファイルを使用して N1SM N1GE のバージョンを作成できます。
N1SM の CLI にアクセスします (「N1SM の CLI のアクセス」を参照)。
N1 Grid Engine ソフトウェアのバージョンの作成には、create application コマンドを使用します。このコマンドの構文は、次のとおりです。
create application application file [file, file...] type GridEngine |
N1GE のバージョンの一意の名前です。例: N1GE6_U4
コピーする N1GE ファイルの絶対パスです。N1GE アプリケーションの *.tar.gz インストールファイルを指定できます。各 N1GE アプリケーションには n1ge-6_0u4–common.tar.gz ファイルが必要です。
アプリケーションの種類です。この場合は GridEngine です。
OS プロファイルの場合とは異なり、N1GE を N1 System Manager にコピーしたときにデフォルトのアプリケーションプロファイルは自動的に作成されません。プロファイルは、create applicationprofile コマンドを使用して自身で作成する必要があります。
グリッドが Solaris 9 SPARC ホストから構成される場合は、バージョンに次のファイルを含める必要があります。
N1-ok>create application N1GE6_U4 file Solaris_sparc/tar/n1ge-6_0u4-bin-solaris.tar.gz,n1ge-6_0u4–n1ge-6_0u4–common. tar.gz type GridEngine |
使用可能なすべての N1GE のバージョンを一覧表示するか、ファイル一覧など、特定のバージョンに関する詳細情報を表示するには、show application コマンドを使用します。
N1SM の CLI にアクセスします (「N1SM の CLI のアクセス」を参照)。
使用可能なすべての N1GE のバージョンを一覧表示するには、次のコマンドを使用します。
show application all type GridEngine |
特定の N1GE のバージョンに関する詳細情報を表示するには、次のコマンドを使用します。
show application application type GridEngine |
N1-ok>show application all type GridEngine |
N1-ok>show application N1GE6_U4 type GridEngine |
サーバーに配備されている N1GE のバージョンは削除できません。配備を取り消すには、unload group コマンドまたは unload server コマンドを使用してアプリケーションプロファイルを先に削除します。
unload group group applicationprofile applicationprofile type GridEngine |
unload server server applicationprofile applicationprofile type GridEngine |
N1SM の CLI にアクセスします (「N1SM の CLI のアクセス」を参照)。
N1 System Manager から N1GE のバージョンを削除するには、次のコマンドを使用します。
delete application application type GridEngine |
N1GE のバージョンの名前です。Create Application コマンドで指定したものです。
プロファイルのアプリケーションの種類です。この場合は GridEngine です。
N1-ok>delete application N1GE6_U4 type GridEngine |
N1GE のバージョンを作成したら、バージョンをサーバーにプロビジョニングする前に、アプリケーションプロファイルを作成し、特定のバージョンに関連付ける必要があります。この作業を行う方法については、次の節で説明します。