Sun Blade 8000 モジュールシステムの監視

この節では、Sun Blade 8000 モジュールシステムの監視について説明します。この節に示す手順に従うには、その前に、Sun Blade 8000 モジュールシステム、および挿入されている Sun Blade X8400 サーバーモジュールが検出されている必要があります。

Sun Blade 8000 モジュールシステムのサーバーグループを表示する

1. N1 System Manager のコマンド行環境にログインします。

   『Sun N1 System Manager 1.3 検出および管理マニュアル』の「コマンド行を使用した N1 System Manager へのアクセス」を参照してください。

2. Sun Blade 8000 モジュールシステムのサーバーグループを表示するには、show group コマンドを使用します。

   N1-ok> show group

   N1 System Manager に登録されている全サーバーグループの一覧が表示されます。ブラウザインタフェースの「グループ別のサーバー」パネルにもサーバーグループの一覧が表示されます。Sun Blade X8400 サーバーモジュールから構成されるサーバーグループは名前が cmm-chassisID の形式なので簡単に区別できます。

   図 2–1 シャーシサーバーグループの表示

   
   

   シャーシサーバーグループは、N1 System Manager 1.3 の論理グループと同じように機能します。N1 System Manager 1.3 の監視対象のサーバーグループの動作と管理については、『Sun N1 System Manager 1.3 検出および管理マニュアル』の第 5 章「サーバーおよびサーバーグループの管理」を参照してください。

   Sun Blade X8400 サーバーモジュールで障害が発生したかどうかを確認するには、このあとに示す手順に従ってシャーシサーバーグループ内の Sun Blade X8400 サーバーモジュールを確認します。次に、「Sun Blade X8400 サーバーモジュールの詳細を表示する」の手順に従って Sun Blade X8400 サーバーモジュールの詳細を表示します。

参照

『Sun N1 System Manager 1.3 検出および管理マニュアル』の「管理対象サーバーとグループの一覧表示」

シャーシサーバーグループ内の Sun Blade X8400 サーバーモジュールを表示する

Sun Blade 8000 シャーシ自体はグループに属しません。Sun Blade X8400 サーバーモジュールだけをグループ分けできます。

1. N1 System Manager のコマンド行環境にログインします。

2. シャーシサーバーグループ内の Sun Blade X8400 サーバーモジュールを表示するには、次のコマンドを入力します。

   N1-ok> show group cmm-groupID

   ここで cmm-groupID は、Sun Blade 8000 シャーシ、および挿入されている Sun Blade X8400 サーバーモジュールを含むグループの名前です。

   グループ内の全 Sun Blade X8400 サーバーモジュールの一覧が表示されます。ブラウザインタフェースの「グループ別のサーバー」パネルにもサーバーグループの一覧が表示されます。

   図 2–2 シャーシサーバーグループ内のサーバーの表示

   
   

参照

『Sun N1 System Manager 1.3 検出および管理マニュアル』の「管理対象サーバーとグループの一覧表示」

Sun Blade X8400 サーバーモジュールの詳細を表示する

1. N1 System Manager のコマンド行環境にログインします。

2. Sun Blade X8400 サーバーモジュールの詳細を表示するには、次のコマンドを入力します。

   N1-ok> show server serverID

   指定した Sun Blade X8400 サーバーモジュールの詳細情報が表示されます。選択した Sun Blade X8400 サーバーモジュールに関する情報は、ブラウザインタフェースの「サーバーの詳細」ページにも表示されます。

   図 2–3 Sun Blade X8400 サーバーモジュールのブレードの詳細の表示

   
   

   「サーバーの詳細」ページには、前の図に示すように、ブレードの詳細情報だけが表示されます。

   • ネットワークブートデバイス — 「ネットワークブートデバイス」を選択すると、次の図に示す「ネットワークブートデバイス」ページが表示されます。「ネットワークブートデバイス」ページには、ブートターゲット識別子の一覧が表示されます。ブートターゲット識別子は、その Sun Blade X8400 サーバーモジュールから使用できる PXE 対応の Ethernet ポートを示します。これらのポートは、シャーシの背面の入出力モジュールにあります。各ブートターゲット識別子は Sun Blade X8400 サーバーモジュール内で一意です。「ネットワークブートデバイス」ページには、Sun Blade 8000 シャーシでの Sun Blade X8400 サーバーモジュールの物理的な位置も表示されます。ネットワークブートデバイスは、PCI バスの検索順序で表示されます。ギガビット Ethernet の入出力モジュールで完全に埋まっている Sun Blade 8000 シャーシでは、Sun Blade X8400 サーバーモジュールあたり最大 12 個のネットワークブートデバイスがサポートされます。

   • 場所の識別子 — Sun Blade X8400 サーバーモジュールが挿入されている Sun Blade 8000 シャーシの識別子です。場所の識別子は、Sun Blade X8400 サーバーモジュールが属するシャーシグループの chassisID 部分と同じです。この識別子は、Sun Blade X8400 サーバーモジュールを別の Sun Blade 8000 シャーシに移動すると変更されます。

   • GUID — Sun Blade X8400 サーバーモジュールに割り当てられた大域的な一意の識別子です。guid は静的であり、Sun Blade X8400 サーバーモジュールを別の Sun Blade 8000 シャーシに移動しても変わりません。

   図 2–4 ネットワークブートデバイス

   
   

   「ネットワークブートデバイス」ページに表示される場所情報は、B8000 シャーシの背面からのものです。次の値が表示されます。

   • Network Expansion Module (NEM) — NEM ポート [N.0, N.1] はシャーシの NEM ポートのラベルに対応します。N は Sun Blade X8400 サーバーモジュールの番号で、0 〜 9 の範囲内です。詳細は、Sun Blade 8000 モジュールシステムのマニュアルを参照してください。NEM ポートは 0 〜 9 ではなく、0 〜 3 の範囲内です。ポート番号は NEM の Ethernet ポートに対応します。

     NEM スロット [0,1,2,3] は、シャーシでの NEM の位置を一番上 (3) から一番下 (0) の順序で示します。

   • PCI Express Module (EM) — EM スロット EMN.a と EMN.b は、シャーシの EM ラベルに対応します。N は Sun Blade X8400 サーバーモジュールの番号で、0 〜 9 の範囲内です。詳細は、Sun Blade 8000 モジュールシステムのマニュアルを参照してください。

参照

『Sun N1 System Manager 1.3 検出および管理マニュアル』の「管理対象サーバーの詳細とサーバーグループに属するサーバーの表示」